安禄山は契丹との戦で大きな軍功を上げた。楊国忠は安禄山の勢力が拡大することを恐れ、皇太子の李亨と手を組もうとする。李俶は安禄山が1年半にわたり怪しげな動きを見せていることを懸念していた。彼らは安禄山を都に呼び出して、謀反を画策していないか確かめることにする。正妃になりたい崔彩屏は […]
岑旺祖の人相書きを作るという名目で、秦香蓮を訪ねる包拯と雨柔。秦香蓮の夫は今やフバとなり陳世美と名前を変えている。しかも、「岑旺祖はカンキに改名した」と包拯に嘘をついていた。夫の嘘を守るべく、秦香蓮は包拯にカンキの容貌を伝える。陳世美もやむを得ずカンキを売り渡し、刺客として始末し […]
中行期の供述から、和氏の璧の事件への関与が濃厚になった張儀は自宅軟禁となる。昏睡から覚めたユエは、手元に届いた和氏の璧が偽物だと気付く。毒針を仕込んだ真犯人は、張儀を疎んだ公孫衍だった。ユエは、びしゅと張儀はいずれも陥れられただけだと大王に告げる。ユエの説得で再び奮い立った張儀は […]
秦香蓮母子の身柄を陳世美に引き渡した包拯は、雨柔の話から秦香蓮が夫を助けるため、あえて陳世美の芝居に付き合ったと確信する。一方、妻と再会した陳世美は、上京してからフバとなったいきさつを秦香蓮に打ち明け、全員が命を保つためにもカンキと西夏へ行ってほしいと頼み込む。その頃、後宮の李太 […]
慕容林致は皇太子妃に頼まれ皇太子の脈を診るのだが、皇太子が子を成せないほど体が弱っていることに気づく。だがその場では正直に言えず、お茶を濁してしまう。沈珍珠は沈家で拾った令牌の紋様により、刺客の正体が宮中の貴人に仕える間者だと分かり、尚宮局へ潜入するため入宮をもくろむ。一方、李俶 […]
ユエは山海経をヒントに“和氏の璧”の仕掛けを解くが、仕込まれた毒に倒れる。ユエは昏睡状態になるが、毒の種類が分からない侍医はなす術がない。毒に触れたかもしれないと恐れたびしゅは、楚から持参した薬箱にあった解毒薬を服用する。それを聞いた魏夫人は、びしゅが怪しいと大王に密告。びしゅの […]
カンキに言われるまま故郷へ戻ろうとした秦香蓮だったが、夫のことが諦めきれず馬車から降りる。そんな母子に遭遇した雨柔は、3人を開封府へと連れていく。秦香蓮たちの話と陳世美が襲われた現場の状況から、包拯は陳世美と母子との関係を疑う。その頃、吏部尚書になることが決まった陳世美は、包勉の […]
安慶緒は沈珍珠を連れて逃げようとするが、父親である安禄山に激しく叱責され、せっかんを受ける。結婚の覚悟を決めた珍珠は皇宮に向かい謁見を求めた。婚儀の準備が着々と進む中、「沈さん」に密かに想いを寄せる李俶は、花嫁に期待が持てず、他人事を決め込む。だが結婚初夜、李俶は自分が娶った珍珠 […]
中行期は范賈を使って“和氏の璧”の情報を世間に広めさせ、大金を儲けることを考えていた。ユエは張儀に頼まれ、“和氏の璧”の購入に乗り出す。それを知ったびしゅは、「玉を得る者は天下を得る」という宮中の噂からユエが野心を抱いていると疑い、自らも璧を手に入れようとする。大王の計らいでユエ […]
夫を捜すために上京した秦香蓮と子供たちを均州に戻らせるべく、陳世美はカンキに多額の銀子を払って協力を依頼する。カンキは拷問によって秦香蓮の居場所を白状させるしかないと考え、包勉を騙してある屋敷へ連れていく。一方、開封府から逃走し、街をさまよっていた秦香蓮と子供たちは、偶然にも包勉 […]
