亡き父・班超(はんちょう)の慰霊をすませた班淑(はんしゅく)はまだ見ぬ兄・班勇(はんゆう)のいる洛陽に向けて出立。だが、途中で荷物をなくし、自分の身分を証明できなくなる。そんな時、班超が班淑について記した書物『西域記』が宮中にあると聞いた班淑。彼女は鄧太后(とうたいごう)が皇族・ […]
北方異民族の侵入に悩む後漢の中期。異民族の血を引き西域で育った娘・班淑(はんしゅく)は、西域都護だった父・班超(はんちょう)に会うため中原を目指して旅していた。だが、途中で思いがけず、将軍・衛英(えいえい)に追われる盗賊の頭目・素利(そり)の人質となってしまう。班淑は持ち前の聡明 […]