書生、官吏の次に狙われたのは同じく均州出身の商人だった。捜査を進める中、包拯は3人が3年前に科挙を受験するために、カンキという男と現在のフバである陳世美と共に上京してきたことを突き止める。フバが次の標的になると案じその行方を捜す包拯だったが、フバと共にいたのはなんと甥の包勉だった […]
知恵者の万事通は、酔仙醸なる酒を持参した者へ1つだけ質問に答えるという。沈珍珠はその酒を手に入れるため男装し詩会に参加。だが優勝し酔仙醸を手に入れたのは、ある若者だった。刺客に追われるその若者を助けた珍珠は、万事通に質問する権利を“半分”譲ってもらうことに。恩人の残した玉佩を万事 […]
大王が唐夫人の寝殿にユエを住まわせようとしていることを知ったびしゅは、自分が住む椒房殿の離れを提供すると大王に提案。大王の承諾をもらう。その頃、張儀から咸陽を去るよう諭され、さらにユエの懐妊を知り絶望した黄歇は、楚に帰ることを決意。折しも市場で黄歇と女医の摯が話しているのを目撃し […]
替え玉事件から3年、首席合格者の陳世美は青女に婿入り。フバとして科挙の改革に意欲を燃やす仁宋の右腕となっていたが、青女からは2年も床入りを拒まれていた。そんな中、開封城では、書院で学ぶ書生と朝廷の官吏が連続して殺されるという事件が起きる。早速、包拯が捜査を開始するのだが…。一方、 […]
木星と金星が月と同時に夜空に出現し、凶兆との噂が流れる。喜び事で厄払いをしようとびしゅは大王の誕生祝いの宴を主催するも、大王は「友人に会う」とユエを伴って去ってしまう。ユエは大王の口止めで行き先が商鞅の墓だったとびしゅに言えず、姉妹の間にわだかまりが残る。市場で女医の摯に出くわし […]
張子雍に毒を盛られた陳世美だったが、包拯たちの手当てを受けて回復し、仁宗の追試を受けて首席に認められる。一方、替え玉受験や書院の放火など数々の罪を犯した張子雍は、何のおとがめもなく牢から釈放されたうえに、武科の首席として禁軍統領に任じられた。そればかりか、今回の不正は科挙の改革を […]
魏夫人は血書を携え大王に拝謁を請うが拒絶され、華公子とともに宮殿の外で一日中ひざまずく。折しも魏長使自害の知らせが届き、心を痛めた大王は魏夫人を許す。びしゅはミーユエら侍妾を集め、魏長使の遺児を引き取る意向を明らかにする。そんな中、四方館へやってきた黄歇は、ミーユエの姿を見かけ駆 […]
包拯の知謀により、張子雍は替え玉事件の経緯を自供。王朝と馬漢は仲立ちを務めた男・韋文卿の隠れ家に急行する。一方、張東から事情を聞いた張徳林も、息子を守るために韋文卿の行方を捜していた。その頃、獄中で陳世美と酒を酌み交わしていた子雍は、替え玉を依頼したのは自分であったと世美に告げ、 […]
秦王はミーユエを連れて四方館を訪れ、月2回の討論の日には男装を条件に参加を許可する。威后の訃報が届き、威后への思いが異なるびしゅとミーユエの間には距離ができる。義渠王に貸した符節は庸えいが買い戻したことを知った公孫衍。魏に戻ろうとした彼は城門で樗里疾に引き留められるが、大王の計ら […]
3人がかりで展無為を負かした雨柔たち。しかし、予想に反して捕まっていたのは張東であった。仕方なく毒に侵された張東を開封府に連れていく。科挙の合格発表を明日に控え、替え玉を見つけ出す期限が迫る中、張東は毒に精通する王朝・馬漢に助けられたが口を割ろうとせず、雨柔による張子雍の尋問も失 […]
