王座を狙うエイ壮(えいそう)は、エイ稷(えいしょく)とビ八子(びはつし)親子の暗殺をたくらむ。魏ジョ(ぎじょ)を抱き込んだエイ壮は、戴冠式にかこつけた酒宴でエイ稷(しょく)を亡き者にしようとするが、罠を見抜いたビ八子は魏冉(ぎぜん)、白起(はくき)とともに阻止へ動く。魏ジョはビ八 […]
エイ壮(えいそう)らの妨害をくぐり抜け、ビ八子(びはつし)と稷(しょく)王子は無事に秦へ帰国する。先王であるエイ蕩(えいとう)の遺言によりエイ稷(しょく)を王に就かせることとなったが、エイ壮(えいそう)ら一派が猛烈に反発。魏ジョ(ぎじょ)もそれに振り回され、反対派のトップに担ぎ出 […]
韓を下したエイ蕩(えいとう)は、周の都洛陽へと向かう。その狙いは、周王を秦へと迎え入れ、天下に覇を唱えることにあった。周王がエイ蕩の申し出を突っぱねたため、エイ蕩は王宮に据えられた九鼎を秦へ持ち帰ろうとする。天下を象徴する宝物、周の九鼎を持ち上げると豪語したエイ蕩は、そのあまりの […]
張儀が秦を去る。母国の魏に到着すると、息子の帰りを待っていたかのように、張儀の母親が息を引き取る。葬儀のあと、張儀は田舎の料理屋で公孫衍(こうそんえん)と再会し、遊説家としての半生を振り返りながら酒を酌み交わす。妃である魏の姫を追い出した上に、王であるにも関わらず力比べに熱を上げ […]
エイ駟(えいし)の死後、秦は着実に変化を遂げつつあった。新王・エイ蕩(えいとう)の外交政策について苦言を呈した張儀だったが、エイ蕩は聞く耳を持たない。エイ蕩は自分の意に添わぬ張儀を遠ざけ、エイ疾(えいしつ)と甘茂を重用しようとする。しかし、張儀が前王の寵臣であるため、思うに任せず […]
張儀がビ八子(びはつし)のもとを訪れるが、趙王の要求により、秦には連れ戻せなくなったことを伝える。エイ駟(えいし)は自分の死期が近いことを考え、エイ疾(えいしつ)に「エイ壮(えいそう)の行動に注意せよ」と命ずる。病床のエイ駟のもとへ?(えん)がやってきて、憎しみもあらわに、「秦の […]
燕の太子平は、斉より援軍を得ると政権奪還を試みるが、子之(しし)に破れ、無念の最期を遂げる。同じ頃、ビ八子(びはつし)親子も身に迫る危険から逃れようと燕を脱出していた。一方、張儀は、趙と同盟すべく趙王に謁見する。秦との同盟の利を説く張儀に対して、懐疑的な趙王は「秦と斉は共に趙の敵 […]
ビ八子(びはつし)と稷(しょく)王子が人質として燕に送られる。張儀は同行するつもりだったが、張儀を少しずつ大任から外していくべきだと考えるエイ疾(えいしつ)の進言により、任務から外されてしまう。魏ジョ(ぎじょ)に見送られながら馬車は出発するが、ビ八子は見送りの中に?(えん)がいた […]
ビ八子(びはつし)は生き別れた息子、?(えん)に会いに行く。しかし、そこにいたのは義渠王であった。邂逅の現場をエイ壮(えいそう)に押さえられたビ八子は、エイ駟(えいし)に死刑を言い渡されてしまう。ビ八子釈放の陳情に来た張儀は、すべてはエイ壮によって仕組まれたものだと釈明する。だが […]
エイ駟は蕩(とう)を激しく叱責し、太子から下ろそうと考えるが、張儀やエイ疾(えいしつ)が反対する。エイ壮(えいそう)に脅された猗蔚は、我が身を守るためエイ壮に情報を提供する。魏冉(ぎぜん)は蕩太子の家を訪れた際、エイ壮に向かって「姐(ビ八子(びはつし))に危害を加える者には容赦し […]
