リン・チンサンとウー・バイリンの策略によって、佛山のイップ家は没落の一途を辿っていた。一方、香港ではホン・ジウサンがイップ・マンの武術の腕前を試し、自分と互角に渡り合うその技量に感心する。イップ・マンが隠れ住んでいる部屋の大家の娘・ジェニーは、イップ・マンが詠春拳の達人と知り、突 […]
諸葛正我から、離陌の母親と同門の弟子であったこと、そして、母親に読心術の能力があったことを知らされた離陌は、自分の不思議な能力は母親から受け継がれたものだと理解する。正我はそれが狼毒の発作時に役立つことを期待し、離陌を冷血の小間使いに任命。安世耿に脅されている九尾狐は、離陌が冷血 […]
イップ・マンは偽名を使って香港の埠頭で働き始める。埠頭はホン・ジウサンが長年仕切ってきたが、イギリス人のエジンバラによる妨害に遭っていた。イップ・マンを騙して身元引受人となったリョン・ピックは、イップ・マンがチャン・ワーソンの弟子であることを見抜く。彼はワーソンの師匠リョン・ザン […]
安世耿から、狼族を撲滅させたのは育ての親である朱煦悌だと告げられた冷血は、諸葛正我の助言どおり、本人に真実を尋ねることにする。義父は冷血の久しぶりの帰宅を喜び、つけている指輪についての話を始めた。それは配下に捜させて質屋で見つけた狼族の王、すなわち冷血の実の父の遺品だというのだ。 […]
イップ・マンはフランスに発つウィンセンを追い、切符を買おうとするが、そこにチンサンが現れる。ウィンセンがチンサンと行くつもりだと誤解したイップ・マンが引き返そうとすると、目の前にウィンセンが立っていた。しかし喜びも束の間、イップ・マンはチュンライ殺害の罪を着せられ、兵士の一団から […]
九尾狐との闘いで無情が負傷。葉児が九尾狐であると知った離陌だが、黙っていることを決心し、葉児の力になりたいと望む。一方、依依は相変わらず神侯府の周辺をうろつきながら鉄手につきまとっていた。そこに、依依に玉を盗まれたという男がやってくる。鉄手に問いつめられた依依は、一文無しゆえ生き […]
イップ・マンはチョン・ウィンセンと共にフランス行きを決意するが、リン・チンサンが推進する救国事業に裏があると気付き、船を降りる。救国事業に賛成するウィンセンと、イップ・マンは対立。救国事業に投資するために貸家を売る決心をしたウィンセンは、そこで武館を開いているイェン・チュンライに […]
春萍に命じられ冷血の部屋に侵入した離陌だったが、手巾を盗もうとしたところを案の定見つかってしまう。部屋の中の二人の会話を聞いた女捕吏たちは、離陌が冷血を誘惑していたと騒ぎ立て、離陌はますます激しくいじめられることに。そんな時、無情だけは優しく離陌を気遣うのだった。ある日、凌依依と […]
ワーソンは「詠春拳は品行方正な人間、しかも一人にしか伝えられない」と語り、イップ・マンの弟子入りをついに認める。自分が後継者に選ばれなかったことに絶望したスーは焼身自殺を図るが、火の海に飛び込んできたイップ・マンに救い出される。ワーソンは、スーの自分に対する憎しみの深さを知り、悲 […]
変装して親友の葉児(ようじ)とともに町に出掛けた楚離陌。神侯府に戻ると、冷血に見破られて叱られてしまう。妃嬪候補だった離陌が生きていることが知れれば、四大名捕のみならず神侯府もただでは済まないのだ。一方、皇太子の教師である太師の屋敷までが襲われる事件が発生。遺体には噛み痕が残り、 […]
ウィンセンは、武術の話しかしないイップ・マンに愛想を尽かし、一人でフランスに行くことを決意する。イップ家に挨拶に行ったウィンセンは、外出していたイップ・マンの部屋で、自分が贈った本と大量のメモ書きを見つける。その頃、スーはワーソンの許可を得ずに「詠春正宗」と看板を掲げて道場を開こ […]
新入りいじめに耐えながら働き始めた楚離陌。無情が離陌のことを案じて顔を出すと、下女頭の春萍(しゅんへい)は更に仕事を増やすため、休む暇もない。一方、冷血のことが好きな皇帝の娘 紫羅(しら)公主は皇宮を抜け出しては度々、神侯府にやってくる。つれない冷血の態度に、いつも不満顔の公主を […]
ウィンセンは、イップ家で婚約解消を申し出る。ウィンセンは親同士が決めた婚約という旧時代のしきたりが嫌なだけで、イップ・マンに改めて求婚してほしいと思っていたのだが、イップ・マンと両親は婚約解消に激しく落胆する。一方、リン・チンサンは追い打ちをかけるようにイップ・マンにあらぬことを […]
安世耿の一連の事件への関わりを疑った諸葛正我は、探りを入れるために食事の席を設ける。16年ぶりの再会とは思えないほどの若々しさを見せる安世耿。正我が招待したもう一人の客人、皇帝の弟であり安世耿の異母兄である朱煦悌(しゅ・くてい)が同席する。皇帝と同じ朱という姓を名乗れなかった自分 […]
ウィンセンから一向に手紙が来ないため、イップ・マンはとうとう電報を打つが、ようやく届いた返事はあまりにもつれないものだった……。イップ・マンは、広州で車夫をしていたスーが佛山へ来て、チャン・ワーソンと口論しているところに遭遇。詠春拳を巡って言い争う二人が親子であることをイップ・マ […]
皇宮に向かう途中で逃げ出した妃嬪候補の楚映雪(そ・えいせつ)は、冷血たちに捕らえられ連行される。都に入った映雪たちは、逃げた他の娘たちが護送車で運ばれてゆくのを目にする。重い罰を受ける逃亡者は、まるで罪人のような悲惨な姿だった。その姿に同情心が芽生えた追命たちは、反対する冷血を尻 […]
国術大会での負傷によって手足が不自由になったユー師匠は、イップ・マンへ手紙を残して姿を消してしまう。その手紙には、両替商のチャン・ワーソンを新しい師匠とするようにと書かれていた。ユー師匠を失ったイップ・マンは、広州のウィンセンに度々手紙を書いて胸の内をぶつけるが、返事は一通も届く […]
神侯府の手柄を横取りして四大凶徒を連行した都の警察・六扇門(りくもんせん)だったが、その牢獄から再び4人が姿を消した。諸葛正我は、重臣の殺害事件との関連を疑うが…。そんな時、失踪した皇帝の側室候補を捕らえよという王命が神侯府に届いた。凶悪事件の捜査を置いて出掛けることに不満な冷血 […]
チョン・ウィンセンと両思いであることを知って有頂天となったイップ・マンだが、間もなく佛山へ戻る日がやって来る。平凡な幸せを手に入れるよりも、国のために何かを成し遂げたいと考えたウィンセンは、イップ・マンの見送りを止めてしまう。失意のうちに佛山へと戻ったイップ・マンを、待ち構えてい […]
リン・チンサンは、ウィンセンを使って学生たちのデモを扇動。体に爆弾を巻き付けた学生がルー総帥の車に突撃して壮絶な最期を遂げる。ルー総帥亡き後も国術大会は続けられ、イップ・マンはジャンの攻撃を見事にかわしていく。フー・ツェンユンは、イップ・マンの技が伝承の途絶えたはずの詠春拳である […]