周軍の毒矢を受けて衰弱する蘭陵王(らんりょうおう)を見た斉(せい)の皇太子・高緯(こうい)は、蘭陵王の勢力を抑える好機と判断し、自ら洛陽(らくよう)防衛の指揮を執るべく兵を奪う。責任を感じた雪舞(せつぶ)は、唯一の治療法の解毒薬を手に入れるため、暁冬(きょうとう)と共に周に乗り込 […]
蘭陵王率いる斉軍は、雪舞のいる疫病が蔓延する村を焼き払うことを宣告する。雪舞は蘭陵王の非情な言動に傷つくが、知恵を振り絞り疫病を消し去ることに成功する。だが、安心したのもつかの間、蘭陵王は雪舞が救った阿怪(あかい)を周の間諜と確信し処刑を決める。必死に阿怪を庇う雪舞だったが、阿怪 […]
雪舞(せつぶ)は尉遅迥(うっちけい)に捕えられ、河の上に逆さ吊りにされてしまう。河に落とされ、溺れかけたその時、蘭陵王(らんりょうおう)が雪舞を救い出す。蘭陵王との別れを惜しみながら斉(せい)の軍営をあとにした雪舞は、一晩を過ごすために再び闇娼館を訪れる。そこには息途絶えた闇娼館 […]
蘭陵王の「新婚行列」は周の尉遅迥(うっちけい)に疑われるが、女カ廟(じょかびょう)で蘭陵王と雪舞が結婚の誓いをたて難を逃れる。別れ際に渡された玉飾りを見て、彼が蘭陵王であると気づいた雪舞は、その危機を救うために引き返す。須達を処刑台から助けるも厳重な封鎖に追いつめられる蘭陵王。間 […]
蘭陵王(らんりょうおう)が忘れた軍神の面を届けるために村を出た雪舞(せつぶ)は、韓暁冬(かんきょうとう)に騙されて闇娼館に売られてしまう。一方、蘭陵王は周の罠にはまり捕えられた腹心の須達(しゅだつ)を救い出すため、雪舞のいる闇娼館に協力者を求めてやってくる。蘭陵王が女を買いに来た […]
温泉で出会った男(蘭陵王)の馬を治療するため、雪舞は危険を冒して彼を村へ連れて帰る。雪舞の優しさに触れた蘭陵王は、成人の儀で誰からも帯を受け取ってもらえず、村人から嘲笑される雪舞をかばい帯を受け取る。しかし、それを見た祖母は激怒し、「あの男は1年以内に死ぬ運命」と雪舞に親密になら […]
魏晋南北朝末期・戦乱の中、深い霧の先にたたずむ桃源郷のような美しい白山(はくさん)村。ここに住む巫女・林氏(りんし)は、天女の血を継ぐ孫の雪舞(せつぶ)と、斉(せい)の蘭陵王(らんりょうおう)との不吉な運命を予見してしまう。10数年後、美しい娘に成長した雪舞は、祖母の言いつけを破 […]