栄国邸(えいこくてい)で月見の宴が催される。賈宝玉(かほうぎょく)と従姉妹たちが集うにぎやかな宴席となるが、薛(せつ)家で月見を楽しむ薛宝釵(せつほうさ)は欠席する。そんな中、自身の孤独な身の上をはかなむ林黛玉(りんたいぎょく)は疎外感を禁じ得ない。彼女は史湘雲(ししょううん)と […]
兀朮の罠にかかった梁紅玉が非業の死を遂げる。韓世忠は妻の死を深く悲しみ、彼女を竹で編んだ筏にのせ火葬する。金では太宗が崩御し、遺言で若い熙宗が即位する。粘没喝は熙宗に従わず義弟の兀朮を取り込もうとするが、兀朮は熙宗を支えるよう先帝に託されていた。
黄楚明(こう・そめい)を打ちのめした柳一夕(りゅう・いっせき)の心変わり。王羲之(おう・ぎし)は彼女のあまりの変貌ぶりに不可解なものを感じていた。柳一夕は偽者とすり替わったのか、それとも"生ける屍"として何者かに魂を操られているのか――。いずれにしても、放って […]
記者の岡(小澤征悦)は、文秀(周一囲)を助けようと無理やり外に連れ出す。春児(余少群)は文秀のため西太后(田中裕子)に決死の命乞いをするが・・・
婁尚侍による嘘の証言で沈嘉敏を墜落死させた容疑者となった陸貞。だが、婁尚侍がかつて王尚儀(おうしょうぎ)を暗殺しようとした証拠を握っている彼女は、それを婁尚侍に突きつけて証言を撤回させる。こうして容疑を晴らした陸貞は、念願かなって六品司衣(しい)に昇進。彼女はさっそく父の敵討ちを […]
見事な壁画を誇る蘭石寺。ある嵐の夜にその壁画から美女が抜け出し、和尚たちを霊力で消滅させる事件が。そればかりか、調査に訪れた官兵たちも壁画の世界に取り込まれてしまう。それから5年――代筆屋をしながら勉学に励む龍潭(りゅうたん)は、家の再興と婚約者・月嬌(げつきょう)の父が結婚の条 […]
雪舞を心配した皇太后は、鄭児を嫁がせて蘭陵王府から離れさせようするが、追いつめられた鄭児が手を加えた薬膳を飲んで倒れてしまう。屋敷に戻った蘭陵王は、皇太后を粗略にしたとして雪舞を激しく叱責する。翌日、雪舞は謝罪の意を込めて手料理を振る舞って待つが、夜遅く帰宅した蘭陵王の隣には鄭児 […]
大観園(だいかんえん)の築山で春画の刺繍が施された香り袋が見つかり、王氏(おうし)は王熙鳳(おうきほう)が落としたのではないかと疑って問い詰める。だが、王熙鳳は自分の物ではないと申し開きをし、持ち主を探し出すため侍女たちの持ち物を検めることを提案する。その結果、賈迎春の侍女・司棋 […]
牛皐と桂娘と結婚式を挙げ、岳飛や義兄弟が祝福する。時を同じく韓世忠は朝廷の要請で梁紅玉を残して出陣する。金では太宗の臨終が迫っていた。後継の地位を狙う粘没喝と接した太宗は、粘没喝が野心を膨らませた原因は自分の育て方にあったと悔やむのだった。
視力の回復を目指し、伊人剣法の修練を続ける黄楚明(こう・そめい)。しかし、柳一夕(りゅう・いっせき)の身を案じる彼は集中力を欠き、成果はなかなか上がらなかった。根気強く教えてきた慕容硯(ぼよう・けん)の心には、焦りとは別の、苛立ちに似た感情が広がってゆく。それは、黄楚明へ寄せる想 […]
暗殺の首謀者・梁文秀(周一囲)の逮捕が命ぜられることに。しかし文秀は潔く、刑を受けると言い張るのだが・・・
高湛(こうたん)から沈嘉敏(しんかびん)との婚約はご破算にすると約束され、希望を取り戻した陸貞(りくてい)。彼女はもう磁器は作れないと落胆していたが、高湛の励ましで仕事に復帰すると、ついに官窯の設立にこぎ着ける。一方その頃、早くも皇太弟妃を気取る沈嘉敏が、亡き乳姉妹の仇である婁尚 […]
雪梅(せつばい)の魂を入れた魂袋を懐に、道を急ぐ雲亭(うんてい)。期限である10日の内に、展(てん)家の娘・敏(びん)へ雪梅を転生させられなければ、その魂は永遠に消滅してしまう。完全な力を手に入れるために雪梅の魂を狙う泥妖(でいよう)は、汪正雄(おう・せいゆう)の霊魂を使って雲亭 […]
財政問題に頭を悩ませる蘭陵王(らんりょうおう)と、毎日傷兵(しょうへい)村へ通う雪舞(せつぶ)は会えない時間が増えていた。その隙を狙って蘭陵王の心を得ようとする鄭児(ていじ)は、雪舞に忠実な韓暁冬(かんきょうとう)を邪魔に感じるようになる。ある日、機会を得た鄭児は韓暁冬を陥れるこ […]
史太君(したいくん)が80歳を迎える。邸の者たちは上の者から下の者まで史太君にお祝いの言葉を述べ、盛大に誕生日を祝う。その一方で、最近になって邸内の使用人たちの紀律が乱れていることが問題となる。そして、賈迎春(かげいしゅん)の乳母ら使用人の中に賭博に興じていた者たちがいることが分 […]
岳飛の息子・岳雲が成長し戦列に加わった。岳家軍が捕らえた賊に高宗は厳罰を下す。楊再興は彼らが困窮から賊になった不遇を察し、寛大な処罰を岳飛に願い出る。その頃、素素は旅の途中、廬山で店を営む張用と烏詩瑪に再会。彼女はこの地に留まることに。
中秋の月を家族で楽しむ宴で西太后捕縛を光緒帝(張博)に提案する文秀(周一囲)。皇帝の迷いを振り払い、計画を動かすことに
長公主(ちょうこうしゅ)が高演(こうえん)に代わって詔を読み上げ、正式に高湛(こうたん)と沈嘉敏(しんかびん)の婚約を発表する。沈嘉敏に呼び出されて宮外にいた陸貞はそれを知って激しく動揺、自分の右手が一生治らないことも分かり、愛も生きがいもすべてを失ったと絶望してしまう。そして、 […]