アリクブカがカラコルムを急襲した――姚枢(よう・すう)からの知らせを受け、フビライは大軍を率いて都へと向かう。しかし、悪天候に阻まれ、行軍は遅々として進まない。そしてこの時、都はすでにアリクブカの手に落ちていた。ひと足早く都の近くで合流した姚枢と劉秉忠(りゅう・へいちゅう)は、善 […]
武如意は忍び込んだ承慶殿で美しい仮面を見つける。その仮面を着けて「蘭陵王」を舞っていると李世民が現れ武如意の手を取り踊り始める。だが、相手が陛下とは知らない武如意は仮面をつけたままその場を後にしてしまう。翌日、文徳皇后の宝が紛失しているとの知らせを受けた李世民は、盗んだ者は死罪に […]
妲己の計画を実行するために、天に昇って武王の精気を奪い取ろうと企む紂王(ちゅうおう)。朝、鶏が鳴くまでに戻らなければ、地上に戻ることができないと妲己に忠告されるが・・・。その頃、殷の陣営では、守将の欧陽惇(おうようじゅん)が周への攻撃命令を出さずにいたが、韋吉と公孫鐸(こうそんた […]
「大ハンはもちろん、李(り)殿をも失望させません」――アリクブカに忠誠を誓った様子で李タン(り・たん)と密談する劉秉忠(りゅう・へいちゅう)。その姿を盗み見たユンリンの驚きと失望は大きかった。李タンが去ったのを見届けた彼女は、劉秉忠の前に姿を現す。ユンリンはあれこれと問い質すが、 […]
劉賢妃が階段から落ちて流産する。これまで韋貴妃の手先として、言われるままに悪事を働いてきた劉賢妃は、ついに反旗を翻した。だが結局、自害に追い込まれる。一方、武如意たち才人は、「蘭陵王」の舞を習得すべく、稽古に励んでいた。韋貴妃の根回しもあり、最終的に蘭陵王に選ばれた蕭薔は、李世民 […]
于先を生け捕りし、子魚の前に連れてきた武王は、子魚から真実を聞き出そうとする。しかし、子魚に刀を突きつけられた于先がすべてを語ったことで、事態は思わぬ結果を招いてしまう。ショックのあまり、血を吐いて寝込んでしまう武王。一方、殷の都でも、紂王(ちゅうおう)が病に臥していたが、その姿 […]
「劉(りゅう)殿の協力があれば中原の大部分を手中に収め、大業を成せましょう」。子聡(しそう)こと劉秉忠(りゅう・へいちゅう)は、李タン(り・たん)に協力することを承諾した。この知らせに気をよくしたアリクブカは自ら劉秉忠のもとを訪ねると、配下となってフビライ打倒に力を貸してほしいと […]
武王のもとに戻ってきた子魚だったが、ナタから「于先(うせん)の妻となったのか」と聞かれても、何も答えずに泣くばかり。そんな彼女の様子を見た兵士の中には、武王に失望して兵士を辞める者も現れていた。その状況に追い討ちをかけるように、于徳(うとく)らが上空から猛毒を撒き散らし、周の兵士 […]
別人のように美しくなったミーと再会したユーエン。ミーのおかげで家族と和解したユーエンは、明るく前向きな彼女に次第に惹かれていく。それを知ったシューシエンは、ミーを食事に招待し…。そんな中、シャオトンと順調な結婚生活を送っていたズーハオは、ある日、出張に出かけたシャオトンから一枚の […]
開平へと向かったフビライの代理として、カラコルムの統治を任されたチャブイ。彼女は困窮する民と戦死者の遺族を支え、人心の安定を図ろうとする。その一方で、董文用(とう・ぶんよう)・文忠(ぶんちゅう)兄弟に警備の強化を命じ、フビライが戻るまで何としてでも都を守り抜こうと決意を新たにする […]
碧遊宮の通天教主が敷いた誅仙陣(ちゅうせんじん)を打ち破るために、各地の仙人たちを呼び寄せる姜子牙。やがて、彼の師兄である太上老君(たいじょうろうくん)や元始天尊(げんしてんそん)に加え、西方から準提道人(じゅんていどうじん)と接引道人(せついんどうじん)がやってくることに。誅仙 […]
シャオトンとユーエンの結婚式当日。気持ちを抑えきれなくなったズーハオは、シャオトンに愛を告白。彼女を式場から連れ出すが…。一方、金鮮食品の御曹司となったユーエンは、会社での実習に嫌気がさして家出する。行く宛の無いユーエンは、合鍵を預かっていたミーの家に泊まることに。そこへ留学先か […]
アリクブカ宛ての密書からボリタ殺害に関する真相を知ったフレグは、フビライに加勢することを決断する。突如フレグの兵が敵に回り、慌てふためくアリクブカ。ハイドゥが連れ戻ると当てにしていたアルチの兵馬も、チャブイに掌握されていた。形勢逆転――挟撃されたアリクブカ軍は壊滅し…。
殷軍に捕らえられた李靖(りせい)らを救うべく、殷軍の護送車を襲った楊任(ようじん)。殷軍の護衛兵を破った彼は無事、李靖らの救出に成功する。やがて、周の陣営を訪れた楊任は、穿雲関(せんうんかん)にいる呂岳との戦いで先鋒を買って出ることに。その頃、病に侵されていた姜子牙(きょうしが) […]
1年後、弁護士事務所を立ち上げたズーハオの前に、突然ユーエンが現れる。再会の喜びもつかの間、ユーエンは女好きの遊び人に変貌していた。さらには、シャオトンが工場の爆発事故で聴覚を失ったため、仕方なく彼女との結婚を決めたと言い始め…。シャオトンの不憫な姿を見たズーハオは、彼女と別れた […]
京兆、陥落。チャブイはかろうじて生き延びたが、両親とイナが犠牲となった上に、いまだ城外へ出ることもかなわずにいた。これを機にフビライよりも優位に立ちたいアリクブカは、ハイドゥに命じて兄・フレグを懐柔することに。そんななか、京兆からの脱出計画を練るチャブイの前に、ハイドゥの部下・ム […]
竜安吉(りゅうあんきつ)率いる殷軍との穿雲関(せんうんかん)の戦いで、苦戦を強いられていた周軍。それを知った姜子牙はナタらを率いて周軍の陣営を訪れる。ナタが一撃で竜安吉を仕留め、戦いは周軍の勝利で終わったかに見えたが、姜子牙らに恨みを持つ呂岳が殷軍に加勢。戦況は再び混沌とし…。
1年間だけ日本支社に赴任することになったシャオトン。ユーエンも彼女について行くことを決心する。一方、ズーハオは弁護士になるために金鮮食品を退社。シャオトンへの想いを胸にしまい、最後の別れを告げるが…。その頃ユーエンは、シューシエンからズーハオが自分のためにシャオトンへの愛を諦めた […]
京兆城を包囲したハイドゥは、民を扇動してチャブイを生け捕らせる作戦に出た。この動きを察知したチャブイは、捕らえていた仇敵・アラムダルを処刑。いち早く皇宮を出て、城外脱出の機会をうかがうのだった。チャブイたちが逃げる隙を作るため、董文用(とう・ぶんよう)・文忠(ぶんちゅう)兄弟は、 […]
碧遊宮を訪れた一気仙や申公豹(しんこうひょう)らが、通天教主に対して姜子牙が碧遊宮を陥れようとしていると進言。その言葉を信じた通天教主は、彼らに姜子牙(きょうしが)とその師兄である懼留孫(くりゅうそん)を捕らえてくるように命じる。周の陣営にやって来た彼らだったが、南極仙翁(なんき […]