皇太子(蕭景エン)、紀王、そして言侯による赤エン事案の再審が終わり、改めて祁王一族、林一族、そして赤エン軍の潔白が天下に示された。名誉を回復した者たちの霊位が祭られ、梅長蘇は亡き一族に深々と叩頭する。藺晨は梅長蘇と飛流を連れて遊歴の計画を立てていたが、そんな折、大渝、北燕、夜秦、 […]
莅陽長公主が明かした謝玉の文の内容を受け、皇族や重臣は次々と梁帝に赤エン事案の再審を訴える。これに激怒した梁帝だったが、この局面が梅長蘇によって作られ、皇太子(蕭景エン)がすでに朝廷全体を掌握していると悟り、梅長蘇を単独で養居殿へ召すよう命じる。梅長蘇は祁王と赤エン軍、林一族の無 […]
一度は皇太子(蕭景エン)からの申し出を断ったものの、良心が痛んだ莅陽長公主は、蕭景睿の励ましもあり謝玉の文を公にすることに同意する。皇太子は庭生を養子として迎える気持ちがあることを梅長蘇に告げ、かつて東海から持って帰ると約束した大きな真珠を梅長蘇に渡す。そしていよいよ梁帝の誕生日 […]
皇太子(蕭景エン)は梅長蘇を祁王が自害した独房へと連れて行き、言侯や側近に赤焔事案の再審を求めることを告げる。一方、衛崢や江左盟の配下たちは、梅長蘇の病を治すため貴重な奇薬を入手、藺晨に治療を願い出る。その頃、謝玉が死んだという知らせが都に届くが、ある夜刺客が莅陽長公主を襲撃、間 […]
梅長蘇の正体を知った皇太子(蕭景エン)は、早く気づいてやれなかった自分を恨むが、静貴妃は小殊のためにも悲願を必ずやかなえるよう激励する。その頃夏江の内偵により、蒙摯が夏冬を脱獄させていたことが露呈するが、藺晨の策により、蒙摯たちは刑部尚書蔡センの追及をかわす。一方、意識の戻らなか […]
夏江の書簡より梅長蘇が林殊だと報告を受けた梁帝は、皇宮の古書をすべて調べさせ、ついに火寒の毒に関する記載を発見する。疑いを募らせた梁帝は、梅長蘇と皇太子(蕭景エン)に参内を命じ、蒙摯には休みを与える。皇太子が午の刻までに養居殿から出てこなければ、霓凰に穆王府と巡防営の兵で皇宮を攻 […]
藺晨から火寒の毒の説明を聞いた霓凰たちは、梅長蘇の命がそれほど長くないことを知る。梅長蘇は、皇太子(蕭景エン)が赤焔事案の再審を求めるまで、あと1年は生きさせてほしいと藺晨に頼むのだった。その頃、朝廷では皇太子が皇帝に代わって政務を進め、後宮を静貴妃が束ねていた。そんな中、前皇太 […]
聶鋒の症状を治すため琅ヤ閣閣主の藺晨が都入りし、秦般弱を捕らえる。その頃、夏江はある高官の屋敷に密かに身を寄せていた。夏江は高官に後宮の越賢妃に伝言を届けてほしいと頼む。そんな中、ついに靖王が皇太子に冊封され、体調を崩した梁帝の代理で政を行い、皇太子妃も中書令の孫娘に決まる。一方 […]
意識を取り戻した梅長蘇は、靖王から亡き父親の名前を尋ねられ、“梅石楠”と答える。靖王は静貴妃にも梅長蘇の父の名を問うが、なんと静貴妃の口から出てきたのも同じく“梅石楠”という名だった。靖王は梅長蘇が林殊だと考えていたことを静貴妃に明かす。その頃、梁王は誉王の謀反を受け、靖王を皇太 […]
謀反を起こした誉王を捕らえ、慶歴軍を平定した梁帝は、皇后が謀反に共謀したと踏み、再度都を掌握するため蒙摯を帰京させる。そんな中、靖王の配下が以前孤山に出没した珍獣を捕獲。梅長蘇は世話をさせてほしいと靖王に願い出、薬を飲ませたうえに自分の血まで与える。実はその珍獣は全身を白い毛に覆 […]
