春華は牢獄で葬送曲を聞き、含香の葬儀が盛大に行われたと知って安心した。皇帝の誤解は解け、楊永は無罪となる。春華は喜んだが、万貴妃が春華を許さない。死刑執行の前日、牢は大きな火災に見舞われ、春華は火事で焼死したと見なされた。しかし春華は火事の直前、黒衣の男たちに救われていたのだった […]
万貴妃と周皇太后は、含香がいる寺へ駆けつけ、春華と楊永は捕らえられた。皇太后は皇帝のためふたりを死刑にすると怒る。汪直は春華を救うため、含香と楊永に罪をなすりつけるよう説得するが、春華はかたくなに断った。面会に来た清姿にも、楊永を救うよう頼み込む。皇帝はすでに含香を許し、皇太后の […]
怒りをため込んだ七巧の変心を感じた万貴妃は、池に落とし亡き者にした。後宮から出られない境遇の宮中の者たちは、皆不安を感じた。おばの凌司正は、万貴妃から金を下賜された。含香はますます弱り、張太医は春華に含香の余命はわずかであることを知らせた。春華は含香の願いを叶えるべく、楊永を捜し […]
袁放と楊永は汪直の悪事の証拠を捜していた。袁放の手配で宮中へ忍び込んだ楊永は、春華に汪直の帳簿を手に入れるよう頼む。思わぬ再会に感激したのも束の間、夫を裏切る頼みに春華は迷う。汪直は妻の悩みを気遣い、誕生日を宮廷の外に連れ出して祝った。感激した春華は楊永の頼みを断る。万貴妃は皇子 […]
清姿が出産したことで、万貴妃は七巧にあたった。養父・潘洪は清姿の祝福に現れ、袁放を宮廷の職に推薦するよう願い出て、袁放は新華門の近衛兵となる。清姿の出産で疲れ倒れた春華を、汪直は手厚く看病した。春華には感謝されたが、皇帝には周尚書を捕らえるようせかされ、万貴妃には春華を殺すよう迫 […]
皇帝は、袁放が届けた周尚書の告発を受けて、汪直に疑いの目を向けていた。張太医は、月末に清姿が出産すると診断したことを受け、安全に分娩させるため、春華は皇太后への報告は直前にしようと考える。しかし出産は早まり、無事皇子が誕生した。皇太后へ報告するため春華が蕪衡殿を出ようとしたとき、 […]
含香は皇帝を拒絶してしまった。皇帝は怒って立ち去り、含香が寵愛を失うと噂が流れる。跡継ぎのため、皇太后は妃候補をさらに手配していた。汪直と春華の関係は微妙だった。春華を好きなのか、過去の罪滅ぼしのためか、汪直には分からない。汪直が処罰した周尚書を袁放が救い出したが、手遅れだった。 […]
懐妊後の清姿は、自分の味方は七巧でなく春華だったと知る。相手の計略を利用して、春華は清姿に瘋癲を装わせ、蕪衡殿に居を移して静養させた。主人が寂れた宮殿に消えた七巧は、万貴妃の悩みを排除したことで出世の機会を求めた。しかし希望した職にはつけず、不満だった。春華は汪直が外出した間に楽 […]
清姿に妊娠の兆候が表れる。喜んだ皇太后は3人の太医に脈をとらせたが、口をそろえてただお腹が張っているだけだと言った。七巧は清姿のもとに薬を持って訪れる。清姿が妊娠していないのだから必要ないと断ると、無理矢理口に流し込まれ、閉じこめられてしまった。本当は妊娠していたのだ。清姿の周囲 […]
春華への思いを深く胸にしまい、汪直は対食の関係を解消すると言った。機会を伺っていた楊永は、ようやく汪直暗殺の機会を得るが、失敗した。牢獄につながれた楊永を見つけた春華は、自分が汪直と永遠に対食の関係でいると誓うことで楊永を釈放するよう切り出した。楊永は、愛する女の自由と引き換えの […]
