大朝試で首位を得て、ついに凌虚閣で悟りの機会を得た陳長生は、20歳まで生きられないという自らの宿命を変えるために、伝説の達人・周独夫の手記を探し出す。しかし、さまざまな難関を越えて手にした手記に書かれていたのは、思いもよらない方法であった。そんな時、唐棠の口から長生の宿命を聞いた […]
大朝試が終わり、狩りに出かけた陳長生たち。しかし、天海牙児が神器の弓と矢を持ち出して長生をつけ狙う。牙児の放った毒矢を受け、倒れたのは唐棠であった。意識を失い、死を待つばかりの唐棠の姿を見て、自分の気持ちに気づく莫雨。母が残してくれた花嫁の靴を、祈るように見つめるのだった。解毒の […]
大朝試の決勝戦に残ったのは離山剣宗の苟寒食と陳長生だった。2人は教宗の用意した青葉の世界で激突、この小世界の真意をつかんだ長生は、通幽の境地に達し苟寒食を破る。ついに長生は大朝試の首位に立ち、唐三十六と共に天書陵への修行の機会を獲得、聖后より国教学院の新たな院長に任命されるのだっ […]
ついに大朝試が開幕。第一関門で国教学院は妨害を受けるも、長生の活躍により離山剣宗に続き2位で突破、第二関門の迷宮でも長生が謎を解き終点へと到着する。長生に先立ち離山剣宗の苟寒食が旗を奪うが、突如、魔族が現れ離山の弟子は襲われてしまう。そこへ助けに入った長生だったが、その間に終点に […]
大朝試を見据え、聖后の兄の天海承武は息子の牙児に龍の精魂でできた玉佩を渡し、精魂を体に取り込ませ功力増強を図る。精魂が取り込まれたことでダメージを受けた小黒龍を助けるため、一計を講じた陳長生たちは、見事に牙児から玉佩を奪い返す。ついに小黒龍は自由の身となるのだった。その頃、徐有容 […]
家業の帳簿を調べていた唐棠は、唐家が密かに魔族とつながり、武器の商いを行っているのではないかという疑いを深める。一方、陳長生は天海牙児の策略により、無実の罪で神都の牢に捕らえられていた。魔族の南客と黒袍は周園の鍵の在りかを聞き出すために、神都に入り込み牢を襲う。長生に恨みを抱く牙 […]
青雲榜に載る精鋭ばかりが次々と殺され、神都は大騒ぎとなっていた。そんな折、国教学院の正門前で骸が見つかる。因縁のある天道学院の生徒が殺されたとあって、真っ先に陳長生が疑われ、牢につながれることに。しかも凶器は唐家のものと判明し、店が襲われてしまう。実家の汚名をすすごうと意気込む唐 […]
国教学院と離山剣宗の勝負は、陳長生と離山の二番弟子、苟寒食が戦い、激戦の末、長生が勝利をつかむ。両者健闘を称え合う中、有容の折り鶴が飛んできて衆人の前で秋山君との縁談を断る。激怒した聖后は有容に罰を与え、縁談を断られた秋山君はやけ酒をあおる中、南客から魔種を植え付けられてしまう。 […]
教宗に救われ事なきを得た陳長生だったが、またも徐神将の放った刺客に襲われ、小黒龍のいる井戸へと突き落とされてしまう。なんとか一命を取り留めた長生は、小黒龍の協力のもと再度、洗髄の壁に挑む。一方、外ではすでに青藤宴が始まっており、離山剣宗は徐神将に秋山君と徐有容の縁談を申し入れるが […]
青藤宴を前に各学院が準備を進める中、離山剣宗では長老たちが徐家に秋山君と徐有容の縁談を申し込もうという話が持ち上がっていた。二番弟子の苟寒食は他の弟子たちを率いて、青藤宴と大朝試への参加も兼ね、神都へとやってくる。離山剣宗からの縁談話を知った徐神将は、陳長生を始末するため天海牙児 […]
