上海出身だというシャオプーのウソがばれて、ホイとシャオプーは会社で口もきかなくなった。一方、ジャスティンがカイの店に現れ、仕事を手伝って欲しいという。カイは恩師のためにその仕事を引き受ける。
シャオプーに誤ってコンタクトレンズを流されてしまい、結婚できれば玉の輿となる文通相手のイェンと彼の母親に視力の悪い裸眼で会うことになったホイは失敗ばかり。だが一方、イェンのマザコンぶりが目についてしまい…。
ライバル店の営業妨害に怒ったシャオムーは相手の店に押しかけて喧嘩し、ケガを負ってしまった。そんなシャオムーをカイは自分の家に連れ帰って看病する。カイはシャオムーに思いを寄せるシャオヘイからシャオムーの父親の話を聞くことになる。
ジエは北京に旅立ってしまった。別れ際にシャオムーの正体を明かされたカイはシャオムーの手紙を読み直し、自暴自棄になって泥酔し、シャオムーを冷たく突き放す。住む場所も職も失ったシャオムーはまた料理店で働き始める。
仕事で忙しいジエの代わりに、カイは仕方なくシャオムーを連れて結婚式の準備を進めていた。シャオムーはジエの心変わりをカイに言い出せず、思い余ってジエに匿名の手紙を書き、浮気をやめさせようとする。
ジエの申し出を受け、シャオムーはジエの部屋に住み込むことになる。一方、芸術家のトンファン・リンシャオが現れたことで、ジエの結婚への不安がさらに深まってゆく。心の内を理解してくれないカイにジエは苛立っていた。
申江大学にジエの講演を聞きに行ったシャオムーは、偶然出くわしたカイへの負い目から会場を逃げ出してしまう。講演後、ジエはカイの家へ行くが、舞い上がる家族や妹を前にジエの迷いは募るばかりだった。
深手を負っていながら寝台から姿を消した東方白(とうほう・はく)の身を案じて探しにでた王冬(おう・とう)は、天魔琴の音に導かれるように八音澗へと辿り着く。そこには、ついに天龍八音を習得し終えた東方白の姿があった。半ば正気を失ったかのようにひとりで語り続ける東方白。秘かにその様子を見 […]
突然、譚月華(たん・げっか)を殺人鬼と呼んで襲いかかった呂麟(りょ・りん)。しかし、意識を取り戻した彼は、この出来事の記憶を失っていた。不審に思ったムカデ男は、呂麟に修練中の技を見せてみろと促す。得意気に技を披露する呂麟とは対照的に、ムカデ男は湧き上がる疑惑に身動きできずにいた。 […]
張宗周(ちょう・そうしゅう)は雲澄(うん・ちょう)によって討たれた。屋敷に駆け込んできた謝天華(しゃ・てんか)と対峙した雲澄は、「今なら死んだって構わん」と言い放つ。しかし、その表情には長年の悲願を達成した者の喜びはなかった。明への侵攻を企てているエレイを牽制していた張宗周が死ね […]
「産着に麒麟の刺繍がなかったか?」――古ぼけた産着と呂麟(りょ・りん)の出生についてしつこく尋ねるムカデ男に、譚月華(たん・げっか)はうんざりしていた。その質問の真意を知るはずもない譚月華は、ムカデ男の言葉を遮って立ち去る。彼女には天龍八音の楽譜を奪うという、急を要する任務があっ […]
上官天野(じょうかん・てんや)の正体は天龍(てんりゅう)太子だった。先王から王位継承者に指名されながら、六部の画策により即位することができなかった彼は、姿を消して中原で武芸を磨き、王位を奪還する機会を虎視眈々と待ち続けていたのだ。秘密を知った澹台滅明(たんだい・めつめい)を始末し […]
呂麟(りょ・りん)たちが辿り着いてみると、争いの跡が残る烈火宮に人影は無く、ひっそりと静まり返っていた。烈火祖師(れっかそし)らの身を案じ、うろたえる譚月華(たん・げっか)。そこへ鬼聖(きせい)が。彼は、「息子の命を返せ」と呂麟に襲いかかるが、譚月華に阻まれる。血蛇蠱毒の治療のた […]