帰郷した玉児は、子を失ったことで心を痛めていたが、ドルゴンに励まされ改めて彼の大切さを知る。その頃、海蘭珠は、自分たちの共通の敵は賽琦雅であり、復讐が終われば宮殿を去ると哲哲に協力を持ちかけるが、なんと海蘭珠もホンタイジの子を身ごもってしまうのだった…
方如沁からの手紙を受け取った陵越は芙キョと共に天ヨウ城をあとにするが、道中、鉄狼の妖魔が復活した知らせを受ける。陵越と芙キョは妖魔の行方を追う中、ある村で溺れて死んだのに突然、生き返った若者がいることを突き止め、その若者から妖魔の物語を聞かされる。その若者に妖力が宿っていると確信 […]
「洗髄経(せんずいきょう)」を狙う弘時と廉親王は、それぞれ家臣を遣わし弘暦を追跡させる。また雍正帝も急いで弘暦を連れ戻すよう命令を下した。その頃、都を抜け出した艾四(がいし)(弘暦)は宋田田と再会。葉大侠(ようだいきょう)を紹介してもらう。
玉児のお腹の子はすくすくと育っていたが、散歩の最中に出会った黒猫の首輪から漂う海蘭花の香りを嗅いだことで気を失い、流産してしまう。悲しみに暮れる玉児だったが、ある日海蘭珠がつけている腕輪が、流産の原因となった首輪とまったく同じであることに気付くのだった…
蘭生から負傷した襄鈴を人の姿に戻してほしいと懇願された尹千觴は、大地の霊気を集めて襄鈴の体に注入するという珍しい法術を使う。これを見た晴雪は、その法術が幽都の陣法に似ていると感じ、千觴はやはり兄だと確信する。また更に千觴が11年前、衡山で倒れていたところを少恭に救われたことを知る […]
雍正帝の指示で呉文斌殺害事件の調査を進める弘暦と弘時。弘時は、容疑者として捕らえた陳六が拷問の末、雍正帝の弟・廉親王に指示されたと自白したことを雍正帝に報告する。一方の弘暦は、呉文斌の屋敷に現れる刺客の女・宋田田と近づく。
ホンタイジは海蘭珠を側室に迎えることを決め、知らせを聞いた玉児は気を失ってしまう。侍医の診察により、玉児の妊娠を知ったホンタイジだったが、玉児とドルゴンの仲を疑い始める。そして哲哲は玉児のためにも小玉児を嫁に迎えるようドルゴンに告げるのだった…
洞窟で海蘭珠が見つけたのは阿古拉と卓林だった。海蘭珠は出征先から戻ってきたホンタイジに卓林のために宮殿を去ると伝えるが、卓林は呉克善の刺客によって殺されてしまう。海蘭珠は、賽琦雅と呉克善に復讐するため、ホンタイジを寝宮に誘うのだった…
山神廟の近くの洞窟に入った屠蘇と晴雪は、蘭生と襄鈴を見つけるが蔦の妖魔に捕らえられる。状況を打破するため屠蘇は妖魔に邪気を吸わせるが、妖魔は暴走し甘泉村の村人たちに襲い掛かってしまう。天ヨウ城からやってきた紅玉の助けもあり屠蘇たちは妖魔を成敗するが、なんと蔦の妖魔は洛雲平の養父母 […]
ホンタイジは出征先で敵軍に包囲されてしまう。彼の子を身ごもっていた玉児は妊娠を哲哲に口止めされながらも、援軍を要請されたドルゴンの陣営に赴く。一方、熊人間の出没が噂される宮殿で人影を見かけた海蘭珠がその影を追っていくと、そこに落ちていたのは海蘭花だった…
蘭生と襄鈴が見つけた千年の肉芝のおかげで、屠蘇の邪気は徐々に鎮まったが、洛雲平は邪気を強めないようにと忠告する。甘泉村がこの数年、水が枯れて村人が困っていると知った蘭生と襄鈴は、治療のお礼に水源を探し始める。しかし怪しい洞窟を見つけた蘭生は、洞窟内の蔦の妖魔に捕まってしまい、蘭生 […]
寨桑は病に倒れ、危篤となってしまう。そんな中、賽琦雅は、阿古拉ではなく呉克善が後継者となるよう画策するが、意識の戻った寨桑ともみ合いになり寨桑は死亡してしまう。そこへ塔娜と阿古拉がかけつけるが、塔娜は賽琦雅に刺されてしまうのだった…
邪気が強まったため迷惑がかかることを恐れた屠蘇は、晴雪とともに鉄柱観を離れ江都を目指すが、昼間も邪気の発作が起こってしまう。晴雪は幽都婆より手遅れになる前に屠蘇を殺すよう命じられるが、その命令を無視する。屠蘇は妖魔に変身したら殺してくれと言葉を残し、意識を失ってしまう。そこへ現れ […]
ホンタイジは哲哲に、"天下の母"になるというお告げがあった玉児を娶ると告げ、玉児は無上の喜びを感じるのだった。一方、ドルゴンは玉児に駆け落ちしようと迫るが拒まれてしまう。そしてドルゴンはホンタイジをいつか超えてみせると誓いを立てるのだった…
鉄柱観で療養していた屠蘇だったが、陵端たちにかぎつけられてしまう。そこへ晴雪たちが助けに入り、屠蘇を連れて鉄柱観の洞窟に逃げ込むが、誤って陵端が、湖の底に捕らえられていた狼の妖魔を放ってしまう。圧倒的な妖力を持つ妖魔に対し、屠蘇は邪気を強めて戦いに挑む。死闘の末、狼の妖魔は屠蘇の […]
正室・哲哲が産んだのは女の子だった。落ち込む哲哲に追い討ちをかけるかのように、側室 雅淳の妊娠が発表される。危機感を抱いた寨桑は玉児をホンタイジに嫁がせるよう哲哲の協力を求める。そんな折、ドルゴンも哲哲に玉児を娶りたいと協力を願い入れるのだった…
青玉壇に乗り込んだ少恭だったが、雷厳から玉横を探してやる代わりに不老不死の丹薬を作るよう脅される。一方、寂桐は巽芳に正体を問い詰めるが、真実を明かせば少恭の身に危険が及ぶと脅されてしまう。その頃、晴雪は屠蘇に誤解されたことで心を痛めていた。屠蘇はこれ以上、迷惑がかからないよう晴雪 […]
海蘭珠は賽琦雅の暗躍により、卓林の魂を慰めるために殉死するよう命じられる。しかし、玉児がホンタイジに懇願したおかげで海蘭珠は殉死を免れる。そして塔娜に海蘭珠も一緒に盛京に連れていってほしいと頼まれた玉児は、彼女と共に盛京で暮らし始めるのだったが…
晴雪は幽都婆との会話を屠蘇に聞かれ、焚寂剣のために自分に近づいたと誤解されてしまう。少恭から玉横を探す旅に誘われた千觴は、華裳に別れを告げるべく部屋を訪れるが、華裳は、翌朝湖で死体となって発見される。千觴は術を使って華裳の霊を呼び起こし、瑾娘が華裳の死に関わっていることを知る。そ […]
ホンタイジは後金の首長を継承、正室・哲哲も子を身ごもり、次こそは男の子が生まれてほしいと期待を寄せる。一方 ホルチン部では賽琦雅が卓林と海蘭珠の仲を裂こうと画策。しかし卓林はこれを断り海蘭珠に求婚したため、賽琦雅は卓林を戦場に遣わすように仕向けるのだった…