羅玉珊の死により韋貴妃への恨みを募らせた武如意は、楊淑妃側につき韋貴妃へ反撃に出ることを決意する。一方後宮では、楊淑妃が瑠璃宴の仕切りを任されたことにより、三妃の力の均衡が崩れようとしていた。韋貴妃は殷徳妃を取り込み、後宮での権力をふたたび自分の手に取り戻そうと画策する。そして御 […]
紂王による兵士の公募に応じて、殷の将軍となっウ文化(うぶんか)。最前線の陣営へとやって来た彼は、周の武将を次々と撃退し、一気に戦功を収める。勢いに乗るウ文化は、殷の陣営にやって来た姜子牙の後を追って彼を捕らえようとする。その後、殷の陣営を二人の新たな妖怪が訪れ、周との戦いを志願す […]
大朝会を目前に控え、後宮ではこれまで通り、韋貴妃が中心となって琉璃宴の準備を進める。同じ頃、韋源承は姪の韋貴妃を皇后に据えようと画策していた。だが李世民は明確な決定を下さないどころか、琉璃宴を楊淑妃に任せると宣言する。この宣言は朝廷全体に衝撃を与えた。不遇の身に不満を持ち、酒色に […]
特殊能力を持つ梅山の七怪たちとの戦いで苦戦する姜子牙たち。陣営での会話や行動がすべて敵に知られていると感じた彼は、楊センとナタにあることを命じる。姜子牙らの反撃を知った袁洪は、もはや奇襲をかけるしかないと画策。その夜、七怪らとともに周の陣営を襲おうとするが・・・。
彭婆と親しくなった武如意は、彭婆から文の代筆を頼まれる。その手紙と贈り物の木箱を掖庭の東南門へ届けに行くと、そこに陛下が現れる。彭婆はその昔、李家の乳母だったが、後継者争いの末に兄や弟を殺し、自分を掖庭に幽閉した陛下を許せずにいた。一方、陛下は再度乳母から“恵児”と呼ばれたいとい […]
100万の兵とともに、ついに黄河を渡ることとなった武王たち。その知らせを聞いた紂王は、新たな兵を募って周軍を撃退しようと動き出し、梅山(ばいざん)へと向かった妲己は、兄弟子の袁洪(えんこう)ら、梅山の七怪に助けを求める。両国の戦いには関わりたくないと拒否する袁洪だったが、妲己から […]
掖庭にいる武如意は徐慧と再会を果たし、義姉妹の誓いを交わす。そこへ彭婆が通りがかり武如意に掖庭の外の者への情は断てと告げ、身の上話を始めるのだった。そんなある日のこと、掖庭の獄に入れられていた羅玉珊のかつての恋人鄭子章が死ぬ。羅玉珊は鄭子章に捨てられたと思い込んでいたが、実は彼か […]
皇太子妃は、自分に心を許さない夫のことで悩んでいた。努力しても溝は広がる一方で、皇太子妃は頭をかかえる。武如意は鄭婉言が死んだ責めを負わされ掖庭に送られる。掖庭は韋貴妃の配下である羅玉珊に牛耳られていた。さっそく襲われる武如意だったが、間一髪のところを彭婆に救われる。文徳皇后を知 […]
蓬ライ島の道士になりすまし、遊魂関(ゆうこんかん)の竇栄(とうえい)の陣営へとやってきた楊センとナタ。二人のことを信じる竇栄は、東伯侯(とうはくこう)の攻撃にどう対応すればいいか、二人に助言を求めることに。やがて楊センの助言は受け入れられ、竇栄が二人をもてなすが、ちょうどその時、 […]
妲己の力を借りて、再び地上へと戻ってきた紂王。彼は相変わらず妲己の言うことのみを信じ、罪のない庶民の殺害を繰り返していた。そんな姿を見た箕子(きし)は、このままでは紂王の代で殷が滅びてしまうと、紂王に諫言するが、紂王の怒りに触れ、打ち首を命じられる。その姿を見た、紂王の兄と叔父は […]
