司馬懿は西城に進軍するが、城門を開け放して琴を奏でる諸葛亮を見て、伏兵が潜んでいると判断して退却する。諸葛亮のもとに、街亭を失った馬謖と王平が現れる。趙雲ら老将軍たちがかばう中、諸葛亮は軍の規律を守るため、泣く泣く馬謖の処刑を命じるのだった。諸葛亮も自らの進退を劉禅に問い、降格と […]
司馬懿の陣営に戦友の申儀が訪ねて来て、孟達が蜀に寝返り、魏王を洛陽で生け捕りにしようとしていると知らせる。驚いた司馬懿は急いで新城に向かい、孟達の首を取り、曹叡に献上。曹叡は感動して軍の指揮権を司馬懿に委ねる。蜀の陣営では、馬謖が要所である街亭の守備を志願していた。諸葛亮は王平を […]
諸葛亮の北伐を知った曹叡は、老臣王朗の反対を無視して夏侯楙を大都督に任命する。諸葛亮が雍涼を通って進軍すると読んでいた司馬懿は、戦いに備えて密かに増兵していたが、それが朝廷に漏れ、あらぬ疑いをかけられる。結局、司馬懿は曹叡に職を解かれ、故郷に追いやられてしまう。司馬懿のいない魏軍 […]
諸葛亮は馬謖を孫権のもとへと派遣し、連立の約束を取り付ける。魏の攻撃を撤退させることに成功した諸葛亮だったが、まだ無名だった司馬懿に警戒を強める。曹丕は、司馬懿が止めるのも聞かず、自ら軍を率いて出陣するが、呉と蜀の連合軍に大敗。持病が悪化し、司馬懿に曹叡の補佐をするようにと言い残 […]
諸葛亮は諸葛瑾に、蜀とは敵対しないようにとの陸遜への伝言を託す。劉備は臨終の際に諸葛亮を呼び、蜀の今後と息子の劉禅を託しながら息を引き取るのだった。劉備の死を知った孫権は、関羽と張飛の死で恨みを買っていた劉備が亡くなったことで、蜀と再び敵対することがなくなるだろうと喜ぶ。その頃、 […]
諸葛亮は、趙雲に劉備を救って白帝城へ向かうように、馬謖には魚腹浦で八卦の陣を布いて時間稼ぎするように、と命じる。諸葛亮の予想通り、陸遜の火攻めに遭って大敗した劉備は白帝城に逃げ込み、諸葛亮や劉禅を呼び寄せる。その頃、曹丕が隙をついて荊州を狙っていたが、孫権はそれを見破っていた。劉 […]
諸葛亮は馬謖に託して手紙を劉備に届けさせる。手紙には、兵法に通じている陸遜に対する注意が書かれていたが、進攻を続ける劉備の決意は変わらなかった。蜀軍では、水源が枯渇し、汚水を飲んで疫病にかかる者が続出。劉備は全軍を山林の谷川付近に移動させる。それを知った陸遜は、蜀軍を火攻めにでき […]
富池口で呉軍は大敗し、老将程普も矢に当たって絶命する。一方、蜀の勝利の立役者、黄忠も帰らぬ人となり、劉備は呉の攻略を胸に誓い、呉の最後の砦である夷陵に迫る。孫権は陸遜を大都督に任命し、軍を統率させるが、蜀軍の猛攻は止まらず、呉軍は続けざまに数十の砦を攻め落とされる。陸遜は韓当たち […]
劉備に攻め込まれた孫権は、諸葛瑾の勧めもあり、曹丕に帰順する。曹丕もこの上奏を受け入れ、孫権を呉王に封じる。孫桓が夷陵に留まっていることを知った劉備は、関興に出陣を命じる。呉の援軍をおびき寄せて奇襲するのが劉備の企みだったが、孫権は程普が止めるのも聞かず、援軍を送ることを決めてし […]
張飛を失った劉備は、霊前で呉を伐つことを誓い、70万の大軍を率いて出陣する。呉討伐に反対していた諸葛亮は徐々に発言力を失い始める。孫権は孫桓にシ帰を守らせ、膠着状態に持ち込もうとするが、張飛の息子張苞、関羽の息子関興の猛攻に耐えられず、シ帰城はわずか数時間で陥落する。孫権は諸葛瑾 […]
