楊過は、自分が郭芙の許嫁であると嘘をついて、武敦儒と武修文の争いを止める。嘘を事実だと誤解する小龍女。武兄弟の争いは収まるが、莫愁が現れたことにより状況は混乱し、武兄弟は莫愁の氷魄銀針を受けてしまう。楊過は毒を吸って武兄弟の命を救う。一方、小龍女は襄陽に戻り、郭襄がさらわれた事実 […]
阿朱(あしゅ)は、少林寺から盗み出した易筋経の経典を差し出した。蕭峯(しょう・ほう)に、この奥義を習得して"頭(かしら)"を倒し、仇を討ってほしいと語る阿朱。蕭峯はその心遣いに感謝の言葉を述べたものの、盗んだ奥義書で武芸を学ぶことをよしとせず、易筋経を少林寺に […]
再び別れも告げずに突然去っていった母に深く傷ついたジアウェイ。そんな彼を目の前にして、シャオトンは母親の帰国は金銭的な理由からだったと打ち明ける。母親を中傷されたように感じたジアウェイはシャオトンに冷たい態度をとってしまうが、後日謝りに行き、なぜ前触れもなく母親が去ったのかシャオ […]
黄蓉が産気づく。楊過は、襄陽から郭靖を連れ出すフリをして遠くへ逃げる。後を追う金輪法王と尼摩星、瀟湘子。その間、黄蓉は出産し、郭靖は娘の郭襄を「安全なところへ」と頼んで小龍女に預ける。だが実は双子で、息子・郭破虜も生まれる。小龍女は楊過と合流し、郭襄を絶情谷へ連れて行こうとするが […]
「たった今から、俺の名は喬峯(きょう・ほう)ではなく蕭峯(しょう・ほう)だ」――契丹人としての己の出自を受け入れた蕭峯。殺伐とした江湖での暮らしに嫌気がさした彼は、阿朱(あしゅ)を妻として塞外で気ままに生きることを夢想する。そして、2人は大河の流れに夫婦の誓いを立てると、一路、塞 […]
4人での食事会は和やかなひと時となったが、店を出る直前、シャオトンはジアウェイの両親がこっそり話しているのを聞いてしまう。それは母親が帰国した本当の理由とジアウェイの出生の秘密に関することだった。何も知らないジアウェイは憧れていた家族団らんの時間を過ごせたことを素直に喜び、シャオ […]
楊過と郭靖は、フビライの布陣から無傷で出られたが、途中で金輪法王らに追いつかれてしまう。金輪法王の攻撃によって出血する郭靖。すると、後がない2人の前に黙風が助けに入り、何とか脱出して襄陽へ戻るのだった。またも郭靖を討てなかったことに複雑な思いを抱く楊過に、小龍女は残された時間を楽 […]
譚(たん)公と譚婆、そして趙銭孫(ちょう・せんそん)が死に、"頭(かしら)"の正体を知る者は3人を残すだけとなった。これ以上大悪人に先手を取られぬよう、卓不凡(たく・ふぼん)のもとへと急ぐ喬峯(きょう・ほう)と阿朱(あしゅ)。しかし、2人が泰安に辿り着いてみる […]
シャオトンがズーイェンと懇意にしていることを面白く思わないジアウェイは、2人が施設の子供たちに料理を教えに行く日に自分もついていく。そこで生意気な男の子に出会って腹を立てたジアウェイだが、その子の境遇が自分と同じだと知ると、慰めながら胸の内を語り、同時に自分の心も見つめ直す。シャ […]
郭靖と黄蓉の話を陰で聞いていた楊過は、父・楊康の死の直接の原因を知ってしまう。その夜、楊過は郭靖を殺そうと決める。しかし、全く楊過を警戒していない郭靖の勘違いによって失敗する。翌朝、フビライ率いる蒙古軍が襄陽を攻めて来る。難民を助けるために孤軍奮闘する郭靖。その姿を目の当たりにし […]
