魏夫人と魏少使の寝殿に前王后の遺品が続々と運ばれる。魏夫人は妃たちを集めびしゅへの対抗を呼びかけるも団結しない。一方、蜂飼いに救われた黄歇は、自分の名前を含め記憶を失っていた。ミーユエは符節の存在を知り、義渠への内通者が王宮内にいると推理し秦王に報告する。樗里疾は魏夫人と公孫衍に […]
婚礼の席でびしゅに対し言葉で攻撃を仕掛けてくる魏夫人に応戦し、魏夫人を黙らせたミーユエ。だが、秦王とその姉、えい夫人は言外にミーユエをたしなめる。朝賀の場で魏夫人は前王后の遺品の茶碗でお茶を出すなど嫌がらせをする。びしゅがミーユエの助言通り、全員に同じ下賜の品を与えると魏夫人と従 […]
ミーユエは羊泥棒の少年を引き取り、狼に育てられた彼を狼(ろう)と名付ける。義渠王はミーユエを自分の妃にするため返還を拒否するが、張儀の仲介で最終的に食糧と引き換えにミーユエを秦に返すことで合意。秦に到着後、ミーユエは黄歇の遺体の捜索に向かうが、崖の下で彼の香袋を見つける。2人で約 […]
秦に向かう楚の隊列を義渠が襲う。ミーユエはびしゅと一行を守るため、びしゅの外套を羽織って花嫁に成りすまし、一行から義渠を引き離す。ミーユエを助けに来た黄歇は戦いの末、崖から転落してしまう。ミーユエはおとりだったと判明するものの、義渠王のたりくは男勝りなミーユエに惹かれ始める。楚の […]
武関へ到着した楚の一行。衰弱したびしゅのため、ミーユエは薬屋の店主、ようぜいの助けで薬を購入する。その夜、再会した黄歇とミーユエは、3日後に出奔することを約束。ところが、びしゅが二人の計画に気付いていたことを知ったミーユエは、出奔はびしゅを咸陽に送り届けた後にすると黄歇に告げ、香 […]
びいんと黄歇の婚儀の日、びいんが部屋まで迎えに行くと黄歇は逃げた後だった。びいんはびしゅの輿入れ式に乱入し、ミーユエを罰するよう申し立てるも一蹴される。ミーユエは楚に1人残るびじゅうに別れを告げ、魏冉、葵姑と共に秦へと旅立つ。国境の町、襄城に着いた夜、ミーユエの部屋を唐昧が訪ね、 […]
ミーユエとの婚姻を阻まれた黄歇は、威后に抗議するも一蹴される。王宮から逃げる決心をする2人だったが、黄歇が金華台に軟禁されてしまう。ミーユエは威后の魔の手から逃れるため、びしゅの侍妾として秦に同行することを決意。威后は反対するものの、びしゅに押し切られ、最後にはミーユエの同行を許 […]
秦王との結婚が決まったびしゅは、ミーユエに侍妾として共に秦へ嫁ぐことを提案する。ミーユエは将来を誓い合った黄歇のことを考え、それを固辞する。少司命の祭典ではびしゅが舞を、その伴唱を黄歇が務めることに。舞を踊ることになっていたびしゅはびいんが用意した酒のせいで不調を訴え、ミーユエに […]
楚王の怒りを買い鼻をそがれた魏美人は自害する。張儀が南后に献じた策が魏美人を亡き者にしたことを知ったミーユエは、張儀と絶交。秦王への対応に悩む楚王は、昭陽の進言で秦王暗殺を企てる。びしゅとミーユエはそれを秦王に伝えに行き、その夜、びしゅと秦王は結ばれる。宴に招かれた秦王は匕首で対 […]
楚王の体臭を嫌って魏美人が鼻を隠しているという南后の妄言を信じた楚王は、魏美人を鼻そぎの刑に処す。ミーユエの幽閉場所を知った黄歇は救出に向かう。同じくして駆けつけたびしゅの助けも得て命を取り留めたミーユエは、黄歇と生涯添い遂げることを誓う。秦王はびしゅとの縁談をまとめるため再び楚 […]