誉王の大軍が迫る中、靖王は3日で紀城より援軍を連れて戻ると梅長蘇たちに約束し、九安山をあとにする。誉王が率いる5万の大軍に対し、梁帝を守る禁軍はわずか3千。梅長蘇は蒙摯に誉王の先鋒に奇襲をかけさせ、軍営に火薬を仕掛けて行宮に立てこもる作戦に出る。そして誉王の大軍が行宮の門に到着、 […]
梅長蘇の脈を診た静貴妃は、梅長蘇が火寒の毒に侵されていることに気づくと大いに動揺し、靖王を天幕から追い出す。母親と梅長蘇の様子を見た靖王は、ただならぬ秘密があると問い詰めるも、貴妃は何も語ろうとはしない。その頃、都の誉王は皇后を説得して禁軍を掌握、慶歴軍5万を動員させ、梁帝たちの […]
センキ公主の遺した錦袋に入っていたのは、センキ公主の姉、玲瓏公主が誉王に宛てた手紙だった。生母の祥嬪が玲瓏公主であり、自分に滑族の血が流れていると知った誉王は、復讐のため梁帝に叛旗を翻すことを決意する。一方、梅長蘇は穆王府に預けていた衛崢を蘇宅に呼び靖王に引き合わせる。衛崢に再会 […]
誉王は罪には問われなかったものの双珠親王に降格、3か月間の幽閉処分を下される。これにより靖王は皇子の中で最も位が高くなり、静妃も貴妃へと昇格、貴妃だった越氏は賢妃へと降格される。そんな中、梁帝から梅長蘇に指南してもらうよう言われた靖王は、未来の右腕となる戸部尚書の沈追と刑部尚書の […]
懸鏡司の一件が落着し、静妃は靖王を呼び小新の口より真実を聞かせる。梅長蘇が監禁されていた静妃を助けようとしなかったのも、小新が靖王の前で訴えたこともすべて夏江の筋書きだった。梅長蘇を誤解していたことを悔いた靖王はすぐに蘇宅へと向かうが、梅長蘇の病状は悪化していた。夏冬より梅長蘇が […]
衛崢の強奪について梁帝から問われた夏冬は、夏江の指示ではなく自分の独断であると主張する。自分を欺いていたと激怒した梁帝は、蒙摯に懸鏡司を封鎖することを命じるのだった。一方懸鏡司では、夏江が夏春に梅長蘇を殺すよう命じるも、間一髪のところで江左盟が救出に入り、梅長蘇は難を逃れる。その […]
懸鏡司で夏江に尋問された梅長蘇は、衛崢強奪は靖王が首謀し、自分が策を講じたとあっさり認める。予想外な出方に警戒した夏江は、保身のために祁王を陥れたとの指摘を受け、梅長蘇が赤焔事案を覆すために都へ来たと確信し、懸鏡司に代々受け継がれる秘毒、烏金丸を梅長蘇にのませる。一方、豫津は紀王 […]
梁帝の前で靖王を攻める夏江と誉王だったが、時同じくして静妃が宸妃の位牌を祀っていたと皇后から報告が入る。皇后が誉王と呼応して動いたのだった。しかし静妃は梁帝に頼まれて位牌を祀っていたため、梁帝は静妃の罰を禁足処分にとどめ、一連の騒ぎを静妃、靖王親子を陥れる策ではないかと疑う。靖王 […]
言闕より郊外の道観に呼び出された夏江だったが、言闕の言動に疑問を抱き急いで懸鏡司に戻る。だが懸鏡司を襲撃した一味はすぐに退散していた。夏江は衛崢を隠しておいた大理寺の牢に確認に向かうが、梅長蘇の配下が夏江を尾行しており、無事衛崢の身柄強奪に成功する。参内した夏江が梁帝に衛崢を奪っ […]
静妃が祁王の母である宸妃の位牌を祀っていることを知った誉王は、皇后と呼応して静妃、靖王親子を一気に攻める策を講じる。一方の梅長蘇も衛崢奪還に向けて入念に策を練っていた。靖王は盗賊団の追跡と称して都中に巡防営の兵を配置し、豫津は梁帝の弟、紀王のもとを訪れ、翌日宮羽に会わせる約束をす […]