周園の鍵を狙う魔族の軍師・黒袍に襲われた陳長生と徐有容は、黒袍の結界により、絶体絶命の危機に陥ってしまう。しかし長生は有容との協力で黒袍の力の一端を見破り、無事に脱出するのだった。黒袍との戦いの中で、長生は有容が「容児」であることに気づく。長くは生きられないという長生の宿命を明か […]
天鳳の血脈が真龍の血脈以外に心を動かせば破滅が待っている。有容の身を案じた莫雨が一計を案じ、陳長生を寒淵へ突き落とす。水底には、かつて神都を襲った玄霜巨龍が捕らわれていた。死を覚悟しながらも、最後まで諦めることなく龍に語りかける長生。そんな長生に心を許す黒龍。長生は黒龍を自由の身 […]
国教学院の正門の鍵は険しい陣に阻まれ入手できずにいた。そこで唐棠は自ら発明した鎧を着て陣に望むが失敗に終わる。そこへ南客が現れ、周園の鍵と勘違いして陣を破るが、隙をついた唐棠が鍵を奪い、ようやく正門は開かれる。一方の南客は、黒袍より秋山君を操り魔族に引き入れる方法を授かる。そんな […]
玄幽子の小世界に閉じ込められた長生と徐有容だったが、長生が玄幽子の奇門遁甲の陣を破り脱出に成功する。玄幽子は秋山君が始末するが、耶識呼闌も南客に襲われ、謎の言葉を残して死ぬ。長生は丹炉で見つけた奥義から、妖族の経脈を治す方法を見つけるのだった。そんな中、国教学院は大朝試の前哨戦で […]
周園の生存者を捜す徐有容は、山中で助けてもらった若い道士に遭遇、その道士が幼き頃に出会った陳長生であることを始めて知るが、長生は有容だとは気づかずその場を去る。そんな長生は、妖族の経脈を治す丹薬を作るため、玄幽子という妖族の煉丹師の元へ教えを請いに行く。一方の有容も周園の生存者を […]
大朝試に挑戦するには、前哨戦である青藤宴に参加しなければならないことを知った陳長生。そんな時、神都に現れた魔族の刺客によって、妖族の姫・白落衡は深手を負ってしまう。自らを師匠として慕う落衡を救うため、長生は再び自らの血を与える。弟子として迎えた落衡と軒轅破、そして長生の3人で国教 […]
晴れて国教学院の再開を許された陳長生。さっそく修行を始めようとするが、初歩の段階でつまずいてしまう。そんな長生が醸し出す香りに誘われて、妖族の姫である白落衡が学院を訪れる。しかしそこを魔族の暗殺者に狙われ、絶体絶命の危機を迎えるが、異変を察して駆けつけた長生に助けられる。書物で得 […]
天道学院の試験で陳長生は唐家の息子、唐棠と友達になるが、難題を突破するも不合格となってしまう。徐家が学院側に手を回していたのだ。どの学院からも故意に不合格にされた長生は、青藤六院最後の国教学院を訪れる。だが国教学院は19年間も閉鎖されていたうえ、教宗の敷いた剣陣が待ち構えており、 […]
宿命を変えるため山を下りた陳長生だったが、途中、魔族に追われる人族の少女を助ける。名も告げずに別れたその少女こそ徐有容だった。神都に到着した長生は、落落という妖族の少女と知り合い、その後婚約を断りに徐家へと赴くが、あまりに高慢な徐夫人に対し、謝罪がなければ証しは渡さないと言い残し […]
人族、妖族、魔族が共存する世界。山奥で師匠の計道人、兄弟子と暮らす陳長生は、星辰の力を持っており、その血はどんな病でも治せた。ある日、長生は祖父に連れられ命を落としかけていた少女、徐有容と出会う。長生は有容に自分の血を飲ませ、その命を救う。2人は心を通わせるが、有容は祖父に連れら […]