雍正帝が崩御し乾隆帝(けんりゅうてい)となった弘暦。町には満州族を追い出せという明月閣の掲示があふれるが、民心がなびくことはなかった。そんな中、弘暦は町で慧珠(けいじゅ)という娘を助け宋知庸に紹介する。
ホンタイジがついに崩御したため、清に内乱の危機が訪れようとしていた。そんな中、哲哲の暗躍により、まだ幼い玉児の息子フリンが皇帝の座に就き、ドルゴンは摂政王に封じられた。そして清はついに天下を統一し、ドルゴンと玉児に支えられ、フリンは成長していくのだったが…
蘭生と襄鈴は同城に到着するが、千觴の行方はつかめず、船乗りの向天笑と延枚兄弟も不在だった。その頃、屠蘇と晴雪は天ヨウ城を訪れ欧陽少恭の正体を掌門と紫胤に報告、屠蘇は少恭を倒すために邪気を封印していた術を解いてほしいと紫胤に訴える。封印を解いてもらった屠蘇はあふれ出す邪気の力にも見 […]
馬術競技の当日、皇太子や皇子たちが見守る中、馬術を誇る明玉は華麗な腕前を披露したうえに、馬に乗れない若曦を挑発する。 すると今まで馬にさえ近づこうとしなかった若蘭が若曦に代わり馬術を披露、その華麗な姿に会場は大いに盛り上がり、第八皇子も出会った当時の若蘭の姿を思い起こす。
熹貴妃に招かれて田田と李聡は皇宮に向かう。皇帝に恨みを抱く田田は気乗りしないが、李聡になだめられる。一方、世間を騒がせている呂四娘の正体を確かめたい雍正帝は、ある策を講じていた。雍正帝の思惑どおり田田は騒ぎを起こして兵に捕まってしまう。
海蘭珠が流産したと聞いた玉児は彼女の元を訪れるが、海蘭珠に宝剣を突きつけられてしまう。玉児は昔、海蘭珠を救ったことを訴えるのだった。だが翌日、海蘭珠は死体で発見される。そして出征先から戻ったホンタイジは玉児や哲哲に海蘭珠の死の責任と取るよう迫るのだった…
如沁を焦冥に変えられてしまった蘭生は、姉と琴川の民の敵を討つため、少恭と戦うことを決意する。一方、屠蘇と晴雪は、少恭の真の狙いを確かめるため、幽都に戻り創造神である女カを召喚する。女カから焚寂剣が生まれたいきさつを聞いた屠蘇は、自分の体に太子長琴の仙霊の半分が注入されており、残り […]
中秋の宴で康熙帝から第十皇子と明玉の結婚が告げられ、若曦はショックを隠せずにいた。 同時に第十皇子も酒におぼれ参内もしない毎日を送っていたため、第十四皇子は若曦に第十皇子を慰めるよう依頼、若曦は第十皇子に現実を受け入れるよう勧める。
官吏を次々と斬り捨てる女賊・呂四娘(りょしじょう)に都は戦々恐々としていた。ある日、高五は彼女が弘暦の屋敷に入り込むのを目撃する。廉親王はこれを利用して弘暦を陥れることにした。
少恭に攻撃されるも必死で逃げ出した茶小乖は、方如沁から言付かった燭龍の鱗を月言に渡し、屠蘇と蘭生に助けを求めるよう告げる。残された如沁は、少恭から無理やり丹薬を飲まされてしまう。その頃、琴川を目指していた屠蘇たちは少恭の真意を測りかねていた。そんな中、一行は変わり果てた青玉壇の弟 […]
第十皇子の誕生日の祝宴が行われ、皇子たちが一堂に会する中、若曦は第十皇子を連れ出しお祝いのサプライズを用意する。 ところがその後、明玉と鉢合わせ揉みあいとなった2人は池に落ちてしまう。若曦は泣きじゃくる明玉を一喝、その豪快さが宮中の噂になる。
都へ来た宋幇主一行は弘暦の屋敷で歓待を受ける。雍正帝から弘暦を助けた褒美として財宝が下賜されたが、田田だけは浮かない顔をしていた。弘暦は弘昼の棺にすがり弟の死を悼む。すると死んでいるはずの弘昼が涙を流した。
2年ぶりに目覚めた海蘭珠は記憶喪失になっていた。ホンタイジは宮殿全員にかん口令を敷いたため、海蘭珠は過去を思い出すことなく穏やかな日々を過ごしていた。だが哲哲は、海蘭珠がまた身ごもったことに脅威を感じていた。そんな折、ホンタイジ自ら明へ出征を決めるのだが…
屠蘇は生き返ったと思った母親、休寧が実は焦冥という毒虫に侵された抜け殻だと知り、自らの手で母親を焼く。少恭に事の真相を聞くため、屠蘇はまず江都を訪れ、子供の頃 烏蒙霊谷で千觴が風広陌と名乗っていたことを告げる。一方の少恭は1人琴川に戻っていた。少恭は如沁に二度と琴川を離れないと告 […]
タイムスリップで現代へ戻ろうと馬の前に飛び出した若曦だったが、寸前のところで馬が止まる。馬上の相手はなんと次期皇帝・雍正帝の第四皇子だった。 第四皇子は若曦が死のうとしていたのではないかと疑問を持つ。
昏睡状態から目覚めた雍正帝は皇位簒奪を試みた弘昼を厳しく非難する。重罪は免れないと悟った弘昼は廉親王の助言どおり仮死薬で自害を装い生き延びようとする。一方、明月閣に捕らえられた弘暦一行は宋幇主に救出されるが…
海蘭珠が意識不明になり2年がたった。ホンタイジは玉児に明の洪承疇との交渉を命じる。玉児はドルゴンに恩のある秀珍の協力もあり、交渉に成功するが、ホンタイジはドルゴンに出し抜かれたと玉児を責める。すると、そばで眠り続けていた海蘭珠が意識を取り戻し…
少恭の作った漱溟丹で屠蘇の母親、休寧は生き返ったが、何日経っても休寧は屠蘇の言葉に反応しようとしない。そんな休寧の様子を見た晴雪は、休寧は生き返ったのではなく、霊のない体だけが復活したと推測、幽都婆に調査を依頼する。そんな折、休寧は屠蘇の目を盗んで朝方に外へと出ていってしまう。太 […]
ホンタイジは海蘭珠を皇后に封じることを決め、皇后の座に執着していた哲哲は絶望する。だが皇后冊封の前日、哲哲は海蘭珠のもとを訪れ、実は卓林殺害の本当の黒幕はホンタイジだと告げる。いよいよ冊封の日、ホンタイジはなかなか現れない海蘭珠を迎えに寝宮を訪れるのだが…
千觴を見つけた晴雪は、千觴が衡山のふもとで少恭に助けられたことを知る。晴雪は今でも千觴が自分の兄だと確信していたため、なぜ烏蒙霊谷で襲われた千觴が衡山のふもとで助けられたのか合点がいかない。そんな中、ようやく漱溟丹という生き返りの丹薬が完成する。屠蘇は少恭から漱溟丹をもらい、晴雪 […]