史太君(したいくん)が薛宝釵(せつほうさ)の誕生日を祝うために宴を開催。嫁ぎ先から里帰りした史湘雲(ししょううん)も加わり、久しぶりに邸の女性たちが一堂に会す。だが、賈宝玉(かほうぎょく)はふと悲しみに襲われ、荒れ果てた大観園(だいかんえん)で亡き林黛玉(りんたいぎょく)を偲ぶの […]
廬山を出立し、途中、諸葛孔明を祀った武侯祠で出師の表を書き写す岳飛。彼は二ヶ月以内に金軍を追い払う策を講じ、「敵を討たずして長江を跨ぐ事なし」と誓う。王貴を守るため、エン城に500の兵を残し留まる岳飛を、兀朮は大軍を率いて一網打尽にしようとする。
謀反を企んでいた曹安(そう・あん)の野望は潰えた。蘇瞳(そ・とう)が隠し持っていた巻物が皇太后へと渡り、曹安と趙国との密約が白日の下にさらされたのだ。左豊(さ・ほう)からの報告で、抱き込んでいたつもりの劉(りゅう)公公が、実は皇太后の密偵だったと知って愕然とする曹安。予期せぬ報せ […]
東厰の長・ホウ照天(ほう・しょうてん)が、張丹楓(ちょう・たんほう)を生け捕りにしろと、江湖の侠客たちに指令を下した。張丹楓は今や、朝廷からも追われる身となってしまったのだ。それを知った謝天華(しゃ・てんか)は、これまで以上に細心の注意を払って行動するよう、張丹楓に忠告するのだっ […]
道士・清雲(せいうん)は、悪事を重ねる蛇妖(じゃよう)と激しい戦いを繰り広げていた。形勢不利とみた蛇妖は、偶然に居合わせた江城(こうじょう)を見つけて憑依。なおも自分を追いつめようとする清雲に「江城は長い間探していた前世からの敵だ」と言い放った。江城を守ったことで蛇妖を逃がしてし […]
蘭陵王と雪舞(せつぶ)を呼び出した小憐は、残忍な"囚人遊び"を見せる。蘭陵王が小憐を諌め立派な皇后になるよう進言すると、小憐は代わりに雪舞の命を要求する。蘭陵王は激怒し雪舞を命がけで守ることを誓うが、小憐は2人を引き裂く策を用意していた。皇帝の命で蘭陵王が遠征 […]
寧国邸(ねいこくてい)は日頃の悪徳が罪に問われ、家財を没収される。栄国邸(えいこくてい)では賈赦(かしゃ)が世職を剥奪され、財産を没収されるが、その他の家財は戻され、賈政も現職に留まれることになる。だが、王熙鳳(おうきほう)が行っていた高利貸しが問題となった賈レン(かれん)の財産 […]
高宗に岳飛の召喚を命じられた秦檜は、医術に秀でた僧・信空を頼るが、その正体は死んだはずの劉コウ将軍だった。信 空は岳飛に「宋の臣下なら国を救わずして如何にする?」と説く。治療で回復した岳飛の目に、幻の鳥・大鵬が雲を突き抜けていく光景が広がる―。
黄楚明(こう・そめい)と石空塵(せき・こうちん)が都に戻れば、全ての企みが露呈してしまう――。曹安(そう・あん)は焦っていた。上官絶(じょうかん・ぜつ)は3人の暗殺を提案するが、失敗続きの部下の意見に耳を貸す曹安ではない。上官絶は激しく叱責されたばかりか、密偵として右軍府に潜り込 […]
陳(ちん)の文帝(ぶんてい)が援助の見返りとして要求したのは、娘の公主(こうしゅ)を皇后にすることだった。高湛(こうたん)はそれを拒否するが、陳の文帝は彼に処方した薬に密かに毒を盛っていた。それを知った陸貞(りくてい)は、解毒剤を得て高湛の命を助け、陳との戦争を避けて斉(せい)を […]
九娘(きゅうじょう)は采霊(さいれい)に、戦雲(せん・うん)は阿福(あふく)に憑依し、ともに胡嘯天(こ・しょうてん)と対峙する。復讐を果たさんとするその2人の前に道士・凌陽子(りょう・ようし)が立ちはだかった。激しい戦いの中、凌陽子の法術で憑依の術が解けてしまい逃げざるを得なくな […]
高緯(こうい)は蘭陵王(らんりょうおう)を孤立させるべく段韶(だんしょう)と斛律光(こくりつこう)を遠方に転任させる。さらに蘭陵王の忠告に反して皇后に冊立した小憐(しょうれん)のために仙都苑(せんとえん)建設を決める。建設の進行が遅いのを見た高緯は、蘭陵王に彼の軍隊を建設現場に差 […]
賈探春(かたんしゅん)が遠方へと嫁いで行き、ますます寂れた大観園(だいかんえん)は物怪が出るという噂が広がった。その頃、香菱(こうりょう)を殺そうと考えた夏金桂(かきんけい)が自業自得の死を遂げ、地方に赴任していた賈政(かせい)が都に帰還する。そこで邸では男女に分かれて賈政の帰宅 […]
権力を掌握した秦檜は、政敵や志ある者を次々抹殺する。一方、愛馬を老衰で失い目の病を悪化させた岳飛は、廬山に籠り世間と距離を置く。だが和解政策が崩れ、兀朮の軍が再び南下。朝廷は大混乱に陥り、韓世忠は対抗するには岳飛を呼び戻すしかないと主張する。
黄楚明(こう・そめい)と石空塵(せき・こうちん)が都に戻れば、全ての企みが露呈してしまう――。曹安(そう・あん)は焦っていた。上官絶(じょうかん・ぜつ)は2人の暗殺を提案するが、失敗続きの部下の意見に耳を貸す曹安ではない。上官絶は激しく叱責されたばかりか、密偵として右軍府に潜り込 […]
婁皇太后が皇子の偽者を用意して傀儡(かいらい)政権を作ろうとしていると知った陸貞は、危険を冒して宮中に戻る。そこに、死んだと思っていた高湛が軍を率いて帰還し、婁皇太后の野望を打ち砕く。こうしてついに敵討ちを果たし高湛が、新たな皇帝に即位。だが、彼を援助した陳の文帝が思わぬ要求を突 […]
世話になった遊牧民たちに別れを告げる雲蕾(うん・らい)。ふと振り返れば、張丹楓(ちょう・たんほう)はすでに馬を駆って遠ざかっていくところだ。何度も危ないところを救われ、摩訶(まか)兄弟のもとから兄の雲重(うん・じゅう)さえも助け出したという張丹楓――憎むべき仇である彼の後ろ姿を眺 […]
高緯に助けられた鄭児(ていじ)は、罪人のため宮廷で隠れて暮らすしかないことに不満を募らせていた。そこで親友の宮女・馮小燐(ふうしょうれん)を呼び出し毒殺する。"馮小燐"という新たな身分を手に入れ、高緯から妃に娶られた鄭児は体調不良を訴え、雪舞(せつぶ)に看病さ […]