世耿は、逃亡中に死亡したとされた秀女・楚映雪(そ・えいせつ)が離陌であることを調べ上げていた。当の離陌が神侯府を留守にしていたために最悪の事態は免れたが、離陌が捕縛されるまで神侯府は封鎖。捕吏たちも捜査を禁じられることになってしまい、その任務は世耿と六扇門(りくせんもん)が担うこ […]
八卦掌の達人トン・ジャンポンを訪ねたイップ・マンは、そこでチウ・ジェンユンという16歳の少女と出会う。ジェンユンの祖父は八卦掌の先代の師父で、ジャンポンに奪われた門派の鎌を祖父に代わって取り戻しに来たという。ジャンポンとジェンユンの仲裁に入ったイップ・マンは、行き掛り上ジェンユン […]
慕雪(ぼせつ)の手引きで無情と離陌はチンガ国からの脱出に成功、無事に神侯府への帰還を果たす。しかし、仲間たちとの再会を喜ぶ場に冷血の姿は無かった。未だ戻らぬ冷血の捜索を離陌に直訴された正我(せいが)は、彼女が武芸ができないことに不安を感じながらも、その想いの深さに許可を与える。一 […]
イップ・マンが働いていたのは、万国武術大会が催される会場の建設現場だった。身分を隠して働いていたイップ・マンだったが、八卦掌の達人トン・ジャンポンに武術の腕前を見抜かれ、毎日大勢の挑戦を受けて満身創痍となる。一方、ウィンセンはリン・チンサンの目を盗んで、天津に潜伏しているイップ・ […]
生きるために毒を取り込み続ける依依。そんな事情に気づかぬまま、鉄手は依依の体を気遣っていた。一方、即位式を翌日に控えて活気づくチンガ国では、モルチ以外の王子たちが焼死し、さらにはその訃報の衝撃で大王も崩御するという悲劇が続いていた。突然家族を失って嘆き悲しむ慕雪(ぼせつ)。その混 […]
リン・チンサンは、チョン・ヨンセン殺害の罪をフー・ツェンユンに着せ、その逃亡を手助けしたイップ・マンも指名手配する。イップ・マンは天津に辿り着き、そこで身分を偽って肉体労働を始めるのだった。チンサンはイップ・マンのいない隙にチョン・ウィンセンに迫り、二人は不倫関係にあるのではない […]
皇帝が病に臥したため襄王(じょうおう)が摂政に。正我(せいが)と煦悌(くてい)は、世耿に好機が訪れたことを危惧する。対抗すべき四大名捕が、冷血と無情を欠いた状態であることも一層の危機感を強めていたが、華嬌(かきょう)郡主の助言もあり、世耿の隙をつく好機ととらえて反転攻勢を目指す。 […]
イップ・マンは慈善晩餐会で武芸者の立場から建国の志を語り、ワン夫人の賞賛を得る。さらに、チョン・ウィンセンに求婚し、ついに二人は晴れて夫婦となるのだった。妊娠したウィンセンを連れて広州を訪れたイップ・マンは、そこで盟友フー・ツェンユンと再会。共産党入りしたフーは、リン・チンサンに […]
于春童(う・しゅんどう)が使った毒で深手を負った冷血に、医者は余命ひと月という診断を下す。唯一の希望が名医・刀(とう)夫人だと教えられた瑶花は、彼女が住むという乱花谷を訪れる。しかし、夫人が出した治療条件は、瑶花にとって非情なものだった。さらに、冷血の所在を捜索していた春童が乱花 […]
ウー・バイリンがイップ・マンを銃殺しようとした時、国民政府の大物であるワン夫人が現れ、バイリンの数々の犯罪を叱責。暴虐の限りを尽くしてきたバイリンは、ついにリン・チンサンによって射殺されるのだった。そして、チンサンはワン夫人から佛山をまかされる。その後、バイリンに協力していたスー […]
男装の離陌が女性だったことを知り恋に落ちるモルチ。チンガ国を去り帰京しようとしていた離陌だったが、即位式への出席を望むモルチとボセツ=慕雪(ぼせつ)に説得されて出発を延期する。その頃、神侯府では、安世耿の次なる攻撃を気にかけながらも、無情と離陌の安否を心配する冷血が二人の捜索へ出 […]
イップ・マンは刑務所の中でワーソンとピックの特訓を受けて、それぞれの詠春拳の長所を融合させていく。ウィンセンの義父で権力者のチョン・インタンが佛山に来ると知ったチンサンは、イップ・マンの処刑を1日早めることをバイリンに進言する。処刑場に向かうイップ・マンの前に、スーが最後の闘いを […]
全ての罪を温如玉(おん・じょぎょく)へ被せて収束を図る安世耿。それを見抜いていた諸葛正我(せいが)と朱煦悌(しゅ・くてい)は警戒を強める。その一方で、玉璽を守った代償として、無情、瑶花、離陌の生死が不明となっていた。全ての記憶を失い放浪する無情。耿俊(こう・しゅん)と名乗る謎の男 […]
ウー・バイリンは、またもやイップ・マンにチュンライ殺しの罪をかぶせて投獄する。イップ・マンもまた広州政府へ手紙を書き始めるが、バイリンは郵便配達人を殴り殺して妨害するのだった。一方、リン・チンサンは、バイリンから罰を受けて足を折られる。しかし、それはチョン・ウィンセンの信頼を得る […]
冷血たちが帰京の準備を始める中、易者の占いを信じた紫羅(しら)公主は、冷血にかまって欲しい一心で宿から飛び出す。気づいた追命があとを追うが…。一方、都へ急ぐ鉄手一行は黒衣の軍団に襲われ、戦いの最中に瑶花が行方不明となってしまう。冷血は、一線から退く決意をした無情と如煙(じょえん) […]
多くの封印技を身につけたスーは、ウー・バイリンが設立した強林館の館主となる。スーがバイリンとチンサンに利用されていると知ったイップ・マンは、スーからの果たし合いの申し出を受けることに決める。チョン・ウィンセンは、バイリンの悪事を暴くために特別調査員を呼ぶが、それを察知していたチン […]
読心術を使って安世耿の呪縛から如煙を救い出そうと試みる冷血と離陌。壮絶な攻防戦を経て打ち勝つことに成功するが、離陌は全ての気を使い切り寝込んでしまう。強力な制心術によって言葉も発せなかった如煙と再会の喜びを分かち合う無情。行方不明となっていた玉璽も追命が発見したことから、都への帰 […]
リン・チンサンは、密かに各国の武術の封印技を習得していた。スーをめった打ちにしたチンサンは、スーに各流派から封印技を盗んでくるように命じる。スーはジェニーに愛を告白するが、ジェニーの目的がイップ・マンの第二夫人になることだと知ってひどく落胆する。スーはイップ・マンへの憎しみを抱き […]
チャン・ワーソンとリョン・ピックは、同じ日に詠春拳の武館を開設する。双方から祝いの獅子舞を頼まれたイップ・マンは、困り果てて双頭の獅子を用意する。ワーソンとピックは、獅子の頭に入るとイップ・マンの前で闘い始めるのだった。そこへ、詠春拳を伝授されないことに絶望したスーが、体に爆弾を […]
口論を繰り返しながらも親密さを増していく冷血と離陌。冷血を一途に想い続けていた瑶花は、その姿を目の当たりにし、心中 穏やかではない。しかし、それを案じた胡蝶らの軽はずみな行動は、離陌が暴漢にさらわれるという事態を招く。正義感と嫉妬が入り交じり、離陌に対する“何か”が心に芽生えるの […]