建安26年、劉備は旧蜀臣の李厳の助言を受けて皇帝に即位する。劉備はまず呉討伐の詔を発するが、趙雲と諸葛亮に止められる。呉討伐が見送られたことを知った張飛は激怒するが、劉備になだめられる。酒浸りとなった張飛は、部下に無茶な命令を下しては鞭を打って罰するという傍若無人な振る舞いを続け […]
司馬懿に迫られ、ついに漢献帝は曹丕に帝位を明け渡す。漢を滅ぼしてしまったことの責任を感じた漢献帝は、許都から去る際、自分の乗った船に穴を空けて沈没させるのだった。関羽に続いて、漢献帝も失った劉備は、漢復興の夢が潰えたと悲しみに暮れる。漢献帝の葬儀の日、劉備の臣下たちは、曹丕に対抗 […]
司馬懿から帝位に就くための根回しについて説明を受けた曹丕は、喜んで同意する。司馬懿は司馬家の名が泥をかぶらぬよう、華キンに命じて漢献帝に禅譲を迫る。退位を迫られた漢献帝は取り乱し、祖先に伝えるために宗廟に行き、そこで曹皇后に慰められる。朝廷に戻った漢献帝は、要求を飲み、玉璽を差し […]
曹操の葬儀が行われる裏では、王位争いが繰り広げられていた。曹丕は、大軍を率いて許都へとやってきた曹彰に警戒心を強めていた。しかし、司馬懿が曹彰を説得し、内乱を防ぐことに成功。司馬懿は曹丕から絶世の美女、静シュを賜る。曹丕は、さらに曹植を処刑しようと画策するが、文官の前で詩を詠ませ […]
関羽討ち死の知らせを受けた劉備は悲嘆にくれる。一方、許都では、曹操が孫権から送られてきた関羽の首を受け取り、部下に手厚く葬るよう命令する。またもや頭痛による発作が起きた曹操は、華佗を治療に呼び寄せるが、頭を切開するという華佗の提案に怒り、投獄してしまう。曹操が帝位につくことを望む […]
徐晃が曹操に命じられて関羽と激戦を繰り広げている間に、呂蒙が荊州の城を落としていた。陸遜から、荊州攻略後は関羽を追わないようにと言われていた呂蒙だが、精鋭部隊に追撃させる。呂蒙に追いつめられた関羽は、腕の傷がもとで落馬し、麦城に敗走する。呂蒙に攻め込まれ、関平らが殺されていくのを […]
関羽の侮辱的な態度に怒った孫権は、荊州に攻め入ることを決意する。一方、関羽は全兵力を樊城に進軍させて戦い、曹軍のホウ徳を水攻めにして破る。毒矢を射られ負傷した関羽だったが、名医の華佗が骨を削って治療する間、碁を打ち続け、皆を感心させる。呂蒙が病に倒れ、孫権から臨時に大都督とされた […]
定軍山で黄忠に攻められていた夏侯淵は曹操に助けを求めるが、曹操は援軍を送らず、夏侯淵は黄忠に殺される。曹操は"鶏の肋骨"という合い言葉を全軍に広めるが、その意味を曲解して撤退を始めた楊修に激怒し、処刑する。劉備の攻勢に押される中、曹操は激しい頭痛に襲われ失神。 […]
掟を破って白馬門を通ろうとした曹植を必死で止めた荀彧。そこに現れた曹操は、曹植を叱責することなく、門番を処刑する。荀彧は曹操に必要とされていないことを悟り、自害する。それを知った耿紀ら反曹操派は反乱を起こすが、失敗に終わり、処刑されてしまう。まだ反乱分子がいると思い、曹丕にまで疑 […]
諸葛亮のもとに兄の諸葛瑾がやってきて、劉備が荊州を返さなければ、諸葛瑾一族が皆殺しにされると嘆く。諸葛亮は、劉備に頼みこみ、まず荊州三郡を返すことにしてもらう。最初は反対していた関羽も、魯粛に敬服し、三郡を返すことに同意する。病気の身で無理をした魯粛は、孫権へ手紙を書こうとするが […]