陳平(ちんぺい)は戚(せき)夫人と如意(にょい)と出会った時に、如意には帝王の相があると言い出す。その夜、戚夫人は劉邦(りゅうほう)に、如意を太子に立てる話をしてしまう。それを聞いた劉邦は、今後一切、太子を立てる話はするな、もし口にした者がいれば誰であろうと死罪にすると言う。戚夫 […]
50万の敵軍に3万の兵で勝利を収めた項羽(こうう)だったが腹の虫は収まらず、劉邦(りゅうほう)を捜し出して恨みを晴らそうとしていた。しかし劉邦は見つからず、范増(はんぞう)は、劉邦は自信を失って再起不能だ、劉邦を捜すよりも兵糧を彭城(ほうじょう)の民に分け与えて民心をつかむべきだ […]
劉邦(りゅうほう)は逃げる途中で子供たちを馬車から降ろそうとした。置いていかないでと泣いて頼む子供たちを劉邦は蹴り飛ばした。驚いた夏侯嬰(かこうえい)が子供を馬車に乗せた。その後、樊カイ(はんかい)や盧綰(ろわん)たちと再会した劉邦は沛県(はいけん)に身を隠すことにする。だが沛県 […]
項羽(こうう)の奇襲を受け、命からがら逃げだした劉邦(りゅうほう)たちは、項軍の兵たちと出くわす。劉邦は丁公(ていこう)に追い詰められるが、以前、劉邦に命を助けられたことのある丁公は劉邦を見逃す。 魏豹(ぎほう)は薄姫(はくき)の機転で項軍の兵に変装して彭城(ほうじょう)を脱出し […]
虞子期(ぐしき)は項羽(こうう)に、まず斉を平定した後、全軍で彭城(ほうじょう)に戻って漢と戦うべきだと訴えるが、項羽は少数の兵で劉邦(りゅうほう)を倒してみせると彭城に戻ることを決める。韓信(かんしん)はカイ徹(かいてつ)から劉邦に謝罪するよう説教されるが聞く耳をもたなかった。 […]
陳余(ちんよ)の奇襲にあい敗走した張耳(ちょうじ)が劉邦(りゅうほう)を頼ってやってくると、劉邦はそれを受け入れた。彭越(ほうえつ)が自軍の兵3万を連れて劉邦のもとに協力したいとやって来る。彭越と面会した張良(ちょうりょう)は、彭越の軍は御し難く、山賊にすぎないと劉邦に話す。しか […]
義帝(ぎてい)が項羽(こうう)の命を受けた鍾離昧(しょうりばつ)に暗殺される。劉邦(りゅうほう)は義帝の弔いを行い、楚討伐を天下に宣言する。 魏豹(ぎほう)は劉邦につくか項羽につくか悩んでいた。それを見た薄姫(はくき)は、どちらと戦っても負けるのなら距離が近い項羽につくように勧め […]
蕭何(しょうか)は糧秣を蜀から輸送することにした。そのおかげで関中の民が食糧を上納する必要はなくなった。劉邦(りゅうほう)は更に、漢軍の兵になれば家族全員の税を免除することにする。 戚(せき)夫人は叔母の満(まん)からもらった薬を飲んで流産しかける。心配して駆けつけた劉邦に、満は […]
蕭何(しょうか)は劉邦(りゅうほう)に、項羽との戦いの前に章邯(しょうかん)を叩きつぶすべきだと言うが、劉邦は民を守るために章邯との戦いをできるだけ避けたいと司馬欣に章邯を説得させる道を選ぶ。項羽(こうう)は張良(ちょうりょう)からの知らせで、斉の田栄(でんえい)が謀反を企ててい […]
韓成(かんせい)の死を知った范増(はんぞう)は張良(ちょうりょう)を劉邦(りゅほう)のもとへ行かせたくないと張良の暗殺を企てるが失敗。張良は旅立っていった。 盧綰(ろわん)たちの態度に傷つき酒を飲み過ぎて寝込んでしまった韓信(かんしん)のもとを密かに劉邦が訪れる。劉邦は韓信に戦は […]
