一座の演目で琴を弾いていたのは、幼い頃に益児(えきじ)と共に育った周児だった。仁宗は皇太后に頼み込み、周児を皇宮へ連れて帰る。だがこの出会いを偶然すぎると怪しんだ張子栄は、皇太后が仁宗の力を強めたくないための策略であると仁宗に忠告する。しかし、周児への想いが更に強まった仁宋は、王 […]
ミーユエとの婚姻を阻まれた黄歇は、威后に抗議するも一蹴される。王宮から逃げる決心をする2人だったが、黄歇が金華台に軟禁されてしまう。ミーユエは威后の魔の手から逃れるため、びしゅの侍妾として秦に同行することを決意。威后は反対するものの、びしゅに押し切られ、最後にはミーユエの同行を許 […]
数年が経ち、仁宗は立派に成長していたが、朝廷は未だに皇太后と宰相の王延齢、枢密使の張徳林が三つ巴となりながら絶妙な均衡を保っている状態だった。成長した仁宗に政を返すべきだという声が徐々に高まる中、皇太后は仁宗の皇后候補として延齢の孫娘と徳林の娘の名を挙げ、2人を入内させる。一方、 […]
秦王との結婚が決まったびしゅは、ミーユエに侍妾として共に秦へ嫁ぐことを提案する。ミーユエは将来を誓い合った黄歇のことを考え、それを固辞する。少司命の祭典ではびしゅが舞を、その伴唱を黄歇が務めることに。舞を踊ることになっていたびしゅはびいんが用意した酒のせいで不調を訴え、ミーユエに […]
雨柔と想いが通じ合った包拯は、義姉に紹介すべく、雨柔を連れて1年ぶりに廬州へ帰る。ところが義姉は包拯に端午(たんご)を娶らせるつもりで、婚礼の準備を進めていた。包拯は妹も同然の端午を娶れないと訴えるが、義姉は頑として譲らず、自分と同じように気の強い雨柔の説得も聞き入れようとしなか […]
楚王の怒りを買い鼻をそがれた魏美人は自害する。張儀が南后に献じた策が魏美人を亡き者にしたことを知ったミーユエは、張儀と絶交。秦王への対応に悩む楚王は、昭陽の進言で秦王暗殺を企てる。びしゅとミーユエはそれを秦王に伝えに行き、その夜、びしゅと秦王は結ばれる。宴に招かれた秦王は匕首で対 […]
開封府の牢につながれた包拯のもとを訪れた雨柔は「生きて牢を出られたら、あなたに嫁ぐ」と宣言するが、包拯は無言のままだった。一方、皇太后と王延齢・張徳林は、騒ぎを収めるために誰を処刑すべきか腹の探り合いをしていた。幼帝に毒を盛ったことで拷問を受ける陳林から、皇太后はある言葉を聞く。 […]
楚王の体臭を嫌って魏美人が鼻を隠しているという南后の妄言を信じた楚王は、魏美人を鼻そぎの刑に処す。ミーユエの幽閉場所を知った黄歇は救出に向かう。同じくして駆けつけたびしゅの助けも得て命を取り留めたミーユエは、黄歇と生涯添い遂げることを誓う。秦王はびしゅとの縁談をまとめるため再び楚 […]
劉復の命を狙う者は誰なのか。事件を解決するため一計を案じる包拯。国庫の銀子を横領した役人を集め、豚の面をつけさせた。刺客の目をごまかすためだったが、役人たちは我が身可愛さに殺し合いを始める。そこに刺客が現れる。白馬の女は西夏の踊り子、黒馬の男は江湖の侠客。その刺客を差し向けた黒幕 […]
びいんは、幽閉中のミーユエが建物の外で魏美人と談笑する姿を目撃。威后は密告を受けミーユエに足かせを付ける。黄歇やびしゅが、ミーユエの居所を見つけられない中、びいんはミーユエを亡き者にしようと、食事に毒を盛り始める。体に毒が回り弱っていくミーユエだが、魏美人の助けで命は取り留める。 […]
