苗傅と劉正彦が謀反を起こし、高宗を軟禁する。面会を許された秦檜は、武官に重きを置かぬよう高宗を諌め、韓世忠が助けに来ると伝える。やがて韓世忠が祝いと称して苗傅と劉正彦を訪問。梁紅玉が余興の太鼓の音で城外の岳飛たちに合図し、宮中に踏み込ませる。
関羽は袁紹軍のもう一人の猛者・文醜も討って曹操軍の勝利に貢献するが、劉備が袁紹に身を寄せたことを知り、曹操からの厚遇を固辞して去る。曹操と袁紹が半年以上にらみ合いを続けている間に、許昌攻略の機を窺っていた江南の孫策が暗殺される。袁紹に軍糧横領の罪を着せられた許攸は、曹操のもとに降 […]
優れた官僚である文秀(周一囲)に恩を売っておきたい西太后(田中裕子)は、結婚祝いとして至宝「夜の真珠」を贈る。皇帝派の文秀(周一囲)はその策略をどう乗り越えるのか・・・
迎春の宴で竪琴を弾いた娘が突然倒れた事件について調査が始まる。やがて、陸貞(りくてい)の住む青鏡殿(せいきょうでん)から鳥兜(とりかぶと)の毒が見つかり、陸貞が竪琴に毒を塗ったと疑いがかかる。実は、その鳥兜は高湛(こうたん)から情報をもらった陸貞が父親の死因を調べるために入手した […]
万貴妃と周皇太后は、含香がいる寺へ駆けつけ、春華と楊永は捕らえられた。皇太后は皇帝のためふたりを死刑にすると怒る。汪直は春華を救うため、含香と楊永に罪をなすりつけるよう説得するが、春華はかたくなに断った。面会に来た清姿にも、楊永を救うよう頼み込む。皇帝はすでに含香を許し、皇太后の […]
周軍の厳重な警備でなかなか解毒薬を手に入れることができない雪舞は、自ら毒薬を服薬し、宇文ヨウが口移しで飲ませた解毒薬を手巾に含ませることに成功する。一方、斉を攻める宇文ヨウは高緯率いる斉軍を打ち破り洛陽城に追い込む。時を同じくして、暁冬が命がけで持ち帰った解毒薬で回復した蘭陵王が […]
王熙鳳(おうきほう)の親戚を名乗る貧しい農民の劉婆(りゅうばあ)が、孫の板児(はんじ)を伴って再び栄国邸(えいこくてい)にやってきた。史太君(したいくん)に気に入られて以前にも増して手厚い歓迎を受けた劉婆は大観園(だいかんえん)を見物し、豪勢な食事を堪能する。一方、劉婆が口から出 […]
兀朮の大軍が迫り、杜充は高宗の護衛を口実に建康へ逃げ込もうとする。こうしてベン京は兀朮にあっさり制圧され、長江が金と宋の境界となる。金軍がさらに南下し、建康を攻める準備をし出した頃、兀朮は兵に殴られながらも宝物を大切に愛でる宋の人物・宇文虚中を助ける。
曹操の攻撃を受けた劉備は関羽と離ればなれになり、行方も分からなくなる。土山に立てこもって抗戦していた関羽だが、曹操に説得され、劉備の家族を守るために降伏するのだった。曹操は、圧倒的な武力と忠義の心を持つ関羽に名馬・赤兎馬を与えて歓待。曹操に恩義を感じる関羽は、攻め込んできた袁紹軍 […]
ともに惹かれ合う文秀(周一囲)とミセス・チャン(殷桃)。その最中、文秀の師・楊喜の娘との縁談が持ち上がる。その素性から一緒にはなれないふたりの想いは揺れ動く
怒りをため込んだ七巧の変心を感じた万貴妃は、池に落とし亡き者にした。後宮から出られない境遇の宮中の者たちは、皆不安を感じた。おばの凌司正は、万貴妃から金を下賜された。含香はますます弱り、張太医は春華に含香の余命はわずかであることを知らせた。春華は含香の願いを叶えるべく、楊永を捜し […]
周軍の毒矢を受けて衰弱する蘭陵王(らんりょうおう)を見た斉(せい)の皇太子・高緯(こうい)は、蘭陵王の勢力を抑える好機と判断し、自ら洛陽(らくよう)防衛の指揮を執るべく兵を奪う。責任を感じた雪舞(せつぶ)は、唯一の治療法の解毒薬を手に入れるため、暁冬(きょうとう)と共に周に乗り込 […]
史湘雲(ししょううん)が詩会の主人役を務めることになり、薛宝釵の助言で史太君(したいくん)ら賈(か)家の人々を招待して宴を催す。木犀(もくせい)を観賞しながら蟹を楽しむこの宴は大いに盛り上がり、王熙鳳(おうきほう)まで侍女と一緒になってはしゃぐ。そんな中、賈宝玉は従姉妹たちと詩作 […]
黄河流域で金軍と激突した岳家軍は、部隊別に次々攻めては退く戦術で鐵浮屠を回避しつつ金軍の士気を削ぐ。だが杜充は戦況を見ずに堤防の破壊を指示。黄河から溢れた大量の水は金軍に多大な損失を与えたが、同時に数十万人の両岸の民を溺死させてしまう。
軍師の賈クが袁紹の使者を斬り、張繍は曹操に身を寄せることとなる。張繍の裏切りに怒った袁紹は、曹操が国賊であるとの檄文を陳琳に書かせ、諸侯に送る。一方、曹操は、董承の密謀に気付き、その一族を皆殺しにする。袁紹の部下たちは全軍を挙げて許昌に攻め入ることを進言するが、袁紹は幼子の病気を […]
出過ぎた態度で西太后(田中裕子)を怒らせた春児(余少群)は棒叩きに。だが、春児が歌う歌を聞き、刑は中止となる。歌には西太后が探し求める秘宝「龍玉」に関する鍵が・・・
長公主(ちょうこうしゅ)は沈国公(しんこくこう)の娘である沈嘉敏を高湛と結婚させたいと考えていた。そこで、婁尚侍(ろうしょうじ)は長公主の顔を立て、沈嘉敏を名ばかりの六品司珍(しちん)に任命、陸貞の上司として司宝司(しほうし)の管理を任せる。すると、沈嘉敏が陸貞を目の敵にし、的外 […]
袁放と楊永は汪直の悪事の証拠を捜していた。袁放の手配で宮中へ忍び込んだ楊永は、春華に汪直の帳簿を手に入れるよう頼む。思わぬ再会に感激したのも束の間、夫を裏切る頼みに春華は迷う。汪直は妻の悩みを気遣い、誕生日を宮廷の外に連れ出して祝った。感激した春華は楊永の頼みを断る。万貴妃は皇子 […]
蘭陵王率いる斉軍は、雪舞のいる疫病が蔓延する村を焼き払うことを宣告する。雪舞は蘭陵王の非情な言動に傷つくが、知恵を振り絞り疫病を消し去ることに成功する。だが、安心したのもつかの間、蘭陵王は雪舞が救った阿怪(あかい)を周の間諜と確信し処刑を決める。必死に阿怪を庇う雪舞だったが、阿怪 […]
黄河決壊を止めようとする岳飛に、杜充は金軍と鐵浮屠を撃退できれば中止すると持ちかける。張用は王ショウと通じ、堤防破壊に用いる大砲を調達。利益を得た張用に駆けつけた岳飛は怒りをぶつける。だが張用は部下に大砲を下ろすよう指示し、水没の危機を回避する。