杜充の計略により兀朮の軍は建康を制圧。高宗は船に乗って海へ逃げ出す。兀朮は宋を裏切った杜充を侮辱し、弁髪にして従属させる。混乱が続き食糧を断たれ、岳家軍の兵は空腹に苦しむ。しかし岳飛は決して民の食物を奪ってはならないと兵に厳命するのだった。
郭嘉の制止を聞かず、ギョウ城に攻め込んだ曹軍は火攻めで大打撃を受ける。曹操は自らの非を認め、病床の郭嘉に謝罪するのだった。曹軍を撤退させた袁譚は、その功績を振りかざしてギョウ城を支配しようとするが、袁尚に追放される。匈奴の美しい歌を耳にした曹操は、それが蔡エンの作ったものであると […]
刺客の残党を捜すため金華山へと出向いた慕容硯(ぼよう・けん)は、偶然にも黄楚明(こう・そめい)と再会する。からかい半分で手合わせを挑んできた慕容硯を相手に、武芸のできない黄楚明は、へっぴり腰で逃げ回るばかり。しかし、振り下ろした太刀を木剣ではね返された慕容硯は、彼の内力の強さを想 […]
西太后還暦式典の年に勃発した日清戦争。宮廷では、戦に積極的な皇帝波(改革派)と講和を目指す西太后派(守旧派)で、対立の激しさが増していく
司衣司の仕事で思わぬ失敗が続いて落ち込む陸貞。王尚儀(おうしょうぎ)の抜き打ち試験でも結果を出せず、八品に降格となった彼女は心労で倒れてしまう。その間に沈碧が昇格、陸貞は司衣司での居場所を失うことに。そこで、困った陸貞は婁皇太后(ろうこうたいごう)に相談に行くが、それを知った高湛 […]
秋になって例年より持病がひどくなった林黛玉(りんたいぎょく)。彼女は自分を心配してあれこれ気遣ってくれる薛宝釵(せつほうさ)の態度に感服し、薛宝釵に対するわだかまりが消えていく。その頃、ケイ氏(けいし)は夫・賈赦(かしゃ)の命令で史太君の侍女・鴛鴦(きんえんおう)を側室に迎えよう […]
河岸の領民の被害は甚大で民も兵も疲弊し、金軍の南下は勢いを増すばかり。状況を案じる高宗に秦檜は緩兵の計で南下を引き延ばすことを提案する。同じ頃、金と内通する杜充は岳飛を韓世忠の陣営に向かわせ、建康の守備を手薄にする調虎離山の計を仕掛ける。
曹操は、尊大な態度を示す許攸を許チョに殺させる。官渡の戦いに敗れ、病に伏せた袁紹は、三男の袁尚を後継者に指名してついに息絶える。父の弔いのために地方から帰還した長男の袁譚は、不満を露にし、武力と統率力を見せつけるために、ギョウ城を攻撃してきた曹操軍に相対するが……。その頃、蔡エン […]
西暦344年、東晋の第五代皇帝に、わずか8歳の司馬タン(しば・たん)が即位。中原には異民族・匈奴が建国した趙が、西方にはテイ族の興した成漢があって戦火が絶えないばかりか、中国全土は災害や飢饉にも見舞われ、混乱の時代を迎えていた。そんななか、重臣の曹安(そう・あん)から、金華山に霊 […]
宮廷の政治に口を出し、西太后(田中裕子)の逆鱗に触れた皇帝側室・珍妃は屈辱的な刑を受ける。そして、文秀(周一囲)は至宝「夜の真珠」を西太后に返すために宮廷へ
司衣司(しいし)の掌飾(しょうしょく)となった陸貞(りくてい)は、用勤院(ようきんいん)で彼女に嫌がらせをした沈碧(しんへき)と再会。初めは沈碧を警戒した陸貞だったが、彼女の忠誠心を目の当たりにして、過去は水に流すことにする。やがて、陸貞は沈碧と一緒に考えた五彩の衣が評価されて七 […]
かげがえのない一時を過ごした雪舞と蘭陵王。しかし、その晩、雪舞は祖母の予言を夢に見る。蘭陵王の運命の相手は自分ではないと知った雪舞は、蘭陵王と距離をおいてしまう。斉では兵や民たちが勝利をもたらした蘭陵王の帰還を歓迎し、その功績をたたえた祝宴が開かれる。一方、高緯(こうい)は屈辱と […]
史太君(したいくん)の提案で一族の皆がお金を出し合い、王熙鳳(おうきほう)の誕生日を祝う。そんな中、賈宝玉(かほうぎょく)は1人だけ祝いの席に遅刻する。実は邸をこっそり抜け出して金釧児(きんせんじ)の供養を行っていたのだ。一方、王熙鳳は大いに酒に酔ってご機嫌に。だが、自宅に戻った […]
梁紅玉の活躍で岳飛たちは苗傅と劉正彦が捕らえ高宗を救う。建康に留まった岳飛は、長江北岸の守備が手薄で、もし兀朮が奇襲してきたら防げないと意見する。しかし杜充と王ショウはこの意見に一切取り合わない。案の定、金では韓常がこの地域へ攻め込もうとしていた。
曹操は自ら五千の兵とともに袁紹の兵に扮して烏巣に向かい、袁紹の食糧庫に火を放つ。曹操がまだ本陣にいると思い込んだ郭図は、本陣を襲撃するよう袁紹に提案。張コウと高覧が曹軍本陣を攻めるも投降し、袁軍の士気は大いに乱れる。内通者の袁紹への書簡を手に入れた曹操だったが、内通者を追及するこ […]
日本人記者の岡(小澤征悦)らは、西太后側近の春児(余少群)に取材する。「悪女」という評判とは裏腹に、西太后(田中裕子)の素顔に迫る記事内容が波紋を広げることに
毒を盛った陰謀の事実はなかったことが証明され、釈放された陸貞。一連の騒動で、彼女は自分だけを真摯に想ってくれる高湛の気持ちを理解し、頑なだった心を解いて彼と仲直りする。その後、婁尚侍(ろうしょうじ)に異動を願い出た陸貞は、後宮の衣装の管理を担う司衣司(しいし)に配属される。彼女は […]
春華は牢獄で葬送曲を聞き、含香の葬儀が盛大に行われたと知って安心した。皇帝の誤解は解け、楊永は無罪となる。春華は喜んだが、万貴妃が春華を許さない。死刑執行の前日、牢は大きな火災に見舞われ、春華は火事で焼死したと見なされた。しかし春華は火事の直前、黒衣の男たちに救われていたのだった […]
周の大軍は斉軍が立てこもった洛陽(らくよう)城を完全に包囲し、もはや周の勝利は揺るぎないかのように見えた。まさに洛陽城が攻め入られようというとき、軍神の面をかぶった蘭陵王(らんりょうおう)が現れる。そしてわずか500騎で10万の大軍を撃退する。なんとか周軍から逃げ出した雪舞(せつ […]
劉婆を連れた史太君の一行は尼僧・妙玉(みょうぎょく)の住まいを訪ねて、上等な茶をご馳走になる。その際、林黛玉(りんたぎょく)、薛宝釵(せつほうさ)には妙玉から特別な茶がふるまわれ、賈宝玉もご相伴に与る。そして、栄国邸で贅沢を味わった劉婆は多くのお土産を携えて村へと帰っていった。な […]