中行期の供述から、和氏の璧の事件への関与が濃厚になった張儀は自宅軟禁となる。昏睡から覚めたユエは、手元に届いた和氏の璧が偽物だと気付く。毒針を仕込んだ真犯人は、張儀を疎んだ公孫衍だった。ユエは、びしゅと張儀はいずれも陥れられただけだと大王に告げる。ユエの説得で再び奮い立った張儀は […]
ユエは山海経をヒントに“和氏の璧”の仕掛けを解くが、仕込まれた毒に倒れる。ユエは昏睡状態になるが、毒の種類が分からない侍医はなす術がない。毒に触れたかもしれないと恐れたびしゅは、楚から持参した薬箱にあった解毒薬を服用する。それを聞いた魏夫人は、びしゅが怪しいと大王に密告。びしゅの […]
中行期は范賈を使って“和氏の璧”の情報を世間に広めさせ、大金を儲けることを考えていた。ユエは張儀に頼まれ、“和氏の璧”の購入に乗り出す。それを知ったびしゅは、「玉を得る者は天下を得る」という宮中の噂からユエが野心を抱いていると疑い、自らも璧を手に入れようとする。大王の計らいでユエ […]
ユエの出産から数か月後。びしゅは玳瑁の件でユエへの恨みをつのらせ、2人の仲は疎遠に。一方、諸国の宰相となり、打倒秦の準備を進める公孫衍。脅威の1つである義渠の懐柔を図るため、張儀と華公子が義渠王の婚儀に向かう。婚儀の場で魏の使者と張儀は口論になるが、張儀の舌が上回る。大王の寵愛も […]
ユエの早産の知らせを受け王宮へ戻った大王は、玳瑁の独断がすべての混乱の原因と知り玳瑁を投獄する。ユエは、大王の励ましもあり、難産を極めながらも無事に男児を出産。侍医を唆してユエに毒を盛った罪で、玳瑁はさらし首の刑を言い渡される。びしゅは大王にとりなすようユエに頼むものの断られ、ユ […]
再会した黄歇と共に楚へ帰ろうとしたユエだが、大王を忘れられず秦にとどまる。1人城門を後にした黄歇は、大王に引き留められ酒を交わす。その後ユエは、2人の再会を手配したのは大王だと知る。女医の摯が強盗に襲われ負傷したため、艾氏が後任となる。臨月のある夜、激しい腹痛で目覚めたユエはすで […]
黄歇が本当に生きていることを知ったユエは、再会を決意。張儀は庸ぜいに、黄欠の正体が黄歇だと明かす。2人の件が取りざたされるのではという張儀の懸念通り、孟昭氏と玳瑁はユエを陥れようと画策するが、知らぬふりを決め込むびしゅに不満を抱く。その後、ユエと黄歇はそれぞれ「15日に四方館で待 […]
大王が唐夫人の寝殿にユエを住まわせようとしていることを知ったびしゅは、自分が住む椒房殿の離れを提供すると大王に提案。大王の承諾をもらう。その頃、張儀から咸陽を去るよう諭され、さらにユエの懐妊を知り絶望した黄歇は、楚に帰ることを決意。折しも市場で黄歇と女医の摯が話しているのを目撃し […]
木星と金星が月と同時に夜空に出現し、凶兆との噂が流れる。喜び事で厄払いをしようとびしゅは大王の誕生祝いの宴を主催するも、大王は「友人に会う」とユエを伴って去ってしまう。ユエは大王の口止めで行き先が商鞅の墓だったとびしゅに言えず、姉妹の間にわだかまりが残る。市場で女医の摯に出くわし […]
魏夫人は血書を携え大王に拝謁を請うが拒絶され、華公子とともに宮殿の外で一日中ひざまずく。折しも魏長使自害の知らせが届き、心を痛めた大王は魏夫人を許す。びしゅはミーユエら侍妾を集め、魏長使の遺児を引き取る意向を明らかにする。そんな中、四方館へやってきた黄歇は、ミーユエの姿を見かけ駆 […]