びいんは、幽閉中のミーユエが建物の外で魏美人と談笑する姿を目撃。威后は密告を受けミーユエに足かせを付ける。黄歇やびしゅが、ミーユエの居所を見つけられない中、びいんはミーユエを亡き者にしようと、食事に毒を盛り始める。体に毒が回り弱っていくミーユエだが、魏美人の助けで命は取り留める。 […]
夜光石窃盗の罪を着せられ、脚切りの刑を言い渡されたミーユエ。黄歇とびしゅが無実を主張するも威后は聞き入れない。だが、南后の進言でミーユエは無罪放免となる。そんな中、黄歇に片想いするびいんがミーユエへの嫉妬から、ミーユエがびしゅと秦王との間を取り持っていると威后に密告。ミーユエは処 […]
秦王は自分の名前入りの手拭いをびしゅに贈る。張儀は諸国から美女を集める命を受け、軍資金1000金を獲得。南后はそんな張儀を買収し、楚王の前で自身を「天下一の美女」と絶賛させ、美女を集める旅を阻止する。威后は南后が持つ夜光石を借りて公主たちに披露するが、それを気に入ったびいんが威后 […]
樗里疾は楚との姻戚関係を結ぶべくきん尚を買収。きん尚は樗里疾の入れ知恵で、秦からの贈り物と言って南后に夜光石を贈る。心を奪われた南后は秦と5国のはざまで悩む楚王に策を献じる。それは秦王に偽の公主を会わせるというものだった。びしゅとミーユエは、市場での恩人が秦王えいしだと知り驚く。 […]
弟の樗里疾を伴い、視察と嫡公主を娶るため楚を訪れた秦王。楚では六国の同盟により秦に対抗する合従の手はずが整おうとしていた。ミーユエと葵姑は道端で、重傷を負った張儀という男を助ける。びしゅが庭で毒蛇にかまれるも、ミーユエの適切な処置によって事なきを得た。威后は姉思いのミーユエを側仕 […]
ミーユエとびじゅうは葵姑と共に宮中に戻るが、下働きのように暮らす日々を送る。ミーユエを妹としてかわいがるびしゅは、威后の目を盗んではミーユエを誘い出す。宮中の学問比べで実力を示した黄歇の姿に心を奪われたびいんは、彼に近づこうとするも相手にされない。葵姑の眼病に効く薬草を求めてミー […]
きょきの犠牲によりミーユエとびじゅうは殉葬を免れるが、威后から陵墓を守る命を受け侍女の葵姑と共に郊外へと追い払われる。それでも女医の摯や黄歇に助けられ、自由を謳歌しながら多くの学びを得るミーユエ。数年後、先王供養の祭礼のため王族一同が陵墓を訪れた際、毒草でかぶれた王后、鄭袖をミー […]
後宮に戻った向妃は王后への復讐を果たすため毒を飲んで自害を図る。その死の瀬戸際、毒を盛ったのは王后だと楚王に告げたことで、王后と太子は王の怒りを買い、地位剥奪の危機に。きょきはミーユエの弟、びじゅうが太子の座を奪えると期待を膨らませるが、突然楚王が病に倒れ崩御してしまう。結局、太 […]
向夫人が懐妊。楚王はその知らせを吉兆だと考え、越と斉への出陣を決定する。無事男児を出産した向夫人は妃に昇格したのもつかの間、王后の策略にはまり、王宮から追放されてしまう。3年が経ち、ミーユエとその弟、びじゅうはきょきの元で暮らしていた。他の公主からの嫌がらせにも屈しないミーユエだ […]
紀元前338年。楚の国で天下を統べる覇者誕生の予兆である覇星が空に現れる。未来の覇者を身ごもる者が後宮にいるという太史令の言葉に、楚王は天下統一への期待を抱くが、王后は息子のびかいの王位継承の障害と考え、覇星の誕生を阻止すべく陰謀を企てる。王后の毒牙をかいくぐり無事に誕生した覇星 […]