エイ駟(えいし)は、義渠人と乱闘した蕩(とう)太子を叱責する。張儀は乱闘の相手である義渠?(ぎぎょえん)の身柄を確保しようとするが、エイ壮(えいそう)に先手を打たれてしまう。息子である?が咸陽にいることを張儀から知らされたビ八子(びはつし)は、居ても立ってもいられない気持ちになる […]
エイ華(えいか)の墓参りをしたあと、秦王は後継者である太子に誰を立てるべきかエイ疾(えいしつ)に相談する。エイ疾は長子を立てることが妥当だと答え、その意見に従って、蕩(とう)が太子となる。ところが、太子となった蕩(とう)が、母・魏ジョ(ぎじょ)の意に反して楚の娘を見初めてしまうこ […]
エイ駟(えいし)が止めるのも聞かず、張儀は単身、楚へ向かう。商於割譲で張儀にだまされ、戦でも大敗を喫した楚王は、恨みを晴らすべく張儀を投獄してしまう。張儀は牢内で屈原(くつげん)に殺されそうになったところを陳軫(ちんしん)に救われ釈放される。楚を出国する際、張儀は秦での仕官を誘う […]
丹陽の城を守るため、エイ華(えいか)が戦死する。楚の景翠(けいすい)は秦の咸陽を落とすべく進軍するが、またも秦に兵糧を焼かれ、撤退する。秦楚の戦いは秦の勝利となるが、今後、斉の増長を心配した張儀は、あえて楚と盟約を結ぶことが上策と判断。戦勝国であるにもかかわらず、あえて楚に漢中の […]
張儀の離間の計が奏功し、斉軍が撤退した。その結果、エイ華(えいか)の部隊は援軍として丹陽へ向かい、魏章(ぎしょう)の部隊と合流する。籠城する屈丐(くつかい)に対し、魏章は火攻めでこれを攻略したのだった。しかし、楚の名将、景翠(けいすい)は軍を二分し、一方を丹陽の援軍、もう一方を秦 […]
秦から解放された韓朋(かんほう)は、韓王に対し秦と盟約を結ぶよう勧めるが、自責の念から韓朋は自害する。一方、馮高(ふうこう)は盟約を成立させるため自分の命を差し出す決意をし、韓へ向かう。楚との戦が始まる。丹陽城の前に駐留する魏章(ぎしょう)は、敵将屈丐(くつかい)の守る城の中へ突 […]
商於割譲はうそだったと知らされた楚王は激怒し、秦との開戦を強引に決断する。楚との戦に備え、張儀は「斉と同盟する楚に対抗し、秦は魏韓と盟約を結ぶべきだ」と主張、早速魏韓に使者を送る。だが韓王は、秦との盟約締結の条件として、函谷関での戦いで息子、奐(かん)太子を死に至らしめた秦兵馮高 […]
商於を奪還できると信じた楚王は、祝いの宴を行う。席上で楚王の甘さを指摘した屈原(くつげん)は、王の怒りを買う。その頃、秦には巴蜀遠征成功の知らせが入る。療養を理由に楚との盟約締結を先延ばしにしていた張儀は、盟約の文書を楚の使者に渡す。しかしその内容は、約束していた商於の地600里 […]
蜀での行軍中に敵の間者を発見した蕩(とう)王子は単身で襲いかかる。ところが、間者と見間違えたのは若く美しい娘で、蕩は娘にほのかな恋心を抱くのだった。一行は娘の案内で蜀の王宮に到着し、蜀を下す。同じ頃、楚では、子蘭(しらん)王子が?尚(ぎしょう)と屈原(くつげん)失脚について密談す […]
監禁状態から、なんとか楚王への謁見がかなった張儀は、商於と引き換えに楚軍撤退の約束を取り付ける。そのやりとりを聞いていた陳軫(ちんしん)は、張儀の提案がウソであることを見抜く。秦のやり方に失望した陳軫は、密偵役を下りる。正式に盟約を結ぶため、楚の使者とともに秦へ戻った張儀は、落馬 […]