びしゅの寝殿を訪れた大王との間で孟えいの縁談が話題に上がるが、びしゅは大王に同意するだけだった。絶食し結婚に抗議する孟エイは、ミーユエを伴いえい夫人のもとを訪れる。大王の説得をお願いするも、王族の定めだと諭されてしまう。孟えいは結婚を受け入れ、ミーユエに出宮符を授け燕王に嫁ぐ。同 […]
王延齢の護衛・展無為からひどい拷問を受ける張子雍の護衛・張東は、自分が書生の韋文卿だと答えてしまう。だが王延齢は張東の顔を覚えていた。韋文卿の居場所を吐かせるため、張東は猛毒を飲まされるが…。その頃、投獄中の張子雍は牢の中で陳世美に出会い、その詩賦の才能に驚いていた。さらに同じ頃 […]
孟えいと共に北の離宮を訪ねたミーユエは、えい夫人から大王の寵愛を独占しないよう厳しく諭される。燕から婚姻同盟を持ちかけられた大王は、張儀らの進言で縁談を進めることに。孟えいは結婚相手が燕の太子ではなく、すでに50歳を過ぎた燕王だと知り猛反発。ミーユエは大王に思い直すよう直訴するが […]
武官の選考試験である武挙で見事な文章を書いた受験者はなんと張子雍だった。替え玉を疑った包拯は、3日で真相を解明するよう仁宗に命じられるが、捜査が始まるや否や、科挙の主監督官が殺されてしまう。包拯は韋文卿という男が替え玉である可能性が高いと踏み書院を捜索させるが、書院からは火の手が […]
びしゅは公子を産み、大王に蕩という名を賜る。名前に込められた意味を知った魏夫人は、息子の華が太子になる望みがないと失望する。大王はミーユエから聞いた黄歇との話に心を打たれ、またミーユエへの想いから、黄歇の新しい墓を建立する。その夜、ミーユエは大王に父威王との思い出を語り、楽しいひ […]
包拯と結婚して数年、未だ子宝に恵まれずにいた端午は、ある日雨柔を訪ね、包家に嫁いで跡継ぎを産んでくれるなら自分は側室になっても構わないと持ち掛ける。だが端午が追い詰められていると思った雨柔は、包拯の義姉の元へ出向き…。一方、かねてより無能な官吏が多いと感じていた仁宗は、范仲淹と包 […]
ミーユエは魏冉救出のお礼に大王の寝殿に赴くが、彼女の心中を知る大王は彼女と別々の寝床で眠る。翌朝、ミーユエが輿に乗って帰ったことで後宮中の噂になるが、ミーユエはびしゅには事情を話し、大王との仲をとりなすのだった。一方、魏夫人は公孫衍に貸した符節が戻らないことに焦りを募らせる。だが […]
切り札を失った皇太后は、皇帝・仁宗に政を返すと宣言。王延齢と張徳林もそれぞれの犠牲を払い、ようやく仁宗の親政が始まる。しかし「火事の真相を天下の民に知らせるべきだ」という包拯の言葉が聞き入れられることはなかった。3年後、張燕燕が皇后に即位する。開封府尹となった包拯により釈放された […]
えい夫人のいる北の離宮を訪れた秦王は、庸ぜいが義渠人から買い戻したという「魏」の文字のある符節と魏からの密書の存在を知る。冉を捕らえた魏夫人はミーユエに縁談を持ちかけ、秦を離れるよう仕向けようとする。このままでは冉の宮刑が執行されると恐れるミーユエは秦王に助けを求め、身を捧げよう […]
真の皇帝となるためには、皇太后から権力を奪わなければならないが、これまで皇太后に守られていたことを知り、仁宗の気持ちは揺らぐ。そこで張子栄は仁宗を李太妃に再会させる。母の苦難の日々を知り、ようやく皇太后との対決を決意する仁宗。夜が明け、それぞれの思いを胸に集まる面々。真相を明かそ […]