韋貴妃の尋問から放免された武如意は、承慶殿で刺客に襲われる。かろうじて一命を取り留めて逃げる途中、陛下と出くわし気絶する。陛下は武如意を襲った刺客が鄭婉言の死に関与していると考え、大理寺に捜査を命じる。一方、鄭婉言は酒器に仕込まれた猛毒によって絶命したと判明する。だが、その酒器は […]
メン池城を守る張奎(ちょうけい)夫妻を相手に苦戦を続ける周軍。苦境を脱するために、姜子牙(きょうしが)は楊セン(ようせん)に次の戦に参戦するように命じる。一方、天に昇ったまま紂王(ちゅうおう)が戻ってこないことを心配する妲己は、連日祈りを捧げるが、連れ戻せないでいた。その姿を見た […]
文徳皇后に生き写しの鄭婉言は、ある陰謀の下に送り込まれていた。鄭婉言は計画の遂行に邪魔な武如意を殺そうと画策するが失敗し、逆に命を落としてしまう。鄭婉言殺しの罪を着せられた武如意は、無実を訴えるも捕らえられ、韋貴妃らによる執拗な拷問を受ける。徐慧は親友の武如意を救うため楊淑妃に助 […]
黄河の手前の殷の最後の要塞である、メン池城(めんちじょう)を守る張奎(ちょうけい)とその妻の高蘭英(こうらんえい)。ここに攻め入ったトウ嬋玉(とうせんぎょく)は、高蘭英との戦いで緒戦を勝利する。妻の蘭英から、トウ嬋玉の夫も地行術の使い手であると聞かされた張奎は、土行孫との戦いに挑 […]
開平からの書状――それは、アリクブカをおびき寄せるためにフビライが仕掛けた罠だった。軍営を焼き払って撤退する素振りを見せるフビライ軍への追撃命令を出すアリクブカ。1262年、フビライとアリクブカの兄弟は、開平の地で再び剣を交えることとなった。その最中、フビライ配下のアリハイヤが、 […]
武如意と徐慧は、新入りの鄭婉言と親しくなる。亡き文徳皇后に瓜二つの鄭婉言は、すぐに夜伽の相手に選ばれた。だが李世民は鄭婉言に触れようとせず、かえって承慶宮の武如意に安らぎを求める。彼は言動まで皇后に似ている鄭婉言に不信感を抱いていたのだ。李世民と武如意が絆を深める一方で、鄭婉言は […]
臨潼関の殷の陣営では、トウ昆(とうこん)とゼイ吉(ぜいきつ)が、これから殷につくか、それとも周につくかを二人で議論していた。やがて周へ帰順することを決断したトウ昆は、姜子牙(きょうしが)への手紙を土行孫(どこうそん)に託すことに。翌日、周と殷の戦が行われ、牛泉が以前と同じ手を使っ […]
カラコルムと5人の猛将を取戻し、意気が上がるアリクブカ陣営の中で、ひとりフチだけが慎重に事態を見極めていた。彼の意見を受けて、アリクブカは諸王を味方に引き入れて兵力を増強する策に出る。一方、フビライの陣営では、早期の出陣を主張するチャブイと、時期を伺おうとするフビライの間に不協和 […]
文徳皇后の仮面を承慶殿から持ち出した武如意は、陛下にその罪を問われる。窮地に陥った武如意は、韋貴妃から挽回の機会を与えられるも“文徳皇后を哀れむ”と発言したため、牢に留置される。しばらく経つと武如意は甘露殿に召され、皇后を哀れんだ理由を陛下から尋ねられる。一方、武如意が陛下に召さ […]
臨潼関(りんとうかん)の殷の陣営にやって来た申公豹(しんこうひょう)。彼は周との戦いの先方将軍に牛泉(ぎゅうせん)という若者を抜擢する。申公豹の期待に応えて、次々と周の将軍を捕らえることに成功する牛泉。一方、周の陣営には姜子牙(きょうしが)が駆けつけ、百戦錬磨の将軍たちが無名の若 […]