秦王はミーユエを連れて四方館を訪れ、月2回の討論の日には男装を条件に参加を許可する。威后の訃報が届き、威后への思いが異なるびしゅとミーユエの間には距離ができる。義渠王に貸した符節は庸えいが買い戻したことを知った公孫衍。魏に戻ろうとした彼は城門で樗里疾に引き留められるが、大王の計ら […]
びしゅの寝殿を訪れた大王との間で孟えいの縁談が話題に上がるが、びしゅは大王に同意するだけだった。絶食し結婚に抗議する孟エイは、ミーユエを伴いえい夫人のもとを訪れる。大王の説得をお願いするも、王族の定めだと諭されてしまう。孟えいは結婚を受け入れ、ミーユエに出宮符を授け燕王に嫁ぐ。同 […]
孟えいと共に北の離宮を訪ねたミーユエは、えい夫人から大王の寵愛を独占しないよう厳しく諭される。燕から婚姻同盟を持ちかけられた大王は、張儀らの進言で縁談を進めることに。孟えいは結婚相手が燕の太子ではなく、すでに50歳を過ぎた燕王だと知り猛反発。ミーユエは大王に思い直すよう直訴するが […]
びしゅは公子を産み、大王に蕩という名を賜る。名前に込められた意味を知った魏夫人は、息子の華が太子になる望みがないと失望する。大王はミーユエから聞いた黄歇との話に心を打たれ、またミーユエへの想いから、黄歇の新しい墓を建立する。その夜、ミーユエは大王に父威王との思い出を語り、楽しいひ […]
ミーユエは魏冉救出のお礼に大王の寝殿に赴くが、彼女の心中を知る大王は彼女と別々の寝床で眠る。翌朝、ミーユエが輿に乗って帰ったことで後宮中の噂になるが、ミーユエはびしゅには事情を話し、大王との仲をとりなすのだった。一方、魏夫人は公孫衍に貸した符節が戻らないことに焦りを募らせる。だが […]
えい夫人のいる北の離宮を訪れた秦王は、庸ぜいが義渠人から買い戻したという「魏」の文字のある符節と魏からの密書の存在を知る。冉を捕らえた魏夫人はミーユエに縁談を持ちかけ、秦を離れるよう仕向けようとする。このままでは冉の宮刑が執行されると恐れるミーユエは秦王に助けを求め、身を捧げよう […]
秦は丹陽での戦いで楚に勝利する。このことで魏夫人と魏少使から嫌がらせを受けたびしゅは、祝宴中の秦王に楚との関係修復を直訴。さらに秦楚対立の原因を作った張儀を非難すると秦王は激怒し、取り乱したびしゅは倒れてしまう。秦王は後宮の実権を魏夫人に戻し、びしゅは安静のため外出禁止に。祖国と […]
びしゅは大王に叱責され倒れるが、懐妊が原因だった。出産後の樊少使を見舞ったミーユエは、転落は何者かの悪意でないかと考える。楚から戻った張儀は、斉楚の同盟解消の見返りに六百里の地の割譲を約束したと報告。600里の土地と勘違いした大王は舌切りの刑を命じるが、ミーユエが誤解を解く。張儀 […]
ミーユエは馬小屋で大公主の孟えいに出会い、意気投合する。一方、楚王は斉と組み秦を攻めようとしていた。出兵を唱える公孫衍に対し、張儀は楚斉の同盟を壊してくると宣言。武関でびしゅを殺そうとした女官が魏夫人を訪ねるのを見たミーユエは、女を捕らえ大王の前で魏夫人ともども罪に問うも、その女 […]
王宮内にいる義渠との内通者についてミーユエは秦王に調査を願い出るが、後宮に波風を立てる行為だと非難され、符節の件は立ち消えに。国の安泰のためにえい華を秦の太子に立てたいとする魏王の意図を受け、公孫衍は魏夫人に張儀を買収させ立太子を進めようとする。これを知ったびしゅとミーユエは、張 […]