王朝の作戦に従い、子雨の男は劉復に仙丹だと偽り毒を飲ませようとするが、結局男は劉復の手で殺されてしまう。男が詐欺師だったと知った子雨も、生きる希望を失い自害する。その頃、皇宮では皇太后が禁軍(きんぐん)統領の夏(か・)懐(かい)敏(びん)を味方に引き入れるべく、楊太妃を使って美人 […]
夜光石窃盗の罪を着せられ、脚切りの刑を言い渡されたミーユエ。黄歇とびしゅが無実を主張するも威后は聞き入れない。だが、南后の進言でミーユエは無罪放免となる。そんな中、黄歇に片想いするびいんがミーユエへの嫉妬から、ミーユエがびしゅと秦王との間を取り持っていると威后に密告。ミーユエは処 […]
皇太后から息子を差し出すよう命じられた張徳林は、次男の子(し)栄(えい)を選び仁宗の従者として皇宮に残す。その頃、王朝(おう・ちょう)と馬漢(ば・かん)は包拯から命じられ、子雨の男を待つため聴雨楼の前で張り込んでいた。すると、そこへ展昭も現れる。馬漢は展昭を尾行するが、逆に捕らえ […]
秦王は自分の名前入りの手拭いをびしゅに贈る。張儀は諸国から美女を集める命を受け、軍資金1000金を獲得。南后はそんな張儀を買収し、楚王の前で自身を「天下一の美女」と絶賛させ、美女を集める旅を阻止する。威后は南后が持つ夜光石を借りて公主たちに披露するが、それを気に入ったびいんが威后 […]
劉復の命が何度も狙われ、取り巻きの高官たちは聴雨楼には寄り付かなくなっていた。そんな中、またも劉復宛てに箱が届く。中には家職の項福の首が入っていた。その頃、皇太后は張徳林に何の相談もせずに仁宗の生母である李太妃を皇宮から逃がす。しかし、複数の刺客が太妃を奪い合ったため、その間に太 […]
樗里疾は楚との姻戚関係を結ぶべくきん尚を買収。きん尚は樗里疾の入れ知恵で、秦からの贈り物と言って南后に夜光石を贈る。心を奪われた南后は秦と5国のはざまで悩む楚王に策を献じる。それは秦王に偽の公主を会わせるというものだった。びしゅとミーユエは、市場での恩人が秦王えいしだと知り驚く。 […]
劉復を狙った武器は、江湖の者だけが作れる仕掛けだった。開封府尹の尹若朝は「深入りせず、江湖の者の仕業として捜査を終えよ」と包拯に忠告する。だが仕掛けに使われた箱を調べているうちに、包拯はある事実に気づく。一方、皇宮での生活に寂しさを覚えていた仁宗は、姉弟同然に育った青女(せいじょ […]
弟の樗里疾を伴い、視察と嫡公主を娶るため楚を訪れた秦王。楚では六国の同盟により秦に対抗する合従の手はずが整おうとしていた。ミーユエと葵姑は道端で、重傷を負った張儀という男を助ける。びしゅが庭で毒蛇にかまれるも、ミーユエの適切な処置によって事なきを得た。威后は姉思いのミーユエを側仕 […]
幽閉された冷宮(れいぐう)から飛び出てきた李太妃と遭遇する益児。その正気を失った姿を見て、実の母とは知らぬまま胸を痛める。皇宮の外では、包拯が刺客を捜すため劉復に張りついていた。毎夜のように役人たちと浮かれ騒ぎ、村の土地を押収するなど、劉復の所業は目に余るものがあった。村に現れた […]
ミーユエとびじゅうは葵姑と共に宮中に戻るが、下働きのように暮らす日々を送る。ミーユエを妹としてかわいがるびしゅは、威后の目を盗んではミーユエを誘い出す。宮中の学問比べで実力を示した黄歇の姿に心を奪われたびいんは、彼に近づこうとするも相手にされない。葵姑の眼病に効く薬草を求めてミー […]