宇文ヨウ(うぶんよう)は衰弱した雪舞(せつぶ)のために危険を顧みず薬草を採取し、彼女の命を救う。回復した雪舞は宇文ヨウと共に白山(はくさん)村へ帰るが、そこで見たのは、荒れ果てた村に佇む祖母の墓だった。宇文ヨウは悲しみに打ちひしがれる雪舞を励まし、周へ連れて行こうとする。そこへ現 […]
真相を確かめるため、蘭陵王は馬賊の名を使って鄭児を森の中へ呼び出す。鄭児は約束の場に現れ、蘭陵王は彼女の悪事と雪舞の潔白を悟る。雪舞が馬賊に連れ去られたことを知った蘭陵王は鄭児を許さず、その場に置き去りにして雪舞の救出に向かう。同じ頃、闇市場で売られようとしている雪舞を寸でのとこ […]
秘かに鄭児(ていじ)から救出の協力を頼まれた雪舞(せつぶ)は、不審に思いながらも馬賊のアジトに潜入した鄭児の合図をもとに火薬を爆破する。しかし、それにより馬賊を逃した蘭陵王(らんりょうおう)は雪舞を責め、さらに馬賊に傷つけられた鄭児を娶ると宣言する。雪舞は絶望しその場を去っていく […]
蘭陵王は皇帝から残忍な略奪を繰り返す馬賊討伐を命じられる。雪舞は蘭陵王が鄭児を連れて行くことに傷つき、彼を追及してしまう。蘭陵王もまた自分を信じない雪舞に怒りをぶつけ、旅立って行く。落ち込む雪舞だったが、皇太子の企みで安徳王(あんとくおう)が援護に行けないこと知ると、戻ってきた韓 […]
蘭陵王(らんりょうおう)が鄭児(ていじ)と共に夜遅く帰宅し、玉コウ(ぎょくこう)を受け取るのを目撃した雪舞(せつぶ)は、蘭陵王と大喧嘩する。事の深刻さを察知した皇太后は、雪舞に風邪を装い蘭陵王の心を掴むように勧める。蘭陵王は病の雪舞を心から心配し、鄭児を嫁に出すことを皇太后に約束 […]
雪舞を心配した皇太后は、鄭児を嫁がせて蘭陵王府から離れさせようするが、追いつめられた鄭児が手を加えた薬膳を飲んで倒れてしまう。屋敷に戻った蘭陵王は、皇太后を粗略にしたとして雪舞を激しく叱責する。翌日、雪舞は謝罪の意を込めて手料理を振る舞って待つが、夜遅く帰宅した蘭陵王の隣には鄭児 […]
財政問題に頭を悩ませる蘭陵王(らんりょうおう)と、毎日傷兵(しょうへい)村へ通う雪舞(せつぶ)は会えない時間が増えていた。その隙を狙って蘭陵王の心を得ようとする鄭児(ていじ)は、雪舞に忠実な韓暁冬(かんきょうとう)を邪魔に感じるようになる。ある日、機会を得た鄭児は韓暁冬を陥れるこ […]
幸せな生活を送っていた雪舞と蘭陵王だったが、突然蘭陵王府にやってきた道士が「蘭陵王が妾を娶らないと災いが起こる」と予言し、雪舞を不安にさせる。一方、城外では、宇文ヨウ(うぶんよう)の策で民が次々と周へ流れていた。財政危機に瀕した皇帝は資金調達を蘭陵王に命じ、雪舞は蘭陵王の力になる […]
婚儀当日、親族のいない雪舞(せつぶ)は皇太后の祝福のもと、煩わしいしきたりを省いた愛に満ちた婚礼を挙げる。雪舞は多くの苦難の末に得た幸せを噛みしめて涙を流す。その前夜、なんとか脱走した鄭児(ていじ)が蘭陵王(らんりょうおう)府に保護されていた。幸せそうな蘭陵王と雪舞の婚儀の様子を […]
斉に戻った蘭陵王は、周との停戦協議書を皇帝に献上し称賛を受ける。それをおもしろく思わない高緯(こうい)は、貧困に苦しむ民を思って反対する蘭陵王を制し、仏寺建立案を推し通す。宮中では蘭陵王と雪舞の婚礼準備が慌ただしく進んでいた。一方、追放され官奴となっていた鄭児(ていじ)は、地獄の […]