女性であることを回紇の可汗と広平王 李俶に知られた沈珍珠は、李俶と唐への帰路に就くことに。その途中、沈家の惨事を伝えるため珍珠を捜しに来た安慶緒と出会い、李俶に何も告げずにいなくなってしまう。実家に戻り惨状を目の当たりにした珍珠は、真相を明らかにすることを心に誓う。その頃、長安に […]
ユエの出産から数か月後。びしゅは玳瑁の件でユエへの恨みをつのらせ、2人の仲は疎遠に。一方、諸国の宰相となり、打倒秦の準備を進める公孫衍。脅威の1つである義渠の懐柔を図るため、張儀と華公子が義渠王の婚儀に向かう。婚儀の場で魏の使者と張儀は口論になるが、張儀の舌が上回る。大王の寵愛も […]
「均州から上京した夫・岑旺祖を捜している」と包拯に訴える秦香蓮。3人の遺体が夫でないとわかり、秦香蓮の夫はカンキかフバ・陳世美のどちらかであり、偽名を使っているとの結論が下される。その頃、刺客に襲われたはずのフバは屋敷に医者を呼び、真実を隠蔽するための策を練っていた。フバへの襲撃 […]
沈珍珠が提案した作戦が功を奏し、可汗たちは伏兵を撃退する。可汗を狙ったのは吐蕃の叛徒 東則布だった。ちょうどそこへ東則布を追っていた李俶が現れ、またもや珍珠と再会する。可汗に気に入られた珍珠は、可汗の協力を得て、命の恩人の玉佩について調べるが、手がかりとなる文献は7年前の火事で焼 […]
ユエの早産の知らせを受け王宮へ戻った大王は、玳瑁の独断がすべての混乱の原因と知り玳瑁を投獄する。ユエは、大王の励ましもあり、難産を極めながらも無事に男児を出産。侍医を唆してユエに毒を盛った罪で、玳瑁はさらし首の刑を言い渡される。びしゅは大王にとりなすようユエに頼むものの断られ、ユ […]
かつて均州から共に上京した5人のうち、3人が殺される事件が発生。生き残ったのはフバの陳世美と行方知れずのカンキ。事件の捜査に当たる包拯は意見を求めに尹若朝を訪ねる。尹若朝は朝廷を“曲芸団”と比喩し、曲芸団では猿を調教するために目の前で鶏を殺すと教える。誰が猿で、誰が鶏なのか…。そ […]
想い人に会うため出奔した沈珍珠は、思いがけず李俶に再会する。2人は旅を共にして親交を深めるのだった。李俶と別れたのち、珍珠は回紇に向かおうとするが、通行証がないため足止めを食う。諦めきれない珍珠は回紇の難民に成りすまして旅を続けた。同じ頃、沈家に黒衣の男たちが押し入る。彼らは「麒 […]
再会した黄歇と共に楚へ帰ろうとしたユエだが、大王を忘れられず秦にとどまる。1人城門を後にした黄歇は、大王に引き留められ酒を交わす。その後ユエは、2人の再会を手配したのは大王だと知る。女医の摯が強盗に襲われ負傷したため、艾氏が後任となる。臨月のある夜、激しい腹痛で目覚めたユエはすで […]
宮女選びの試験で手を抜いた沈珍珠だったが、最終選抜での振る舞いが玄宗に気に入られ、意に反して入選してしまう。そして皇太子の進言により、広平王府の宮女として仕えることが決まったのであった。楊国忠は水面下でたびたび沈家を訪れていたが、その目的は雲南王の独孤家を従わせることができると言 […]
黄歇が本当に生きていることを知ったユエは、再会を決意。張儀は庸ぜいに、黄欠の正体が黄歇だと明かす。2人の件が取りざたされるのではという張儀の懸念通り、孟昭氏と玳瑁はユエを陥れようと画策するが、知らぬふりを決め込むびしゅに不満を抱く。その後、ユエと黄歇はそれぞれ「15日に四方館で待 […]