祭典の儀で火薬を仕掛けたのが言侯の仕業だと知った梅長蘇は、豫津のためにも引き返してほしいと説得、言侯は手を引くことに応じる。その頃、吏部尚書の何敬中は息子の死罪が確定した心労で寝込んでいた。誉王は何敬中が公務に戻るよう、刑部に何敬中の息子の替え玉を用意させる。だが梅長蘇がその情報 […]
官船の積み荷の謎を追い続けていた沈追は、前尚書の楼之敬が無断で火薬を都に運び込み、闇の制炮坊を開いて爆竹を作っていることを突き止め、靖王に告げる。一方の梅長蘇は、豫津の父言侯が嶺南から取り寄せたという蜜柑からわずかに火薬のにおいがすることに気づき、疑問を抱き始める。そんな時、靖王 […]
梅長蘇は儒教の権威、周玄清を朝堂に招くことに成功するが、実は周玄清の兄弟子は林殊の師であった。梅長蘇が周玄清を見送っていると、そこへ霓凰郡主が現れ梅長蘇の正体を問う。これ以上、隠し続けられないと知った梅長蘇は、自分が林殊であることを打ち明け、そのことを誰にも悟られないようにしてく […]
正月が近づき、朝廷では年の暮れの祭礼の準備が進められていた。皇太子の腹心である謝玉は礼部尚書と画策し、越氏を復位させぬことには暮れの祭礼が滞りなく進められないことを梁帝に進言、越氏は復位する。これに対し誉王側は、儒家を招いて朝堂で議論を行うことを提案、梁帝も渋々と認めるが、誉王に […]
戸部尚書の楼之敬が蘭園事案で罷免となり、皇太子と誉王は自らの息のかかった者を後任にしようと争い合っていた。梁帝は戸部尚書を代行しているのが派閥には属していない沈追と知り、沈追を新尚書に抜擢する。沈追は将来靖王の側近にしようと梅長蘇が考えていた良臣だった。六部における皇太子と誉王の […]
皇太子と誉王の間で板ばさみとなった京兆尹は、面倒を避けるため蘭園事案を刑部へ引き渡す。一方梁帝より慶国公事案の審理を命じられた靖王は、刑部に協力を求めるも、刑部尚書は誉王派のため、理由をつけては協力に応じようとしない。梅長蘇は誉王に、慶国公に見切りをつけ靖王に協力することが、謝玉 […]
蘭園の井戸で屍が見つかった事案には、皇太子派の重鎮である戸部尚書楼之敬が一枚かんでいた。屍は以前楼之敬が通っていた闇の娼館の妓女たちで、楼之敬自身も何人か殺めていたのである。その事実を知る男を確保した誉王は、すぐに証人として京兆尹へと突き出す。一方、梅長蘇は蒙大統領から勧められた […]
刺客に襲われながらも夏冬は無事都に帰還、慶国公の事案は本格的な審理に入ろうとしていた。審理で主導権を握ろうと皇太子と誉王は躍起になるが、そこへ梅長蘇の指示どおり蒙大統領が梁皇帝に進言、梁皇帝は事案の審理を靖王に命じる。ある日、寧国侯府を引っ越す予定の梅長蘇は、霓凰郡主から、荒れ果 […]
霓凰郡主を皇太子派の者に嫁がせるという越貴妃と皇太子の画策は失敗に終わったが、最終的にこの件で最大の勝者となったのは誉王だった。郡主と靖王は蒙大統領から、郡主を救出するための一連の行動は梅長蘇による指示だったことを知る。靖王は共に大事を成したければ、郡主のような善良な者を利用しな […]
庭生たち掖幽庭の子供たちと百里奇の勝負が行われ、子供たちは梁皇帝の前で見事に勝利、梁皇帝より恩赦をもらい掖幽庭を出ることを許される。実は百里奇は江左盟の一員であり、事前に梅長蘇が北燕に送り込んでいたのだった。そんな折、霓凰郡主は皇后から宴席に招かれてしまう。梅長蘇より事前に注意を […]
蕭景睿は宴席で百里奇に戦いを挑むも、圧倒的な力を持つ百里奇の相手にはならず、梁帝がすかさず止めに入る。そこへ梅長蘇が非力な子供たちでも倒すことができると百里奇を挑発、梁帝は5日後に百里奇と3人の子供を勝負させることを許可し、梅長蘇は掖幽庭から庭生を連れて帰ることに成功する。3人の […]
皇宮内を散策していた梅長蘇と霓凰郡主は、太監がある子供の奴婢を激しく叱責する場面に遭遇する。するとそこへ靖王が現れ奴婢をかばう。奴婢は庭生という名前だった。梅長蘇は靖王に庭生を引き取る方法を考えると約束する。 一方郡主の婿を決める武術大会では着々と候補がしぼられていったが、北燕の […]
景睿の父である謝玉は、飛流が禁軍大統領の蒙摯と互角の勝負をしていたところを目撃、蘇哲が梅長蘇であると見当をつけ皇太子に報告する。同じ頃、景睿の弟謝弼も蘇哲の正体を誉王に告げていた。そして梁の都では霓凰郡主の婿取り大会が開催される。精鋭10万を束ねる郡主の婿の座を狙い、梁はおろか周 […]
琅ヤ閣、それは天下のあらゆる疑問を解き、才子や英雄に序列をつける地。その琅ヤ閣に梁の皇子である誉王が訪れていた。誉王は琅ヤ閣から錦袋を手に入れる。中には“麒麟の才子を得る者、天下を得る”と書かれた布が入っていた。時を同じくして、誉王と激しく帝位を争う皇太子もまったく同じ錦袋を受け […]