含香は楊永を心配して食欲がなく、寺参りから戻っても皇帝の寵愛を断っていた。替わりに寵愛を受けたのは清姿だった。七巧から「清姿は有頂天で、万貴妃が衰えていると言った」と聞いた万貴妃は、清姿を退ける機会をうかがった。春華も楊永を心配していたが、汪直の春華への思いも日々強くなる。酔った […]
楊永は猟師劉勇の家に急いで駆けつけたが、時すでに遅く、自らも逃亡する途中で負傷した。体調の優れない含香に付き添って寺参りに出かけた春華は、負傷した楊永を見つけて匿った。汪直は鉄仮面の男を激しく憎み、猟師の件を調査していたと判明した楊永は、その正体を知っていることを確信する。秘密裏 […]
汪直と春華の対食に、皇帝が同意したことは万貴妃の気に障った。皇帝に怒りをぶつけるが、汪直が銭皇太后の埋葬の一件で活躍したことを始め、よくやったので願を受け入れたと聞き、怒りを抑えるしかなかった。その頃猟師を医者に治療させ、一人都に戻った楊永は、春華の対食の儀式に楽士として参加する […]
相変わらず、含香と春華を憎む清姿が、原因不明の腹痛に苦しむ。七巧は誰かの呪いだと言い、その矛先を春華に向ける。含香流産の復讐として、清姿を呪ったとされたのだ。捕らえられた春華は牢獄に監禁され、万貴妃から自決のための白綾を下賜された。無理矢理首を絞められそうになった春華の前に、皇帝 […]
鉄仮面を捜す汪直は、袁放について楊永にしつこく質問した。それを聞いた袁放は、楊永に兄の冤罪死事件の真相を語る。楊永は証拠を握る猟師を捜しに旅立った。やっと見つけた猟師は、しかし汪直にノドを刺され話ができない。宮廷では銭皇太后が崩御した。先帝の墓に埋葬しようとする皇帝に、周皇太后は […]
皇帝のお目見えがしばらくなかった清姿は、春華が付き添う含香と庭園にいる皇帝を見た。七巧は、春華までが妃となるかも知れないと清姿に告げ不安にさせる。銭皇太后の見舞いのため都を訪れた潘洪は途中強盗に襲われたが、それを救ったのは袁放だった。清姿は養父に会うために現れ、袁放と再会した。そ […]
楊永は機会に乗じて、汪直の書斎に潜入し見つかってしまった。うまく取り繕ったが、汪直は疑っている。万貴妃は春華を通し、含香に滋養強壮のスープを贈る。春華は拒絶できないが、万貴妃からのものと伝えると、含香は警戒して飲まなかった。しかし床に撒かれた油で滑り、流産してしまう。誰もが万貴妃 […]
含香は懐妊した。つわりに苦しむ含香に、楊永から春華を通してお守りが贈られた。皇帝はますます含香を大切にし、万貴妃は汪直の誕生日を、3日間宮廷の外で男性の楽工の演奏とともに祝うことにする。宴に呼ばれた楊永は、兄の死の真相は汪直が知っていると考え、近づいていく。含香の妊娠は順調だった […]
汪直が鉄仮面探しに躍起になるころ、万貴妃は七巧から、含香が寵愛されるのは、春華の計画だと聞く。閉じこめられた何宸妃は、隙を見て逃げだし含香の部屋に現れた。匿おうとした含香と春華だったが、宸妃は危険人物として刺されてしまった。息を引き取る間際、宸妃は寵愛さえ受けなければ、生きられた […]
何宸妃は万貴妃にそそのかされた太医に薬で流産させられたと知って、万貴妃の寝殿に乗り込み、皇帝の前で怒りをぶつけた。しかし万貴妃は冷静に対処し、何宸妃を狂人として閉じこめられてしまう。含香はあれこれ手を尽くすが救えず、自ら会いに行こうとする。それを留めるため春華が出向き、その様子を […]