晴雪、蘭生と襄鈴は陵端たちに次々と罠をしかけ、見事に江都から追い出す。その晴雪は黒曜に尹千觴の素性を調べさせていた。黒曜によると尹千觴は晴雪の兄が幽都を離れ失踪した11年前に江都に現れたという。晴雪は除霊という名目で千觴の霊力を試そうとする。一方、陵端に居場所を知られた屠蘇は江都 […]
玉児を救ったのは哲哲の夫となるホンタイジだった。ひと目ぼれした相手が叔母の夫だと知り、玉児は深く傷つく。そんな折、玉児が礼品を届けに盛京を訪れる。ところが年老いたヌルハチは玉児にドルゴンとホンタイジの名前だけを言い残し、息を引き取ってしまう…
晴雪が自分の兄ではないかと疑った男は、少恭の友であり酒を愛する風来坊の尹千觴だった。千觴は自分には妹はいないと断言するが、千觴があまりに兄と似ているため、晴雪は釈然としない。一方、屠蘇は、瑾娘から呪われた運命だと告げられてしまう。そんな屠蘇を励ますため晴雪は桃花谷へと案内し、流れ […]
少恭は屠蘇、晴雪と共に江都へ出発する。道中で襄鈴、蘭生を加えた一行は瑾娘という有名な占い師のいる花満楼を訪れるが、瑾娘は不在だった。一方、天ヨウ城に戻った陵越だったが、すでに陵端は下山していた。その頃、花満楼にようやく瑾娘が戻ってくるが、瑾娘とは以前青玉壇にいた素錦だった。そんな […]
江都へ向かうことを決めた屠蘇と少恭たちの前に、死んだはずの少恭の最愛の人、巽芳が現れる。少恭は巽芳との再会を喜ぶが、寂桐は巽芳の正体を怪しむ。そんなある夜、如沁は巽芳が見知らぬ男と密会している現場を目撃する。如沁に相談された屠蘇と晴雪は、密会の現場を押さえるため待ち伏せするが、そ […]
蘭生と襄鈴は屠蘇の邪気を治すため、少恭の持つ玉横を使って邪気を吸い込ませようとするが、屠蘇の体内の剣霊を刺激してしまい屠蘇は気を失う。晴雪は邪気の強まった屠蘇を幽都の秘術で治してやるが、逆に霊力を消耗して倒れてしまうのだった。そんな折、陵端が屠蘇の居場所を突き止めたとの知らせが入 […]
翻雲寨に乗り込んだ屠蘇たちの前に立ちはだかったのは、玉横で作った丹薬で半妖となってしまった李潘安だった。屠蘇は焚寂剣で李潘安を倒すが、自らも力を使い倒れてしまう。陵越は屠蘇を天ヨウ城へ連れて帰ろうとするが、少恭や晴雪、そして蘭生の説得もあり、満月の夜まで屠蘇が琴川に残ることを許可 […]
少恭は琴川を離れることを如沁に告げるが、そんな折、琴川で若い男たちが奇病にかかる事件が発生する。男たちはいずれも精気を吸い取られて意識を失っており、付近ではキツネの姿が目撃されていた。屠蘇たちはキツネの妖魔・襄鈴を待ち伏せて捕らえるが、襄鈴は黒装束の者が男たちに怪しげな毒を飲ませ […]
寂桐が少恭のために新しい琴を作っていることを知った如沁は、弦を作る千年の氷蚕糸を求めるため、情報屋の茶小乖のもとを訪ねる。茶小乖は霧霊山の仙人に会うことを勧めるが、その仙人は天界より罰せられ湖に監禁されている恐ろしい者だった。一方、晴雪は満月の夜に備え、邪気を弱める薬を煎じて屠蘇 […]
屠蘇たちは花摘みの賊である李潘安を捕らえるが、子分たちが路頭に迷わないよう、今回は許してやることにする。琴川に戻り方家に居候することとなった少恭は、如沁の用意した薬庵で民の診察を行い、屠蘇や晴雪も少恭の手伝いを始める。そんな中、薬庵に方蘭生が一目ぼれした謎の若い女が現れ、屠蘇のこ […]