韓信(かんしん)への不平を訴える樊カイ(はんかい)たちに蕭何(しょうか)は、韓信を推挙したのは自分であり漢が楚を倒し天下を平定するためには韓信の力が必要だと語る。韓信は燃えてしまった桟道(さんどう)を修復する作業にかかっていた。しかし、桟道の修復は実は陽動作戦だった。韓信は章邯( […]
食糧の到着が遅れ量も不足している理由を蕭何(しょうか)が韓信(かんしん)に問いただそうとした時、緊急の知らせが入る。劉邦(りゅほう)が突然、予定の進路を変更し南鄭(なんてい)に向けて移動を開始、そちらに糧秣を輸送しろと言うのだ。うろたえる蕭何だったが韓信は蕭何に任せれば大丈夫だと […]
韓王から呼び戻され帰る張良(ちょうりょう)が通りすぎた後、関中につながる桟道が炎上する。項羽(こうう)は諸侯が領地に帰る中、英布(えいふ)だけがまだなのを知る。その時、若姜(じゃくきょう)が顔に青あざをつけて来る。項羽が英布から理由を聞こうとすると、英布は若姜が秦国の姫君ではない […]
領土をもらった諸侯は、それぞれの領土へ向かった。陳余(ちんよ)は待遇に不満を抱き、張耳(ちょうじ)に不公平さを訴えるが張耳は相手にしない。魏豹(ぎほう)も領地が狭くなったと不満をこぼす。 一方、章邯(しょうかん)には范増(はんぞう)から劉邦の動きを監視しろ、項羽(こうう)からは関 […]
劉邦(りゅうほう)は咸陽(かんよう)が燃える様子を見て項羽(こうう)の凶暴さを思い知るとともに、項羽との衝突を避けてきたせいで民を苦しませたと後悔する。 咸陽では略奪が続いていた。韓信(かんしん)はそれを見て、先に咸陽に入った劉邦はなぜ略奪をしなかったのかと考える。 虞姫(ぐき) […]
身の危険を感じた劉邦(りゅうほう)は、そのまま酒宴の席に戻らずに逃げ出した。劉邦が逃げたという知らせが項羽(こうう)のもとに届くと、范増(はんぞう)はすぐに英布(えいふ)に追いかけるよう命じる。張良(ちょうりょう)は項羽と范増に劉邦からの贈り物を差し出し、劉邦が抜け出した理由につ […]
項伯(こうはく)は張良(ちょうりょう)だけを連れ出そうとするが、張良は項伯を劉邦(りゅうほう)に会わせる。同席した蕭何(しょうか)は「義兄弟を討つとは何事だ」と激しくなじり、劉邦は蕭何をたしなめながらも、項羽将軍のために咸陽を守ったつもりがなぜ攻撃されるのかと不満を漏らす。 完全 […]
司馬欣(しばきん)が章邯(しょうかん)の幕営を訪れると、章邯は殺された20万人の兵を供養し自分の無能さを責めていた。鍾離昧(しょうりばつ)の幕営で酒を飲んでいた韓信(かんしん)は、武器を持たない20万人の捕虜を殺したことに失望し楚軍を去る決心をしたと鍾離昧に告げる。項羽(こうう) […]
突如、劉邦(りゅうほう)の実家を訪れた魏兵だと名乗る男、男は劉家の状態を知ると無理やり住みつこうとする。呂雉(りょち)は義兄夫婦と相談し男を追い出そうとするが、思わず殺してしまう。 項羽(こうう)の軍営では、秦軍の一部が食料を強奪しようとしていた。密偵の情報で事前にそれを知った司 […]
嶢関(ぎょうかん)陥落の報告を受け、秦王・子嬰(しえい)は大臣たちにどうすべきか問う。大臣たちは口々に命をかけて戦うと言うが、劉邦(りゅうほう)から届いた降伏勧告を見た子嬰は大臣たちを下がらせる。子嬰は降伏勧告により嶢関が陥落した経緯を知り、敵である秦兵の命を重んじる劉邦に感心し […]