屠蘇は方蘭生の玉佩を盗んだと疑われたことで邪気が強まり、気を失ってしまう。そんな屠蘇を救ってくれたのは呉捕吏だった。屠蘇は世話になったお礼に、最近琴川で乙女たちを次々と襲う事件を起こしている花摘みの賊の捜索に協力する。一方、琴川を目指していた晴雪は、偶然にも花摘みの賊を追っていた […]
天ヨウ城を離れた屠蘇は、ひょんなことから方家の令嬢で家業を切り盛りする如沁に声をかけられ、屋敷で雇われることになる。そこへ現れたのは、琴川の人混みで騒動を起こしていた如沁の弟、方蘭生だった。蘭生は屠蘇が天ヨウ城の弟子だと知り、師匠になってほしいとせがむ。蘭生と如沁が少恭と親交が深 […]
屠蘇は強まる邪気に苦しみ焚寂剣を破壊しようとするが、紅玉に叱責され蔵経閣での写経の罰を与えられる。奇しくも同じく写経の罰を与えられていた肇臨と少しずつ打ち解けるが、焚寂剣を奪うため侵入した鬼面の賊に肇臨が殺され、屠蘇に殺害の疑いがかけられてしまう。そんな中、芙キョと紅玉の手引きに […]
禁足地で謹慎する屠蘇は、焚寂剣の邪気に支配されないよう修行に励み、ひとり自分と戦っていた。そして3年が経った頃、問題を起こせば禁足地に戻すことを条件に屠蘇は外へ出てくるが、天ヨウ城の弟子たちは冷ややかな目で屠蘇を迎えるのだった。特に陵端に至っては以前にも増して屠蘇を挑発したため、 […]
再び剣閣に侵入した鬼面の賊を捜すため、陵越は晴雪の法術の助けを借り追跡する。その頃、天ヨウ城のふもとの村では民が襲われる事件が起こったため、屠蘇と少恭は一足先に調査へと向かうが、屠蘇は突如出現した結界の中へと入り込んでしまう。そこへ少恭を人質に取った鬼面の賊が現れ、屠蘇に焚寂剣を […]
晴雪は剣客に現れた鬼面の賊から兄の気配を感じ取る。陵越たちの攻撃をかわし逃亡した鬼面の賊の侵入を許すまいと厳重に警戒する中、焚寂剣の変化を察知した幽都婆が天ヨウ城を訪れる。晴雪は幽都婆を韓雲渓と名乗る雑用係に引き合わせ雲渓かどうか確かめようとするが、陵越に見つかり幽都の人間だとバ […]
晴雪は韓雲渓を捜すが、見つけた韓雲渓は昔の面影もないただの愚鈍な若者だった。一方、少恭は屠蘇の部屋の付近で姑獲鳥に取りつかれた芙キョの姿を見かける。陵端が関与していることを知った屠蘇と少恭は、晴雪とともに姑獲鳥を退治し、今回だけは陵端の仕打ちを許すことに決める。騒ぎも収まった中、 […]
新弟子試験の監督を任された屠蘇だったが、陵端が密かに放った姑獲鳥が志願者たちに襲いかかってしまう。屠蘇は少恭や晴雪と共に姑獲鳥を退治するが、晴雪をかばった際、妖魔の毒に侵されてしまうのだった。屠蘇の傷を案じた少恭は強引に屠蘇を治療してやるが、陵端に目をつけられ雑用ばかり命じられる […]
紫胤の弟子として天ヨウ城で暮らすことになった韓雲渓は、新しい名前として百里屠蘇を与えられ、兄弟子の陵越と共に日々修行に打ち込む。そして8年が過ぎたある日、2番弟子の陵端に因縁をつけられケンカとなり、掌門から罰を受けてしまう。そんな折、天ヨウ城では新弟子試験が行われる。大勢の希望者 […]
烏蒙霊谷の族長である韓休寧はこれまで守り続けてきた凶剣の焚寂剣に新たに封印を加えるため、幽都より遣わされた風広陌と共に封印の儀式を行う。しかしその最中、烏蒙霊谷は鬼面をかぶった男たちに襲われ、村は全滅。韓休寧は最後の力を振り絞り、剣霊を息子の雲渓の体内に込めるのだった。烏蒙霊谷の […]