九爺は衛無忌と共に彼の死を偽装する計画を立てていた。だが、計画が狂ったことで衛無忌は危険な容態に。2本目の矢の毒を解毒するのは至難の業だったが、九爺は自分の体で毒を試すという危険なやり方で解毒剤の調合に挑む。一方、シン月は衛無忌とそっくりな別人の遺体が入った棺に付き添い、建安に向 […]
衛無忌(えいぶき)とシン月(しんげつ)への復讐心を燃やす秦湘(しんしょう)は、自分と衛無忌が手を組むと思わせて、万家が衛無忌の命を狙うように仕向ける。一方、悠都では、衛無忌が命令に背いて出兵した万昴(ばんぼう)を救出しようとして、2本の毒矢を受ける。1本は衛無忌が事前に九爺(きゅ […]
李佶(りきつ)がシン月を襲っているように見えたことから、思わず矢を放った衛無忌。彼に急所を射られた李佶はシン月に看取られて絶命する。これが万家の陰謀だと承知の衛無忌は申し開きをせず、衛無忌をかばった皇帝は李佶の死を不慮の事故と発表し、不本意ながら彼を辺境の悠都(ゆうと)に左遷する […]
シン月(しんげつ)が衛無忌(えいぶき)に出産時の秘密を打ち明ける。そこで初めて、彼女がわざと早産を仕組んだこと、宮中にいるのはすりかえた赤ん坊で、2人の子供は安全な場所に匿われていることを知った衛無忌。彼はシン月に、今後何があっても危険は冒さないでくれと訴える。その後、2人は皇帝 […]
早産で死にかけたシン月は、帰還した衛無忌の腕の中で目を覚ます。そして、彼との再会に喜びと安堵の涙を流したのだった。一方その頃、李佶(りきつ)の父・李達(りたつ)が作戦の失敗を万謙(ばんけん)に叱責され自害したことで、李家と万家が対立する。宮中では、李家を支持して皇太子を廃位させよ […]
衛無忌(えいぶき)を自分の意のままにしたい皇帝は、秦湘(しんしょう)の入れ知恵で、衛無忌の子供を宮中に迎え入れ、皇太子と一緒に育てることを決める。これはシン月(しんげつ)と衛無忌にとって名誉なことだったが、実質、子供を人質に取られるも同然だった。そこで、シン月は九爺(きゅうや)の […]
九爺(きゅうや)はシン月の無実を証明すると皇帝に約束。結果、宮女が1人自殺し、側室の1人が自白して事件は一件落着となる。だが、何者かに毒を盛られたシン月は、釈放されたものの危篤状態に。その後、九爺の懸命の看病でシン月は回復、お腹の子供も事なきを得たのだった。そんな中、毒を盛った犯 […]
衛無忌(えいぶき)は子供が産まれるまでに帰ると約束し、妊娠4ヶ月のシン月(しんげつ)を屋敷に残して旅立つ。その後、シン月は秦湘(しんしょう)の招きで彼女の誕生日祝いの宴に出席する。そこで、秦湘によって卑劣な罠を仕掛けられたシン月。彼女は罠に気づきながらも、それに巻きこまれた黒石( […]
いつになく食が増えたシン月は衛無忌と一緒に食事に出かける。そこで吐き気をもよおし、思いがけず出会った九爺の診察を受けたところ、妊娠したと分かる。シン月も衛無忌も大喜びだったが、このことはしばらく秘密にしておこうと決めたのだった。その頃、辺境の北部で再び羯(けつ)族の勢力が増大、衛 […]
九爺(きゅうや)の容態が悪化していると知ったシン月(しんげつ)は、再び彼の看病をすることに。それを知った衛無忌(えいぶき)は不機嫌になり、行方をくらましてしまう。そんな衛無忌を心配して捜しに出たシン月は、2人の思い出の場所で彼を見つける。そして、衛無忌と仲直りしたシン月は、正式に […]