屠蘇と晴雪は花摘みの賊をおびき寄せるため、孫月言と庭師に女性たちが良縁を求めて集まる月老廟へ紫の蘭を届けさせる。その頃 方如沁と蘭生の姉弟も廟を訪れていたが、蘭生はひょんなことから遭遇した謎の女に一目ぼれしてしまう。一方 如沁は醜い顔だと因縁をつけられていた孫家の庭師を助けるが、 […]
屠蘇は方蘭生の玉佩を盗んだと疑われたことで邪気が強まり、気を失ってしまう。そんな屠蘇を救ってくれたのは呉捕吏だった。屠蘇は世話になったお礼に、最近琴川で乙女たちを次々と襲う事件を起こしている花摘みの賊の捜索に協力する。一方、琴川を目指していた晴雪は、偶然にも花摘みの賊を追っていた […]
天ヨウ城を離れた屠蘇は、ひょんなことから方家の令嬢で家業を切り盛りする如沁に声をかけられ、屋敷で雇われることになる。そこへ現れたのは、琴川の人混みで騒動を起こしていた如沁の弟、方蘭生だった。蘭生は屠蘇が天ヨウ城の弟子だと知り、師匠になってほしいとせがむ。蘭生と如沁が少恭と親交が深 […]
屠蘇は強まる邪気に苦しみ焚寂剣を破壊しようとするが、紅玉に叱責され蔵経閣での写経の罰を与えられる。奇しくも同じく写経の罰を与えられていた肇臨と少しずつ打ち解けるが、焚寂剣を奪うため侵入した鬼面の賊に肇臨が殺され、屠蘇に殺害の疑いがかけられてしまう。そんな中、芙キョと紅玉の手引きに […]
禁足地で謹慎する屠蘇は、焚寂剣の邪気に支配されないよう修行に励み、ひとり自分と戦っていた。そして3年が経った頃、問題を起こせば禁足地に戻すことを条件に屠蘇は外へ出てくるが、天ヨウ城の弟子たちは冷ややかな目で屠蘇を迎えるのだった。特に陵端に至っては以前にも増して屠蘇を挑発したため、 […]
再び剣閣に侵入した鬼面の賊を捜すため、陵越は晴雪の法術の助けを借り追跡する。その頃、天ヨウ城のふもとの村では民が襲われる事件が起こったため、屠蘇と少恭は一足先に調査へと向かうが、屠蘇は突如出現した結界の中へと入り込んでしまう。そこへ少恭を人質に取った鬼面の賊が現れ、屠蘇に焚寂剣を […]
晴雪は剣客に現れた鬼面の賊から兄の気配を感じ取る。陵越たちの攻撃をかわし逃亡した鬼面の賊の侵入を許すまいと厳重に警戒する中、焚寂剣の変化を察知した幽都婆が天ヨウ城を訪れる。晴雪は幽都婆を韓雲渓と名乗る雑用係に引き合わせ雲渓かどうか確かめようとするが、陵越に見つかり幽都の人間だとバ […]
晴雪は韓雲渓を捜すが、見つけた韓雲渓は昔の面影もないただの愚鈍な若者だった。一方、少恭は屠蘇の部屋の付近で姑獲鳥に取りつかれた芙キョの姿を見かける。陵端が関与していることを知った屠蘇と少恭は、晴雪とともに姑獲鳥を退治し、今回だけは陵端の仕打ちを許すことに決める。騒ぎも収まった中、 […]
新弟子試験の監督を任された屠蘇だったが、陵端が密かに放った姑獲鳥が志願者たちに襲いかかってしまう。屠蘇は少恭や晴雪と共に姑獲鳥を退治するが、晴雪をかばった際、妖魔の毒に侵されてしまうのだった。屠蘇の傷を案じた少恭は強引に屠蘇を治療してやるが、陵端に目をつけられ雑用ばかり命じられる […]
紫胤の弟子として天ヨウ城で暮らすことになった韓雲渓は、新しい名前として百里屠蘇を与えられ、兄弟子の陵越と共に日々修行に打ち込む。そして8年が過ぎたある日、2番弟子の陵端に因縁をつけられケンカとなり、掌門から罰を受けてしまう。そんな折、天ヨウ城では新弟子試験が行われる。大勢の希望者 […]