宮廷の中で巻き起こる守旧派と改革派の激烈な争い。清国の存亡と人々の命運を賭けた壮絶な物語の終結が迫っていた
記者の岡(小澤征悦)は、文秀(周一囲)を助けようと無理やり外に連れ出す。春児(余少群)は文秀のため西太后(田中裕子)に決死の命乞いをするが・・・
暗殺の首謀者・梁文秀(周一囲)の逮捕が命ぜられることに。しかし文秀は潔く、刑を受けると言い張るのだが・・・
中秋の月を家族で楽しむ宴で西太后捕縛を光緒帝(張博)に提案する文秀(周一囲)。皇帝の迷いを振り払い、計画を動かすことに
一旦は、文秀(周一囲)の説得に応じた袁世凱は守旧派の栄禄に、軟禁する計画を暴露。情報に接した西太后(田中裕子)は、皇帝の廃位・幽閉を決意。改革の道は閉ざされつつあった
光緒帝(張博)の失墜で西太后(田中裕子)の勢力が息を吹き返した。文秀(周一囲)は軍の有力者・袁世凱を皇帝派に引き入れ、西太后(田中裕子)を別荘に包囲・軟禁する計画を練る
西太后(田中裕子)が隠居した後、改革の道を急ぐ光緒帝(張博)。だが、康有為の進言のまま、拙速に改革を進め、皇帝の権威は失墜する。皇帝を支える文秀(周一囲)は果たして・・・
文秀(周一囲)の親友・順桂は義憤に駆られ、単独で西太后暗殺を実行する。春児(余少群)の機転で間一髪助かった西太后(田中裕子)だが、暗殺の黒幕として光緒帝(張博)に疑念を抱く
暗殺は西太后(田中裕子)の意思ではなく守旧派の計画だと読んだ文秀(周一囲)は混乱を防ぐため、楊喜の死を隠す。一方、西太后は栄禄を呼び、暗殺指示を白状させるが・・・
自らの辞職と引きかえに西太后(田中裕子)の引退を望む楊喜。改革前進に安堵する楊だったが、西太后から届いた贈り物の靴には猛毒のサソリが仕込まれていた
改革の勢いを危惧する守旧派・栄禄は、改革派のリーダーである楊喜の暗殺を目論む。不穏な空気を察した春児(余少群)は、文秀(周一囲)に楊の身を守るように伝える
下関での講和が進むなか、科拳の受験者で急進論者の康有為の論文が物議を醸す。その政策案を見た光緒帝(張博)は変革への気持ちを新たにする
西太后還暦式典の年に勃発した日清戦争。宮廷では、戦に積極的な皇帝波(改革派)と講和を目指す西太后派(守旧派)で、対立の激しさが増していく
宮廷の政治に口を出し、西太后(田中裕子)の逆鱗に触れた皇帝側室・珍妃は屈辱的な刑を受ける。そして、文秀(周一囲)は至宝「夜の真珠」を西太后に返すために宮廷へ
日本人記者の岡(小澤征悦)らは、西太后側近の春児(余少群)に取材する。「悪女」という評判とは裏腹に、西太后(田中裕子)の素顔に迫る記事内容が波紋を広げることに
優れた官僚である文秀(周一囲)に恩を売っておきたい西太后(田中裕子)は、結婚祝いとして至宝「夜の真珠」を贈る。皇帝派の文秀(周一囲)はその策略をどう乗り越えるのか・・・
ともに惹かれ合う文秀(周一囲)とミセス・チャン(殷桃)。その最中、文秀の師・楊喜の娘との縁談が持ち上がる。その素性から一緒にはなれないふたりの想いは揺れ動く
出過ぎた態度で西太后(田中裕子)を怒らせた春児(余少群)は棒叩きに。だが、春児が歌う歌を聞き、刑は中止となる。歌には西太后が探し求める秘宝「龍玉」に関する鍵が・・・
頣和園の大修理などで、清国の軍事費が流用される噂が流れる。文秀(周一囲)は、国の内情を憂いつつ、謎の女性ミセス・チャン(殷桃)に惹かれていく
光緒帝(張博)は、側室・珍妃を寵愛し、足しげく通うようになる。正室・隆裕の愚痴にうんざりの西太后(田中裕子)は、厳しく叱責するが、夫婦仲は冷める一方だった