薛慕華(せつ・ぼか)の隙を突いて動きを封じた阿朱(あしゅ)は、得意の変装で薛神医になりすまして逃げおおせた。そのまま雁門関に向かった彼女は、喬峯(きょう・ほう)の到着を待つことに。阿朱は、己の出自にこだわる喬峯ならば、きっとこの場所を訪れて智光(ちこう)大師が語った話の真偽を確か […]
ズーイェンからシャオトンへの思いを宣言されたジアウェイ。自分がシャオトンを窮地に追い込み、それを救ったのがズーイェンであり、その事実を自分だけが知らなかったことに腹を立てシャオトンに怒りをぶつけてしまう。すぐに後悔したジアウェイは巻き返しを図るべく、友人たちの協力を得て、シャオト […]
楊過と小龍女対公孫止の対決が繰り広げられる。千尺は、緑萼に茶を差し出させる。茶を飲んだ公孫止は、茶に入っていた千尺の血の影響で敗れる。絶情谷を去ろうとする楊過と小龍女に、千尺は情花の毒にあたった楊過は18日で死ぬと言う。命が惜しければ、郭靖と黄蓉の首を取ってくるようにと命じる。命 […]
阿朱(あしゅ)の命だけは助けてやってくれという喬峯(きょう・ほう)の頼みを聞き入れたのは白世鏡(はく・せいきょう)だった。"絶縁の酒"を飲み干す喬峯と江湖の英雄たち。やがて、酔った様子の喬峯を手にかけようとした不心得者が撃退されたのをきっかけに、聚賢荘は死の闘 […]
ジーユーの主治医がシャオトンの元カレ カイウェンだと知ったジアウェイはジーユーの治療に協力を申し出るとともに自分がシャオトンの恋人だと明言する。一方、シャオトンはラジオ番組の件を社長に怒られ、約束を破る男よりピンチから救ってくれる男を選ぶよう忠告される。そして、ズーイェンの店と提 […]
公孫止の妻・裘千尺の回想で、公孫止に惚れた千尺が絶情谷に嫁ぎ、絶情谷の秩序を整え、公孫止に武術を教えたということが明らかになる。さらに、公孫止は千尺を裏切り、侍女の柔と恋仲になったため、柔と公孫止を情花の茂みに突き飛ばしたと…。千尺は公孫止に1枚しかなくなってしまった絶情丹をちら […]
一筋に愛情と信頼を寄せてくれる阿朱(あしゅ)に対し、喬峯(きょう・ほう)もまた身を削るようにして治療と看病にあたっていた。そんななか、喬峯はひょんなことから神医・薛慕華(せつ・ぼか)の消息を知ることとなる。彼は、聚賢荘の游(ゆう)氏兄弟と共に江湖の名士たちを招き、"英雄 […]
ラジオ番組のプロデューサーが激怒し、ひたすら謝るシャオトン。そこに現れて助け船を出してくれたのはジアウェイではなくズーイェンだった。ジアウェイは番組終了後にラジオ局に駆け付けるが、携帯が電池切れでシャオトンと連絡が取れず途方に暮れる。打ちひしがれて家の前で待っていたジアウェイを見 […]
公孫止は楊過を、無数の情花の中へ突き落とす。毒消しと引き替えに、公孫止は小龍女に結婚を迫る。すると小龍女も情花の中へ飛び込む。小龍女は部屋へ連れて行かれ、楊過は鎖につながれる。楊過の元に公孫緑萼が現れ、毒消しの絶情丹を探してくると約束するが、探している最中に公孫止に見つかる。怒っ […]
出生にまつわる疑問を解き明かすべく、両親のもとを訪ねた喬峯(きょう・ほう)。しかし、我が家に辿り着いてみると、2人は何者かに殺害されていた。そこへ少林寺の僧たちが。彼らは喬夫妻殺しを喬峯の仕業だと決めつけ、挑みかかってくる。喬峯は僧たちに点穴を施して動きを封じると、思い出の丘に父 […]