諸葛亮が予想した通り、曹仁の計略にはまった呉軍は南郡城内におびき寄せられ、周瑜が弓で射られ重傷を負ったとの知らせが伝わってくる。さらにその後、周瑜死亡の噂も流れるが、諸葛亮はそれが周瑜の策略であると見抜き、曹仁はひっかかるだろうと予想する。周瑜は曹仁との戦いに勝利するが、その隙を […]
劉琦と劉備が兵を率いて荊州に攻め入ろうとしていると呂蒙から報告を受けた周瑜は、真偽を確かめるために劉備の陣営に自ら乗り込む。劉備から南郡を攻めると聞かされた周瑜は、南郡を取るべきなのは孫権側だと主張し、自分たちが30日以内に攻め落とせない場合は、劉備が南郡を取ってもかまわないと言 […]
曹操は曹冲を寵愛しており、曹丕は曹操に迎合して弟の聡明さを褒めたたえる。それを見た司馬懿は曹丕の計算高さを知るのだった。馬騰の退却を知った曹操は安心し、司馬懿を正式に曹冲の賓客として迎えるが、その夜、曹冲と曹丕が何かに咬まれて重篤となる。結局、曹冲は毒死し、曹丕は回復する。曹操は […]
曹操は司馬懿に、許都に帰って息子の曹冲の補佐役につくようにと命ずる。司馬懿は断わろうとするが、天下統一が一代で成し遂げられないなら後継者を育てるしかなく、優れた補佐がいて、初めてその希望が実現するのだと語る曹操の言葉に心を動かされ、曹操の命を受け入れる。北に引き返そうとした曹操は […]
曹操を逃がした関羽に諸葛亮が処刑を言い渡すと、劉備が「桃園の誓い」を守るため、先に自決すると言い出す。呉から様子を見に来ていた魯粛が諸葛亮をなだめると、諸葛亮はすんなりと関羽を許す。諸葛亮は一芝居打ち、魯粛も劉備との同盟を保つためにその芝居に乗ったのだった。一方、曹操は部下たちと […]
劉備のもとへと戻った諸葛亮は、各武将に役割を指示するが、関羽には何の任務も与えない。曹操に恩がある関羽は曹操を逃がすのではと、諸葛亮は心配していたのだ。関羽は激怒し、忠誠を誓う誓約書をしたためる。その頃、曹操軍の水軍に黄蓋の船隊が投降してくるが、黄蓋の号令で二十艘の船が一斉に火の […]
武将たちを集めて軍務を命令する周瑜に、老将黄蓋が反抗する。周瑜は激怒して黄蓋を百叩きの刑に処す。諸葛亮は、それが曹操を油断させるための策であることを見抜く。曹操は、間諜として送り込んでいる蔡中と蔡和からの報告で黄蓋が打ちすえられたことを知り、黄蓋から届いた投降の密書を信用する。そ […]
蒋幹が周瑜のもとから盗んできた手紙を読んだ曹操は、蔡瑁が周瑜と密通していると知り、蔡瑁の首をはねる。しかし、それは周瑜の策略だった。水上戦に不慣れな曹操軍にとって、蔡瑁は頼みの綱。周瑜は戦わずして蔡瑁を葬ることに成功したのだった。そして周瑜は、諸葛亮に10日以内に10万本の矢を作 […]
出陣する周瑜に、小喬は自分もついていくと主張、周瑜は妻を連れていくことにする。諸葛亮の兄である諸葛瑾を派遣し、諸葛亮を配下にしようとした周瑜だが、説得に失敗。周瑜は、諸葛亮の英知に脅威を感じ始める。孫権と劉備の連合に神経を尖らせる曹操は、人を派遣して孫陣営の状況を探らせようとする […]
抗戦か降伏か決断できない孫権は、周瑜に意見を求めるという。魯粛は諸葛亮を連れて周瑜と会うことにする。互いをつぶさに観察し合う諸葛亮と周瑜。諸葛亮は、人妻好きの曹操が孫策の妻、大喬と、周瑜の妻、小喬を手に入れようとしていると語り、周瑜を怒らせる。翌日、孫権が文武官と協議していると、 […]