宮中の異変を悟った蘭陵王(らんりょうおう)は一刻も早く逃げようとするが、雪舞(せつぶ)が宇文貞(うぶんてい)を心配し逃げ遅れてしまう。宇文護(うぶんご)の計略は成功したかに見えたが、すべては宇文ヨウ(うぶんよう)の筋書き通りで、謀反を起こした宇文護はついに粛清される。宇文ヨウは雪 […]
周にやってきた雪舞は、奇病に苦しむ宇文貞の治療に励んでいた。そんな雪舞を密かに衛兵に化けて潜伏した蘭陵王が見守っていた。宮中では、宇文護(うぶんご)が謀反に向けて動き出し、ボウ山(ぼうざん)の大敗を理由に宇文ヨウの腹心・尉遅迥(うっちけい)を死に至らしめる。ある晩、宇文ヨウの手先 […]
蘭陵王(らんりょうおう)の妃になることが決まった雪舞(せつぶ)だったが、別れた祖母が気がかりで心から喜べずにいた。雪舞と蘭陵王は気晴らしのため外出するが、些細なことで口論になり別行動をとってしまう。その隙に、雪舞は潜伏していた周兵に連れ去られてしまう。目を覚ました雪舞が見たのは、 […]
悲しみにくれて宮廷を去った雪舞は祖母との再会を果たす。雪舞は再び祖母と共に白山(はくさん)村で暮らすことを決意するが、その道中、蘭陵王が無実の罪で牢に入れられたことを知ると、苦悩の末、祖母に永遠の別れを告げて蘭陵王のもとへ戻ることを決める。雪舞の機転で蘭陵王の罪は晴れ、祖テイは厳 […]
蘭陵王(らんりょうおう)を陥れようと企む皇后と祖テイ(そてい)は、蘭陵王の心を得たいと願う鄭児(ていじ)を利用し罠をしかける。雪舞(せつぶ)は刺客に襲われ、危ういところで蘭陵王に助けられる。雪舞の危険を予知した祖母は帰村を命じ、雪舞は蘭陵王への想いを断ち切れぬまま宮廷を去ることを […]
皇帝の命には逆らえず、蘭陵王は気乗りしないまま妃選びを開始する。雪舞は蘭陵王を想いながらも、いつか現れるかもしれない蘭陵王の運命の女性「鄭児(ていじ)」を意識し、これ以上傷つく前に白山(はくさん)村へ帰りたいと思うのだった。しかし、妃選びの場に本当に「鄭児」という娘が現れ、雪舞は […]
周の大宰相・宇文護(うぶんご)の邪魔で勝利を逃した宇文ヨウ(うぶんよう)は、宇文護を監視すべく女人を贈呈する計略をたてていた。宇文護もまた宇文ヨウに強い警戒心を抱いていた。一方、斉では、蘭陵王(らんりょうおう)と秘策を授けた雪舞(せつぶ)が皇帝の称賛を浴びていた。強い危機感を抱い […]
かげがえのない一時を過ごした雪舞と蘭陵王。しかし、その晩、雪舞は祖母の予言を夢に見る。蘭陵王の運命の相手は自分ではないと知った雪舞は、蘭陵王と距離をおいてしまう。斉では兵や民たちが勝利をもたらした蘭陵王の帰還を歓迎し、その功績をたたえた祝宴が開かれる。一方、高緯(こうい)は屈辱と […]
周の大軍は斉軍が立てこもった洛陽(らくよう)城を完全に包囲し、もはや周の勝利は揺るぎないかのように見えた。まさに洛陽城が攻め入られようというとき、軍神の面をかぶった蘭陵王(らんりょうおう)が現れる。そしてわずか500騎で10万の大軍を撃退する。なんとか周軍から逃げ出した雪舞(せつ […]
周軍の厳重な警備でなかなか解毒薬を手に入れることができない雪舞は、自ら毒薬を服薬し、宇文ヨウが口移しで飲ませた解毒薬を手巾に含ませることに成功する。一方、斉を攻める宇文ヨウは高緯率いる斉軍を打ち破り洛陽城に追い込む。時を同じくして、暁冬が命がけで持ち帰った解毒薬で回復した蘭陵王が […]