シン月と喧嘩別れした後、衛無忌は落馬事故で昏睡状態となる。そこで、シン月は九爺に彼の治療を頼む。結果、九爺の尽力で衛無忌は一命を取り留めたのだった。だが、無理をした九爺は体を壊して倒れてしまい、心配したシン月は石舫(せきほう)で一晩、彼に付き添うことに。そして、自分を忘れられずに […]
秦湘(しんしょう)から彼女を殺そうとしたのは昭陽(しょうよう)公主だと打ち明けられた李佶(りきつ)。彼は秦湘のためならどんなことでもすると忠誠を誓う。一方その頃、シン月(しんげつ)は南朝に帰順した羯(けつ)族・漠北(ばくほく)王の息子・黒石(こくせき)と旧交を温めていた。そして、 […]
皇帝が衛無忌に褒美として公主を娶らせようとするが、衛無忌は大胆にも「太平の世が来るまで受け取れません」と断り、シン月を正室にするという誓いを守る。一方、シン月は九爺が石舫(せきほう)を手放すつもりだと知り、「私のためならやめてほしい」と話しに行く。そこで、思いがけず九爺から、「衛 […]
秦湘(しんしょう)を警戒する昭陽(しょうよう)公主は秦湘をお腹の子供もろとも殺そうと企てる。しかし、計画は失敗し、秦湘は李佶(りきつ)の手によって命を救われ、無事に皇子を産み落としたのだった。一方、衛無忌(えいぶき)と一緒にいたシン月(しんげつ)は思いがけず九爺(きゅうや)と再会 […]
自分の敵となる万家の一員である衛無忌とシン月の関係を知った秦湘(しんしょう)。彼女はシン月に自分と衛無忌のどちらを取るのかと迫る。そして、シン月が衛無忌を守るつもりだとわかると、彼女を敵と見なしたのだった。一方その頃、胡偉立(こいりつ)と対立した羯(けつ)族の2人の王が南朝に投降 […]
南朝の軍隊が辺境を平定して建安に凱旋。落玉坊(らくぎょくぼう)に戻ったシン月(しんげつ)は紅姑(こうこ)の歓迎を受け、華々しい戦果を上げた衛無忌(えいぶき)は、皇帝から大将軍並みの俸禄を受取ったのだった。そして、すでに結婚を約束した衛無忌と、その晩も一緒に過ごしたシン月。彼女は翌 […]
ひょんなことから互いの正体を知らぬまま腕比べをした衛無忌と胡偉立(こいりつ)。衛無忌が辛くも勝利するが、彼が宿敵である南朝の将軍だと知った胡偉立は、後から追っ手を差し向けてくる。そして、衛無忌と一緒にいるシン月が、かつて自分が愛した、死んだはずの女性であることに気づいた胡偉立。彼 […]
衛無忌(えいぶき)と別れ、久しぶりに兄と慕う狼と再会したシン月(しんげつ)。だが、彼にも新しい家族ができたことを知った彼女は孤独を感じずにはいられなかった。そして、急に衛無忌が無事かどうか心配になった彼女は軍営に戻る。これに喜びを隠せなかった衛無忌はその晩、シン月に「君を妻にした […]
シン月から「私の居所は誰にも言わないで」と頼まれた衛無忌。彼はいったん都に戻った際に九爺からシン月の行方を聞かれるが答えず、「これ以上彼女を苦しめるな」と言い残す。その後、軍営に戻った衛無忌はシン月とともに羯(けつ)族との戦いに臨む。結果は南朝の勝利に終わるが、シン月が面倒を見て […]
傷ついた心を抱えて1人で砂漠へと旅立ったシン月(しんげつ)は、思いがけず南山に出兵したはずの衛無忌(えいぶき)と出くわす。彼はシン月の出立を知って追いかけてきたのだ。そして、衛無忌によって強引に南山へ連れて行かれたシン月は、彼の軍隊で男装して砂漠の案内役を務めるよう頼まれる。一方 […]