曹操は、蔡瑁が水軍の訓練を終え次第、長江を下り、江東の孫権を滅ぼすことにする。その頃、劉備のもとに、江東の魯粛が訪ねてくる。諸葛亮は、魯粛に随行して孫権を説得に行き、共に曹操に対抗しようと進言する。しかし、張昭をはじめとした老臣たちは孫権に曹操への投降を勧めていた。魯粛に連れられ […]
荊州を手に入れた曹操は、降伏してきた蔡瑁を水軍都督とし、10万の水軍を統率するよう命じる。さらに曹操は、江陵に逃亡中の劉備を追撃し一網打尽にしようとする。趙雲は、行方不明になっていた劉備の妻の糜夫人を長坂坡で見つけ出すが、糜夫人は足手まといになることを恐れ、息子の阿斗を趙雲に託し […]
曹操が派遣した夏侯惇の軍が新野城下に迫ってきたため、劉備は諸葛亮に戦の指揮を執らせる。劉備が城を出ようとした時、劉琦が涙ながらに、蔡瑁とその妹に命を狙われていると訴えてくる。諸葛亮から助言を受けることができた劉琦は、感謝して去る。戦に勝って帰ってきた関羽と張飛は、諸葛亮に頭を下げ […]
諸葛亮は三顧の礼を受け、劉備に出仕する。しかし、劉備が諸葛亮を師と仰いで礼遇することを、関羽と張飛は快く思わない。江東では、孫策が狩りの途中で刺客に襲われ、重傷を負う。孫策は江東を孫権に託すが、宮廷内には年輩の文武官ばかり。18歳の孫権には荷が重かった。しかし、孫策の葬儀に駆け付 […]
劉備は、去っていった徐庶の勧めの通り、関羽と張飛を連れて臥龍岡の諸葛亮を訪ねるが、諸葛亮は旅から帰っていなかった。12月、再び劉備は風雪をものともせず隆中へと赴くが、やはり空振りに終わる。蔡瑁の妨害により、兵糧不足に悩まされる劉備だったが、関羽と張飛の意見には耳も貸さず、孔明に会 […]
劉備は徐庶を伴って新野に帰りつく。曹操が送り込んだ曹仁が八卦の陣法を駆使して戦うのに対し、徐庶は関羽、張飛、趙雲に八卦の陣の打ち破り方を授け、曹仁を撃破する。曹操は徐庶の智略に感心し、母親を使って徐庶をおびき寄せる。徐庶は皆が止めるのも聞かず、劉備のもとを去っていく。しかし、徐庶 […]
劉備は突然、劉琦に叩き起こされ、蔡瑁の魔の手から逃げおおせる。数日後、劉備は劉表に代わって襄陽の廟会に赴くことになり、その途中で儒者から劉備の馬は主人の害となるだろうと指摘される。蔡瑁が劉備暗殺に派遣した虎賁軍に追われる中、劉備の馬は前脚を岸から踏み外して川に落ちてしまう。劉備は […]
劉表から小城の新野を与えられた劉備は、そこに向かう途中、劉表の長男の劉琦から荊州でいかに危険な目に遭っているかを訴えられるが、劉備には慰めることしかできない。その頃、蔡瑁は妹の蔡氏と密かに劉備から荊州を守る計画を語り合っていた。中原では曹操が攻撃を進め、冀州にまで進出していた。天 […]
袁紹に追い出された許攸は曹操軍に投降し、袁軍への攻撃計画を提案する。袁紹は案の定、罠にはまって大敗。敗残兵と山中に逃げた袁紹は、屈辱耐え難く吐血して昏倒する。また、劉備の古城も曹軍に破られ、やむなく劉備は荊州の劉表のもとに逃げこむ。劉表は大将軍蔡瑁の反対を押し切って劉備を迎え入れ […]
曹操が時間稼ぎをしている間に、曹仁、許?らの猛将たちが袁紹を包囲していた。突如、戦いの火蓋が斬って落とされ、袁紹軍は10倍もの兵力を持っていたにも関わらず、壊滅状態へと追い込まれる。劉備の援護により、袁紹は何とか逃げきったが、本営に戻るとキョチョの唆しに乗って田豊に死を賜う。まだ […]